9回戦(7勝2敗)
勝利投手 矢崎1勝1敗
敗戦投手 田口1勝1敗6セーブ
(C)菊池5号
(S)-
打点
(C)小園①菊池①坂倉②
(S)松本①山田①
投手
※数字は自責点
(C)アドゥワ-塹江-黒原-矢崎
(S)石川①-大西-木澤-山本-田口②
先発アドゥワは味方の失策で失点を重ねるも6回1/3を3失点で降板。
打線は5回裏に菊池の本塁打で逆転も以降は最終回まで沈黙。
敗色濃厚の9回裏2死から坂倉の逆転適時打でサヨナラ勝ちを収めカード3連勝。
------------------------------------------------
昨日は珍しく打線が5回までに5得点と纏まった得点を得て先発の九里亜蓮の好投を後押しする形となったカープはカード勝ち越しを決めての試合。
今日の先発は前回登板で味方のエラーのせいで自責点3ながら5失点を喫して敗戦したアドゥワ誠でしたが、そのアドゥワは今日もいきなり1回表に小園海斗の失策で失点を喫するという不運。
以降は粘りの投球で6回終わって1失点で今季最長の7イニング目に突入しましたが、ここでも菊池涼介が平凡なゴロをトンネルするという数年に1度単位とも呼べるまさかの不運に見舞われて逆転を許し自責点0ながら3失点で逆転を許すという大変可哀想な結果となってしまいました。
アドゥワと言えば、開幕当初は投球内容の割に貧打の筈の打線から援護を得て勝ち星を積み重ねられる幸運ぶりが話題にはなりましたが…ここ最近は味方に足を引っ張られる場面が増えてきている反面投球内容は良くなっているのですからなんとも皮肉な事です。
だからこそ、ここで挫けず次回も頑張って欲しいものです。
一方、上記の度重なるエラーで先発の勝ち星を消したばかりか終盤8回裏も羽月隆太郎の迂闊過ぎる盗塁で好機を逸するなど、とにかくミスが目立ちました。
理想的な序盤の攻撃を見せた昨日から案の定いつも通りの貧打に戻っていた打線の酷さも相まってどう考えてもこのまま試合は敗戦で終わる筈だったのですが…。
最終回に2死2塁からまさかの坂倉将吾の逆転でのサヨナラという劇的な勝利を飾ってしまったのですから分からないものです。
坂倉は、4試合ぶりの先発となった昨日本塁打こそ放ったものの以降は打てず今日も2打数無安打で打率はそろそろ1割台が迫っていた状況でしたから、このような場面で全く期待できる選手ではなかっただけに驚きです。
直前に13球も粘った末に出塁してチャンスを広げた石原貴規の粘りも功を奏した形ですが、こういう場面で長打を放てる打者は皆無なチームだけにこれをきっかけに坂倉にはもう少し打率や打点をまともな数字に戻す活躍を見せて欲しいものです。
現状は「完全に育て方を間違えた中堅」に過ぎない彼ですが、かつては主力打者としての期待はあっただけに…。
