12回戦(5勝6敗2分)
勝利投手 大竹5勝4敗
敗戦投手 九里4勝5敗
セーブ投手 岩崎3勝3敗11セーブ
(C)-
(T)佐藤輝4号①5号①
打点
(C)矢野①
(T)佐藤輝②
投手
※数字は自責点
(C)九里-ハーン-黒原-森浦
(T)大竹-ゲラ-桐敷-岩崎
先発九里は本塁打2本含む8安打を浴びるも6回2失点で試合を作る。
打線は5回2死まで無安打の拙攻で散発3安打。
リリーフ陣が無失点で抑えるも連夜の貧打で惨敗を喫し3連敗
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昨日は先発の森下暢仁が球史でも稀な記録を残したうえで8回無失点の好投を見せながらもはや打席に立っている姿を見る事すら不快なレベルの打者どものせいで勝利出来ませんでした。
そういう事実がある以上、現状のカープでは今日のように先発が2失点以上を喫してしまえば敗北するのは必然と言えたでしょう。
先発の大竹耕太郎には大方の予想通り…いや「予定通り」に自責点をつける事すらできず、今日の敗戦で通算8連敗だそうですが特に失望する必要は特にないでしょう。
そもそも、こんな打線相手に打ち込まれるプロ野球投手なんてこの地球上のどこに探してもいないのですから。
はっきり言って大竹は右腕で投げても悠々無失点で抑えられた事でしょうし…。
だいたい、ここ5試合で1安打の選手が3番でスタメンなんてふざけているとしか言いようがないですが…残念ながら代わりが務まるまともな選手も皆無でこの状態はシーズン終了まで続く事かと思います。
そういう訳で今季はもはや改善の見込みがない史上最低打線の話は当面は止める事にします。
私は「プロ野球選手」の話がしたいので。
先発の九里亜蓮は今季不振が続く佐藤輝明に2本も本塁打を浴びるという不覚をとり6回を被安打8本に2失点という内容でしたが、試合自体は作っているので勝利に値する投球だったかと思います。
これで5試合連続でQS以上となりその間の自責点も僅かに3とすっかり調子を取りも出したといえます。
「プロの打者が皆無」というチーム事情から開幕から取りこぼし続けた勝ち星を取り戻すのは容易ではありませんが、このペースを何とか維持して欲しいもの。
また、以降を繋いだリリーフ陣もいずれもいわゆる「勝ちパターン」ではないにも関わらずいずれも素晴らしい数字を残し続けてくれています。
なかでも大幅に出遅れたものの来日以来未だに自責点0のテイラー・ハーンに加えて1ヶ月以上に渡って無失点が続く黒原拓未は注目に値するでしょう。
森下、栗林良吏に比してここまで期待はずれのドラフト1位から脱却しつつある黒原はゆくゆくは先発ローテーションにという声もあるようですが、彼の天職はやはり今日のようなミドルリリーフ。
彼らのように「打線が存在しないも同然」というチーム事情から考えると僅差のビハインである程度イニングを消化できるというのは大変重要な役割となる訳ですし、疲れが顕著な島内颯太郎のような投手を休ませる事にも繋がります。
こういう投手たちがブルペンに控えているという事は、つくづく打線の事さえ考えなければ安定したチームなのだと改めて思える次第です。