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カープと趣味の日記

07/07(日)●「七夕の幻滅」(カープ2024)

中日ドラゴンズ2×-1広島東洋カープ

13回戦(3勝9敗1分)

バンテリンドームナゴヤ

 

勝利投手 マルティネス1勝2敗26セーブ

敗戦投手 栗林3敗22セーブ

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)堂林①

(D)カリステ①板山①

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村①-森浦-島内-栗林①

(D)松葉①-清水-松山-マルティネス

 

先発玉村は初回に先制点を許すも以降は好投で6回1失点と試合を作る。

打線は4回まで松葉にパーフェクト投球を許したうえで堂林の犠飛の1得点のみ。

最終回に栗林がサヨナラ打を浴びて3連敗し首位陥落。

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7年ぶりの勝ち越しを決めた交流戦期間中に首位浮上となっていたカープですが、交流戦明け後の大崩れで事実上の首位陥落。

とはいえこれを「まさかの」という枕詞は不要でしょう。

だいたい打線があれだけ機能していないチームが勝ち越しはおろか、リーグ首位に居座っていること自体が異常な事なのですから…。

 

先発を務めた玉村昇悟は初回にいきなり失点を喫して早々に試合を事実上終了させてしまったのは残念でしたが、以降は落ちついた投球を披露して最終的に6回1失点で好投だったと言えるでしょう。

これが週末の試合かつ僅差での試合で無ければもう1イニング行かせても良かったように思えますので次回こそはもう少し長くマウンドに立てるような投球を期待したいものです。

まあ、その為には彼独力ではどうにもならない訳ではありますが…。

 

一方、栗林良吏は今日の試合で先週に続いて2週連続でサヨナラ負けという結果に。

ちなみに栗林が今季喫した3敗はいずれもセーブがつかない同点での登板の場合のみです。

彼がシチュエーションを選り好みするような無責任は投手ではない事は言うまでもありませんが、やはりリードを守る時と同点の時でのクローザーの心理状態とは難しいものだと実感します。

とはいえ、このカードで救援陣の失点はこの1失点のみで全体で見れば相変わらずのハイパフォーマンスですから責めるべき要素は全くないと言えます。

むしろ、これもまた「プロ未満」の打線のせいなのですから。

 

その打線は、今日は2番に今更の中村奨成に加えて3番には何故一軍レベルとは言い難い選手に過ぎない二俣翔一と若手・中堅どころを起用。

最初にスタメンを聞いた時、ナゴヤドームナゴヤ球場を取り違えてしまったのではと思ったファンは私だけでしょうか?

こういうチームが沈滞している時期には「若手を使え」とやたらと外野からの声がかかるのはプロ野球の常ではあるのですが、改めて現実をファンに見せつけただけでした。

すなわち「このチームには素質や才能のある選手がそもそも皆無である」という若手が躍動するという願望への幻滅を…。

そもそも、ここ最近の打撃面でのチームの低迷は新人・助っ人含めた球団のスカウト能力の低下及び、フロントの怠惰によるチーム作りの失敗にその原因があります。

そうである以上はいくら素質のない若手・中堅をいくら使ったところで無意味な事です。

要するにこのチームの打線についてはもはや現場レベルでどうにか出来るような代物ではないのです。

新井監督は図らずもその事実を私たちに教える形になってしまいました。

そうである以上はこのチームが上位はおろか最下位に転落するのも時間の問題という事です。