11回戦(9勝2敗)
勝利投手 黒原2勝2敗
敗戦投手 田口1勝3敗7セーブ
(C)石原3号①
(S)-
打点
(C)石原①
(S)-
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良-ハーン-塹江-栗林-森浦-黒原
(S)小澤-高橋-大西-山本-木澤-田口①
先発大瀬良は序盤制球に苦しむも6回を2安打無失点の好投。
打線は再三の好機を逸して10回裏まで無得点の拙攻。
リリーフ陣が7回以降を1安打無失点で凌ぐと延長11回裏に石原の本塁打でサヨナラ勝利を納め2連勝。
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最終的には延長11回裏に石原貴規のプロ入り初となるサヨナラ本塁打が飛び出るという劇的な結末にはなりましたが…この試合の感想を一言で言えば「異常な状況の試合」という感想しか出てきません。
梅雨明けしていないにも関わらず人体の体温を超える気温が例年続いているこの時期にデイゲームを行うという事がまず異常な事。
気温があまりに高い日の場合、横浜スタジアムのナイターでは選手が打撃練習と取りやめる事があるぐらいであるにも関わらず14時から試合を行うという行為が信じられないです。
先日、ナイターでの試合であるにも関わらず熱中症の症状の為、緊急降板したドラゴンズの涌井秀章の例もある訳ですから選手にとっても危険です。
ましてやペットボトルの持ち込みを禁止しているマツダスタジアムで炎天下に晒される観客には高齢の方もいる訳です。
どうも、この松田家を始めとするカープという球団の関係者は観客や選手の安全を二の次にしたがる傾向が顕著でプロスポーツの興行を主宰する資格がないような組織にしか見えない時があるように思えます。
こんな馬鹿げた松田家とカープ球団の愚行に付き合わされるスワローズの選手やファンにも大変申し訳ない気持ちしかありません。
幸いな事に曇天の中で幾分暑さが和らいだ状況で始まった試合ですが、それでも選手にハイパフォーマンスを期待するのは難しいコンディション。
そんな中で大瀬良大地は序盤こそ四球連発でピンチを招いたものの全体的には落ち着いた投球を披露してくれました。
最終的には6回を与四球3被安打2の無失点と一度は途切れた無失点イニング記録をまたしても再開させようという気概を見せるような内容と結果は驚異的です。
また、7回以降にその大瀬良からバトンを受けたリリーフ陣も永遠に点が入りそうにない試合展開の中で出した走者は僅かに失策含んで2人のみで2塁すら踏ませない粘りは素晴らしいもの。
不振で登録抹消された島内颯太郎の穴を現状ではしっかりと埋めきってくれています。
そんな投手陣の頑張りを台無しにしかけたのが打線。
6回以降は毎回得点圏に走者を進めながら安打一つ打てないというチキンハートぶりで、最後にようやく得点をもたらした石原貴規のまぐれ当たりなどその酷さの前では些末な事にすら思えます。
中でも9回裏1死1塁2塁の場面でパニックになったように何でもかんでもバットを振り回すという異常な醜態を晒した挙句、三振に倒れた二俣翔一の打席に至っては「なんでこんな選手が一軍の、それも一打サヨナラの大事な場面で打席に立っているのか…」と暗澹たる気持ちになりました。
彼のような明らかに実力も才能も感じられない凡庸な選手をああいう場面で出せざるを得ないという現状を見るとこのチームの未来は明るくないと改めて思えます。