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カープと趣味の日記

7/17(水)○「助っ人の初来日が発見された事よりも…」(カープ2024)

横浜DeNAベイスターズ0-3広島東洋カープ

13回戦(8勝5敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 森下7勝3敗

敗戦投手 東8勝1敗

セーブ投手 栗林3敗24セーブ

 

本塁打

(C)シャイナー1号③

(De)-

 

打点

(C)シャイナー③

(De)

 

投手

※数字は自責点

(C)森下-森浦-栗林

(De)東③-坂本-中川虎

 

先発森下は試合中盤以降のピンチを凌いで7回無失点の好投。

打線は6回まで3塁踏めない拙攻も7回表にシャイナーの3ランで先制。

リリーフ陣も無失点で抑えるリレーを見せて完封勝利。

シャイナーは来日初本塁打を記録。

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昨日、試合前の降雨で試合が流れ実に今季8試合目の中止に見舞われたカープは1日挟んでのベイスターズとの3連戦3試合目。

実は、私も昨日は横浜スタジアムで開場後に試合中止に見舞われるという体験を久しぶりにしたのですが…まあ、天気には勝てないという事です。

また、チームにとっては少なくとも圧倒的に不利なこのカードでの3連敗の可能性はとりあえず回避できたのですから良かったかもしれません。

もっとも、今日は相手先発が今季8勝無敗とリーグ屈指の安定感を誇る東克樹とこの3連戦で一番苦しい試合となる事が容易に想像はできました。

試合も中盤まで例の如く打線は全く歯が立たずいたずらにイニングを消化する為だけの存在と同じという状況。

そんな好投手との絶望的な投げ合いの中で森下暢仁は7回無失点と素晴らしい結果を見せてくれました。

被安打6と2与四球と決して圧倒的とは言い難いですが1点たりとも失えばその場で敗戦が確定という相変わらずの状況での粘りは今日の勝利の真の立役者と言えるでしょう。

後述のまぐれ当たりでこのチームに実は助っ人野手が「来日していた」事が分かった事などよりもよほど…。

 

6回まで3塁すら踏めず、7回表も無死2塁3塁から外野フライすら打てず2死に追い込まれていた史上最低打線の面目を保ったのはジェイク・シャイナーの意外過ぎる一発でした。

来日して以来オープン戦含めて全く日本の野球に馴染めず、開幕直後に故障。

復帰後もあれだけ長打力が不足しているチーム状況にあってなかなか呼ばれなかったのは2軍ですら2割を切るというあまりに酷すぎる成績からで、末包昇大の故障がなければ新井監督も一軍に呼ぶつもりは毛頭なく、来月末辺りには帰国してシーズンを終えるのは確実だったようなレベルの匹夫です。

一応、一軍に上がってから何本かショボい単打こそ放っていましたが、私はその存在を意図的に無視していました。

はっきり言って、性格の良さ以外は攻守で取り柄が全く分からない…というよりそもそも本当に前年までアメリカでプロ野球選手をしていたのかどうかすら疑わしい人物なのですが…。

私含めて誰も彼には毛ほども期待していなかったなかで、リーグ屈指の好投手からの来日初本塁打とは大変な驚きです。

まあ、こんなまぐれ当たりが出たところで彼が既に日本旅行を終えたもう一人の選手(名前忘れました)と並んで球団史上最低の助っ人野手コンビの片割れであるという事実は未だに代わりませんし、帰国のスケジュールが少し遅れた程度の事でしょう。

まあ、期待しない事です。

 

にも関わらず、私含めてそれをこれだけ多くのファンが喜べるのは彼の性格の良さ故…ではなく、やはり根底にあった今日の森下の活躍があるという事を改めて実感します。

やはり今日の勝利は森下の勝利なのです。