14回戦(7勝6敗1分)
勝利投手 床田9勝5敗
敗戦投手 村上3勝7敗
セーブ投手 栗林0勝3敗25セーブ
(C)-
(T)-
打点
(C)シャイナー①
(T)-
投手
※数字は自責点
(C)床田-ハーン-栗林
(T)村上-桐敷
先発床田は初回から走者を背負いながら粘りの投球を続け7回無失点の好投。
打線は3回まで1人も走者を出せない拙攻で7回表の無死満塁の好機も1点に留まる。
終盤はハーン、栗林が無失点に抑えて2試合連続の完封勝利で連勝を飾り首位浮上。
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オールスター戦前の前半戦最後のカードの舞台は甲子園。
ほとんど勝てずに相手の優勝に貢献しただけの昨年とは異なり、今季は意外にも前半戦は全てカード勝ち越しを決めている球場なのですが、やはり重苦しい試合展開となりました。
先発の床田寛樹は初回からいきなり連打を浴びてピンチを背負うという苦しい立ち上がり。
何とか凌いで以降は6回まで安定した投球を見せてはくれましたが、7回表に3連打で無死満塁の大ピンチを迎えるなど盤石とは言い難い内容ではありました。
ここ3試合はQSこそは達成している物の圧倒的とも言い難い投球で不安しかありませんでしたが、走者を背負って以降の粘りが今日は驚異的でした。
これで床田は4試合ぶりにHQS以上と達成し、今季の前半戦は9勝で自己ベストの11勝目の更新も間近となったほかQS率は100%も維持。
試合をとりあえず作れるだけの投手では勝ち星が入らないチーム状況を考えると本当に素晴らしい結果を残してくれたと言えます。
昨年は後半戦になかなか勝てず勝ち星を延ばす事ができませんでしたが、今季こそはこの壁を破って欲しいものです。
もっとも、それには彼以外の選手…というか主に打線の協力が必要なのですが…。
その打線は今日一軍初昇格ばかりかつ今季未出場の中村貴浩を5番で起用するという半ばやけくそ気味なオーダーで試合に望みましたが案の定、全く機能しませんでした。
今季は、次から次へと二軍から中村が補充されますが試合を決する活躍を見せられていません。
まあ、今日の「3人目の中村」はしっかり初スタメンから安打は放っただけ他の二人よりはマシかもしれませんが…。
結果的に7回表に無死満塁の好機でジェイク・シャイナーの併殺崩れによる1得点のみ。
その後に続いた1死満塁の好機も坂倉将吾の拙い走塁で潰してしまうなど本当にこのチームの打線の酷さは前半戦で全く変わらない事実を見せつけたかのよう。
読売が敗れた為、とりあえず首位には何故か返り咲いた形ですが、この戦い方を前半戦通して続けて勝てたのは改めて奇跡だと実感できます。