15回戦(8勝6敗1分)
勝利投手 森浦2勝
敗戦投手 富田1敗
セーブ投手 栗林3敗26セーブ
(C)-
(T)-
打点
(C)小園①
(T)-
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良-塹江-ハーン-森浦-栗林
(T)及川-石井-桐敷-岩崎-ゲラ-富田-加治屋
先発大瀬良は4回まで走者を出さない投球で7回無失点の好投。
打線は初回の好機を逃すと以降は延長戦まで散発4安打の拙攻。
リリーフ陣が8回以降も無失点で抑えると延長11回表に小園の犠飛で勝ち越し2連勝。
------------------------------------------------
津田恒美の命日からちょうど30年目となるこの日のかープの先発はその背番号を引き継いだ形の大瀬良大地というのは何とも奇縁を感じます。
その大瀬良は4回まで一人も走者を出さないパーフェクト投球を見せるなどナイターとはえ真夏の暑さでの試合とは思えないほどの圧倒的な投球を見せてくれました。
これで大瀬良は2試合連続無失点となり一度は途絶えた連続無失点記録への挑戦に再び挑むような形となり防御率もリーグ1位の0.88と相変わらずの驚異的な数字。
また、後を引き継いだリリーフ陣も1本の安打すら許さずほぼパーフェクトで抑えきってくれました。
こちらも島内颯太郎が1軍から外れてからどうなるものかと思いましたが、森浦大輔、テイラー・ハーンなどが中心となってその穴を完璧に埋めてくれている事が改めて示されました。
こういう風に投手だけの話をすればいかにも圧勝で試合を制したように聞こえるのですが…残念ながらやはり打線のせいで昨日以上に重苦しい状態で延長11回まで戦う事となりました。
特に今日は5番に入って好機をことごとくぶち壊すだけだった上本崇司の酷さが際立っています。
昨日は9回裏に見せた好守を見せてくれるなど守備では特に文句はないのですが…守るだけが野手の仕事でない以上、本当にスタメンで試合に出すべきレベルの選手ではないのは明らかだと思います。
まあ、変わりはいないのですが…。
結局、相手の四球とエラーで貰った好機で出た小園海斗の犠飛で先制及び勝ち越しが出来たのですが…2試合続けて相手投手に自責点が一切奪えない形で勝利を収めるなんて不条理としか言いようがありません。
もっとも、それ以上に不条理なのはノーヒットノーランに球団2位となる連続イニング無失点記録を打ち立てた大瀬良がたったの4勝で前半戦を終えるという事でしょう。
これだけの活躍の投手の勝ち星がたったの4などとはあまりにも不公平かつ馬鹿げた事で怒りしか感じません。
このチームの打者たちはこれを見るにつけて自分たちの存在がチームの…を通り越してプロ野球の歴史の中でも全体で恥でしかないという自覚をもっと持つべきだと思えます。