16回戦(11勝5敗)
勝利投手 島内7勝6敗
敗戦投手 中川虎1勝3敗
セーブ投手 栗林4敗29セーブ
(C)-
(De)-
打点
(C)中村貴①菊池①
(De)フォード①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良①-島内-栗林
(De)石田裕①-ウィック-ウェンデルケン-中川虎①
先発大瀬良は再三のピンチを最少失点で凌いで7回1失点の好投。
打線は3回裏に野選で先制し、8回裏に菊池の適時打で勝ち越しも2得点に留まる
島内と栗林が凌いで連日の接戦を制してカード3連勝で首位浮上。
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一昨日はサンフレッチェ広島と対戦する為、来広したシュトゥットガルトの選手たち、昨日はかつてカープで活躍したエース、クリス・ジョンソン氏と豪華な来場者を迎えたマツダスタジアムでしたが…。
今日は安芸太田町加計で、観測史上で県内初の39度を記録するなど強烈な猛暑に見舞われました。
そんな暑さに負けない白熱の試合を…と思いきや両チームとも打線がさっぱりでお互いに拙攻の山を作り続けるだけの試合展開に終始する事になった形です。
後半戦最初の登板となった先発の大瀬良大地は初回から連打を浴びるなど、7安打4四死球と精彩を欠いた投球となってしまいましたが、昨日の床田寛樹と同様に要所で底力を発揮。
最終的には7回1失点と素晴らしい結果をオールスター明けから見せてくれました。
しかし、それでも勝ち星はつかず、防御率0点台と驚異的な数字とは裏腹に既に1ヶ月以上も勝ち星から遠ざかっています。
このペースではもはや二桁勝利は風前の灯火で、大変不公平さしか感じません。
一応は今日勝って首位となったチームですがいまいち攻守で一体感を感じられないのはこういうやりきれない立場の投手が多すぎるからでしょう。
一方、結果的に1点差を守り切った島内颯太郎と栗林良吏はいずれも結果は残したものの投球内容から見ればいつ大量失点してもおかしくない雰囲気しか感じられず、明らかに疲れている様子。
特に先週の神宮球場で2死から逆転サヨナラ打を浴びた栗林はなかなか空振りが取れないところを見ると再び大崩れの予感が漂います。
昨年の夏にもありましたが、登録抹消とまではいかないまでもどこかで彼らに代役を立てて凌ぐという場面も出て来るかもしれません。
つまり、昨年に続いてとにかく耐え続ける夏が到来したという事です。
勿論、暑さという観点以外で。
とはいえ投手陣にいくら疲れが見えているとはいえ、打線などよりは遥かにマシでしょう。
先々週にまぐれ当たりの本塁打を放って以降はいてもいなくても一緒だったジェイク・シャイナーは再び故障で二軍落ち。
恐らくはこのまま今月末辺りには帰国の途について事実上の退団になる事かと思われます。
同時にこれだけ新人、助っ人と補強がほぼ大外れであったにも関わらず、この日をもって何もないまま補強の期限を終了させてしまったカープ球団には呆れるばかりです。
しかも、チームは何とか戦力をやりくりしてリーグ上位につけているという状況で…。
これは例えて言うなら市中で暴動が起きているにも関わらず淡々とオフィスワークをこなして定時で家に帰ろうとしているかのようなもので、もはや怠惰という言葉だけで片付けられるものではありません。
結局のところ、松田家を始めとするカープフロントは最初から優勝など目指してチーム編成をしていないという事でしょう。
こういう現実を見るにつけて、つくづくカープから松田家がいなくなってくれさえすればと夢想せざるを得ません。
どう考えても球団にとっても選手にとっても何よりファンにとってもメリットしかない訳ですから。