15回戦(5勝9敗1分)
勝利投手 森下8勝4敗
敗戦投手 大野1勝3敗
セーブ投手 栗林4敗30セーブ
(C)-
(D)-
打点
(C)森下②秋山①
(D)福永①
投手
※数字は自責点
(C)森下①-栗林
(D)大野①-祖父江-岩嵜①-橋本
先発森下は7安打を浴びながら耐えて8回1失点の好投。
打線は5回裏に相手失策で追いつくと森下の適時打で逆転に成功。
攻守に渡る森下の活躍を見せて5連勝でカード勝ち越しを決める。
栗林が2年ぶりに30セーブ目に到達。
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ここ3試合で僅か5得点ながらいずれも1点差の試合を制して4連勝に首位奪取と不可解極まりない成績を残しているカープは、今日も先発を始めとする投手陣への過度な依存に頼らざるを得ない試合展開でした。
にも関わらず3回表に森下暢仁が先制点を許してしまったので、この時点で試合を諦めざるを得ませんでした。
しかし、5回裏に一気に3得点で逆転に成功してしまう訳ですから勝負はわからないものです。
今日の先発の森下は被安打7に与四球1とさほど圧倒的と呼べる内容ではありませんでしたし、3回裏に先制された直後に菊池涼介のビッグプレーでの併殺がなければ、そのままノックアウトされた可能性も高かったかと思います。
とはいえ、8回1失点と十二分に結果を残している以上は、相変わらず援護のない状況においてチームにとっては救いの存在と言えるでしょう。
もっとも、彼が今日の試合において「救いの神」となったのは.290台と規定投球回に到達している投手としては異例なほど高い打率を誇る打棒でした。
矢野雅也の犠打を試みた場面で相手先発であった大野雄大のとんでもない送球のおかげで同点に追いついた5回裏の好機で見事な適時打。
その綺麗なセンター返しは得点圏での振る舞いのお手本とも呼べるべきで、同じシチュエーションで打席に立てばどいつもこいつもパニックに陥いる見苦しい野手どもに教えを示してくれました。
これだけの価値を打席で示せば来週月曜日午後の地元ラジオに出演している某老人も、どれだけ森下がガッツポーズしても文句の言いようがない事でしょう。
まあ、この森下からの有難い教えを野手陣が理解してくれるとも到底思えませんが…。
今日も非常に苦しい展開でしたが、この勝利で5連勝かつ2カード連続勝ち越し。
このチームの打線の酷さを考えると正直、不可解としか言いようがないのですが…。
相手チームが守備や走塁、更には選手起用においてもミスを連発している姿が目立つこのカードを見るにつけ、とりあえず投手が安定して野手陣も打てないなりに守備でのミスが少なければ何とかなってしまっているようにも思えます。
もっともそれは下位チーム相手での話なのでしょうし、毎試合毎イニングビッグプレーを期待するのも現実的ではないのは言うまでもありません。