16回戦(6勝7敗3分)
東京ドーム
勝利投手 戸郷8勝6敗
敗戦投手 大瀬良4勝2敗
(C)-
(G)-
打点
(C)-
(G) モンテス①戸郷①ヘルナンデス①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良②-河野-コルニエル
(G)戸郷
先発大瀬良は要所を締めて6回まで無失点も7回に打ち込まれて4失点でノックアウト。
打線は散発4安打の拙攻で3塁すら踏めず。
今季16回目の完封負けを喫し連勝が7で止まる。
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試合開始前に日向灘で最大震度6弱の地震が発生し、カープにはキャンプ地として馴染みの日南市にも津波警報が発令され、心配したファンも多かった事でしょう。
また、南海トラフ巨大地震への注意を促す臨時情報も発令され明日からの関西での試合への影響も心配なところです。
一方、試合に関してはこれまでの大型連勝での押せ押せムードをぶち壊すような大惨敗。
先発の大瀬良大地は初回にいきなりあわやホームランの当たりを喫するなど決して安定していた訳ではありませんでした。
しかし、それでも6回終わって無失点で昨日の床田寛樹や一昨日のアドゥワ誠を全く劣らない結果と内容を見せてはいましたが…7イニング目で4失点ノックアウトという形で力尽きる事になったのは残念です。
とはいえ、末包昇大の幼稚な後逸も絡んでいるので自責点は僅かに2。
同じく今季ノーヒットノーランを達成している相手先発の戸郷翔征と比して防御率は大きく上回っているにも関わらず勝利数はその半分。
相変わらずの援護の無さの悲壮さを感じざるを得ません。
一昨日はある程度先発を援護し、昨日は終盤に一時逆転劇を見せてはいるものの遂に完封負けの数が今季16度目となった打線は相変わらずの悲惨さです。
故障明けでろくに二軍も調整していない末包昇大に長打を期待せざるを得ない状況で明らかに上位を狙える戦力はありません。
明らかにオフの補強の失敗と、それを補うためのフロントの工夫と努力が欠落した状況です。
それに比べてカープと同じく新外人野手の補強に失敗していた読売はシーズン中に補充したエリエ・ヘルナンデスとココ・モンテスが主軸としての活躍を見せています。
オフに補強した助っ人野手のうち一人は1安打も打てず故障で早々に帰国し、残ったジェイク・シャイナーも故障でもはや今月末での帰国が既定路線の状況。
確かにシーズン中の新外人補強はリスクは高いですが補強の失敗を補う基本的な手すら打っていないカープフロントに比べると、勝利に対する真摯さは相手チームの方が遥かに上と言わざるを得ません。
新井監督の手腕もあり、何とか首位争いを続けているカープですがこの辺りのフロントの能力差が最終的な順位に出る事になるでしょう。
今日の試合後に、新井監督はやたらと相手先発を褒めるコメントしか残せなかったようですが、その考えは上記の状況を考えると片手落ちとしか思えません。