吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

08/09(金)○「谷間で咲く」(カープ2024)

阪神タイガース3-6広島東洋カープ

17回戦(9勝7敗1分)

京セラドーム大阪

 

勝利投手 森1勝

敗戦投手 村上5勝8敗

セーブ投手 栗林4敗32セーブ

 

本塁打

(C)-

(T)-

 

打点

(C)末包①坂倉①秋山①小園①野間①

(T)中野①森下①大山①

 

投手

※数字は自責点

(C)森①-黒原-島内-コルニエル②-栗林

(T)村上③-伊藤①-漆原-富田-岡留

 

先発森は3回まで無安打で5回を1失点でまとめて試合を作る。

打線は2回表に相手失策で先制すると、以降16安打を重ねて6得点。

8回にコルニエルが打ち込まれるも逃げ切りに成功しカード初戦を制す

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8月6日に続いて8月9日も広島市で生まれ育った人間にとっては大切な日です。

政治的な思惑も重なり様々な議論を呼んだ中で開かれた長崎での平和祈念式典でしたが、地元の児童による永井隆博士作詞の「あの子」の合唱に毎年泣かされるのはいつも通り。

国内外で核兵器や平和に対して様々な立場や意見はあるでしょうが、この人類史上最悪の惨禍の一つである原爆投下が行われたこの日が誰もが平和を祈り、考える日であり続ける事を願います。

 

一方で、カープはいわゆる「死のロード」真っ只中の阪神と甲子園ではなく大阪ドームで今日から9連戦の真ん中となる2カード目。

9連戦となると例年、主戦クラスの先発ローテーション投手の登板間隔を短くしてやりくりするもの。

ましてや今日は上位チームとの対戦カードの初戦ですから森下暢仁が適任かと思ったのですが、どうやら新井監督の考えは異なるようでした。

とにかく、無理はせず主戦投手の登板間隔を調整する事無く、その谷間では二軍から昇格させた投手に先発させる事でゆとりのある形でローテーションを回す策をここでも採用したのです。

9連戦の初戦を任されたアドゥワ誠はプロ初完封と望外の活躍を見せてくれましたが、今日の先発を務めた森翔平も今季初登板ながら3回まで無安打に抑えて最終的には5回を被安打3の1失点と十分に監督の期待に応える事となりました。

また、結果的にいえば昨年のリーグMVPにもなった好投手村上頌樹との投げ合いを制した形でもありますので、予告先発の段階からこの試合を諦めていた私には大きな驚きでもあります。

更にいえば6回からマウンドに上がり安定した投球を見せた黒原拓未とは初めて2021年ドラフト1位2位コンビでの投手リレーを行った事にもなります。

この黒原と森といえば昨年までは全くの期待外れで、私も「失敗ドラフトの典型」と再三に渡って書いてきましたが、そのような意見の不明さを証明してくれる時が来たと言うことでしょうか?

まあ、現状ではいずれも同じドラフト上位指名の成功例たる森下や栗林良吏の半分の実績もない訳ですが…

 

打線は好投手相手に4回までに4得点と、予想外の好投を見せる森をしっかりと援護する事はできました。

もっとも、先制点をもたらしたのは相手のエラーですし、合計16安打で6得点は明らかに物足りません。

まあ、明日の試合は確実に打てない事が分かっているだけこれだけ得点出来たのは良かったのではないでしょうか。