17回戦(12勝5敗)
勝利投手 玉村3勝3敗
敗戦投手 森唯1勝3敗
(C)坂倉7号①
(De)牧18号①
打点
(C)野間①坂倉③中村奨①玉村②秋山①二俣①上本①
(De)オースティン①牧①桑原①
投手
※数字は自責点
(C)玉村③
(De)森唯④-京山②-佐々木①-坂本①-中村楓-中川虎②
先発玉村は初回に失点を喫し以降も9安打を浴びるも9回まで投げ抜く。
打線は3回表に打者一巡の猛攻で6得点すると以降も繋がり10得点。
大量援護を得て玉村が2試合連続の完投を収め、チームは3連勝。
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読売、阪神と上位チームとのビジター6連戦を3勝2敗1分と何とか勝ち越す事に成功したカープは本拠地に戻っての9連戦最後のカード。
前回登板で、プロ入り初の完投勝利を飾った玉村昇悟は再び同じベイスターズとの対戦でしたが、前回対戦時に故障により出場していなかったタイラー・オースティンに適時打を浴びてあっさり失点する立ち上がり。
以降も3回表に連打でピンチを迎えるなど安定しているとは言い難い内容でしたが、味方が一挙6得点と前回に続いて序盤からの大量援護を得る事が出来ました。
以降も本塁打を浴びて失点するなどあわやプロ入り初完封と思われた前回ほどではなかったにしろ再びの援護を見事に自身の力に変える事が出来たのは見事です。
ここまで6回が限界だった投手が初めての完投を飾ってから2試合連続での完投で前回が単なるまぐれではなかった事を自ら証明した形です。
ついでに言えば3回表には適時打で2打点を挙げる活躍で、今日出場した打者の中で唯一1つの打席で複数の打点を挙げる事にも成功。
ローテーションを担っている九里亜蓮が最近は試合をしっかり作れず不振に陥っている状況を見ると、難しいでしょうが先発ローテーションの4番手をこのまま担って欲しいとも思えてきます。
一方、打線はその玉村を3回表に打者一巡の6得点を挙げるなど理想的な展開に持ち込む事に成功できました。
復帰第1戦の先週の読売戦以降は無安打と低調な末包昇大に変えて中村奨成を起用したばかりか、相手先発は故障や戦力外を挟んだものの6年前の日本シリーズで手も足も出なかった嫌な印象がある森唯斗とあって期待を持ちにくい状況でしたが、それを覆した形です。
中でも坂倉将吾は本塁打含む2安打3打点とオールスター戦以降の好調さを再び見せて一時は.200を切るであろうかいった打率も.250台にまで回復。
末包が復帰後波に乗れずある程度の長打力を期待できる唯一の選手となってしまっただけに今日のような活躍でチームを引っ張って欲しいものです。
それにしても、捕手固定を諦めて以降は明らかに打力が蘇りつつある坂倉は、やはり今のように他の捕手と併用して常時試合に出る事で調子を維持できる選手だと実感できます。