19回戦(カープ13勝6敗)
勝利投手 塹江2勝
敗戦投手 森原2勝5敗20セーブ
(C)菊池7号③
(De)-
打点
(C)菊池③
(De)牧①林①ジャクソン①
投手
※数字は自責点
(C)床田③-黒原-森浦-塹江
(De)ジャクソン-山崎-伊勢-ウェンデルケン-森原③
先発床田は初回に先制点を許すと以降も安定感に欠け5回3失点で降板。
打線は2回裏に相手失策による得点のみで以降は8回まで無得点の拙攻。
3点ビハインドの最終回に菊池がサヨナラ3ランを放ち劇的な逆転勝利でカード勝ち越し。
菊池は史上78人目の300二塁打を達成。
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それはあまりにも劇的すぎる結末ではありました。
見事にサヨナラ3ランを放った菊池涼介と新井監督が抱き合っている姿を見て25年ぶりの優勝へのターニングポイントとなった2016年8月の読売戦を思い出したファンも少なくはなかったでしょう。
カープはやや停滞気味だった雰囲気を吹き飛ばしてあそこから一気に2位以下のチームを突き放して見事に優勝を遂げました。
それを覚えているファンにとってはまさにあの時と同じ光景。
私自身も、帰省先で家族との会食中に速報をスマホから見て目を疑ってしまいました。
この試合は上位チームとの6連戦含めた真夏の9連戦をここまで何とか勝ち越しでしのいできたチームにとって非常に重苦しい結末と内容となる試合になるはずでした。
今季、QS率100%を誇った床田寛樹は初回に失点すると4回にも打ち込まれて矢野雅也の好プレーで辛うじて追加点を免れる内容で6回もたず降板。
更に打線は相手先発のアンドレ・ジャクソンに辛うじて相手の失策で手にした1得点のみで終盤の好機もことごとく併殺打で逃すという拙攻ぶり。
それでも9連戦で5割はキープした訳ではあったのですが…ここに至るまでの経過から考えるとまさかの結末に驚きを隠せません。
まあ、こういうそれまでの敗色濃厚だった展開を一気に覆す試合というのはシーズン中でそれほど多くは起こりえない事ですので、今のところはその奇跡を噛み締める事に専念するべきでしょう。
試合全体から眺めた戦い方自体はやはり、上位を目指せるチームのそれではないので…。