19回戦(7勝11敗1分)
勝利投手 松葉4勝5敗
敗戦投手 九里6勝8敗
(C)-
(D)宇佐見2号②細川17号②
打点
(C)堂林①
(D)宇佐見③細川②
投手
※数字は自責点
(C)九里②-黒原-森浦①-松本-コルニエル②
(D)松葉①-齋藤-岩嵜-清水-松山-祖父江
先発九里は4回裏に先制2ランを浴びて4回2失点で降板。
打線は散発5安打で堂林の適時打の1得点のみに留まる。
リリーフ陣も打ち込まれて攻守で圧倒される惨敗で首位陥落。
菊池がプロ野球史上6人目の通算350犠打を達成。
------------------------------------------------
台風10号の接近とそれに伴う豪雨の影響でリーグで唯一の開催となった今日の試合。
重苦しい展開を凌いで何とか勝利を収めこのカードを1勝1敗に持ち込めたカープでしたが、結局のところいつものように惨敗でカード負け越しとなり、試合の無かった読売へ首位の座も明け渡す事となってしまいました。
二軍での調整を経て先発を任された九里亜蓮は3回までほぼ完ぺきな立ち上がりを見せながら4回裏に宇佐見真吾に2ランを浴びてあっさり先制を許すと、台風接近の影響で翌日の試合が早々に中止が決まった事もありそのまま降板。
まあ、あのまま続投したとしても6回3失点ぐらいでまとめてはくれたでしょうが…逆に言えば「1点でも先に取られたら試合終了」という現状においては今の彼の実力では難しいとも言えます。
それでも前提としてはあくまで打線がまともなら勝てる投球はまだまだ出来るのですから次回に期待したいところです。
一方で、打線は今季のカープ戦でのWHIPが1.00を切る左腕・松葉貴大相手に予想通りの沈黙。
明らかに右打者の補強と育成を怠り続けて来た結果であるのは言うまでもありませんが、これだけ打てる打者がいないと選手の起用でどうなるものではないかと思います。
従って、8回裏に「誰もが知ってる人気者」に代えて「菊池に記念ボードを渡す為にベンチ入りしてた球団職員」が打席に立って三球三振したところで、さほど騒ぎ立てるほどの事とも思えません。
他の球団相手には成す術なくボコボコにされているくせにカープ戦だけは監督以下全員、やたらと上から目線で悠々勝利を収めるドラゴンズにはこれでビジターで一度も勝ち越す事無くシーズンを終える事となりました。
ドラゴンズ、ナゴヤドーム、左腕…。
いずれも今のカープのはどうする事も出来ない要素。
こんな「好き嫌いの激しい子供の集まり」のようなチームがリーグの頂点に立てるとは私には到底思えません。
むしろ、このまま大型連敗を喫して3位すら確保すら困難になるという未来しか想像出来ないです。
ところで、菊池涼介がこの試合でプロ野球史上6人目の350犠打を達成しました。
プロ野球の歴史上たった6人しかいない事は勿論、歴代達成者の中で100本以上の本塁打を放っている選手は彼だけという点でも大変偉大かつ希少な記録です。
ここまで多くの記録を作り上げて来た記録にも記憶にも残るこの名手がどこまで記録を積み上げてくれるか改めて楽しみです。