17回戦(12勝5敗分)
勝利投手 大瀬良6勝3敗
敗戦投手 高橋5勝8敗
(C)菊池8号①矢野1号①
(S)-
打点
(C)末包②矢野②菊池①小園①
(S)-
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良-森浦-塹江-松本
(S)高橋④-山野
先発大瀬良は被安打が初回の1本のみで7回無失点の好投。
打線は4回裏に末包、矢野の適時打で先制すると7回裏に一挙5得点。
終盤に突き放す展開でカード初戦を制し首位浮上。
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一昨日はナゴヤドームでボコボコにされたうえに、台風接近の影響でバスと新幹線を乗り継ぐ変則的な移動を経て、這う這うの体で広島に逃げ帰ってきたカープは今日からスワローズ戦。
ドラゴンズ戦と異なり対戦成績で圧倒している相手ではありますが、やはり苦手このうえない高橋奎二をぶつけられました。
ここ最近の対戦では14イニングで僅か1得点しか挙げられてないこの左腕相手に打線は野間峻祥の2塁打で作った初回の好機を逃すと以降は3回まで無得点と予想通りの展開。
4回裏に末包昇大の適時打で先制点を挙げると矢野雅哉も続いて2点を先取する事はできましたが…以降は終盤まで繋がらずイライラする展開が続きました。
こういう展開の試合だからこそ光ったのが先発の大瀬良大地の投球でした。
ここまでシーズン通して打線の援護に恵まれなかった為、抜群の投球内容ながら二桁勝利の可能性が事実上消滅しているこの右腕は初回こそピンチを迎えましたが、危なかったのはそこだけで以降は抜群の安定感を発揮。
最終的に7回を被安打1与四球3の無失点に抑える好投で不甲斐ない打線を鼓舞し続けてくれました。
ここ最近は2試合連続でQSを逃すなど明らかに疲れが顕著だっただけに、ここに来てこの内容と結果は素晴らしいもの。
一方、打線も大瀬良が降板した直後の7回裏に菊池涼介と矢野雅哉の連続本塁打という意外過ぎる形で追加点を挙げると以降は相手の失策のおかげで一挙5得点と髙橋奎二の攻略にようやく成功。
2カード連続で負け越しかつ打線も低調と沈滞ムードが漂っていたチームとしては最後には久しぶりに安心して見られる展開となったのは何よりです。
たかが0.5ゲーム差なので大きく取り上げる必要はないかもしれませんが、読売が阪神に敗れた事でチームはこれで首位浮上。
また、ほぼ同時刻に同じ広島で試合開始となったサンフレッチェ広島もFC東京に勝利し、町田ゼルビアが引き分けた事でこちらもリーグ首位。
期せずして広島の誇る2チームが同じ日に地元で勝利を収めると共に同時にリーグ首位に立つという広島のスポーツ史上歴史に残る日となりました。
ついでにいえばどちらも対戦チームが過去にお互いに提携していた時期もある東京が本拠地のチームという奇縁のもなりました。
もっとも、今日は7得点したとはいえ今週のカープの打者の中で今日、ハットトリックを決めたトルガイ・アルスランの得点数を上回る打点を稼いだ選手は皆無という事実もありますが…。
とにかく今夜はこの「広島の夜」に酔いしれたいものです。