18回戦(13勝5敗)
勝利投手 玉村4勝4敗
敗戦投手 高梨2敗
セーブ投手 栗林4敗36セーブ
(C)矢野2号③
(S)-
打点
(C)小園②矢野③
(S)オスナ①
投手
※数字は自責点
(C)玉村①-栗林
(S)高梨②-ロドリゲス-田口-大西
先発玉村は初回のピンチを凌ぐと以降は安定して8回まで無失点の好投。
打線は3回裏に小園の適時打で先制すると6回裏に矢野のランニング3ランで突き放す。
玉村は9回表に無死満塁で降板も栗林が最初失点で凌いで2連勝
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8月を昨日に続いて台風一過の好天での試合となったスワローズとの第2戦。
これまた昨日と同様に先発投手が素晴らしい活躍で打線の援護点を引き出した形となりました。
今日の先発を務めた玉村昇悟は前回登板した阪神戦は早々に失点を喫したものの6回3失点でまとめ、後半戦でQS率100%を続けている状況でしたが、今日は2死からドミンゴ・サンタナに2塁打を浴びた初回以外は安定した投球。
自慢の球持ちの良さとスライダーが冴えわたり8回まで僅か98球で無失点という素晴らしい内容と結果。
9回表こそ無死満塁のピンチを招いて降板し2度目の挑戦となったプロ入り初の完封を逃す悔しい形にはなりましたが、十分とは言えない援護点であっても安定して先制点を許さなかったばかりか、打っては小園海斗の先制打を呼ぶ安打を放つなどの活躍には称賛しかありません。
これで玉村はプロ入り最多となる4勝目。
在学当時は甲子園出場経験もなかった高卒ドラフト6位入団が、5年目で放っているこの輝きはとかく補強の機会が少ないうえに失敗率が高いチームにとって希望と呼べるものでしょう。
一方で、リーグ優勝を争う9月の試合だけあって勝利を確実にする為に最初から栗林良吏を出すべきという意見もあったかと思います。
ですが、ここまでの投球内容と98球という球数の少なさを考えるとさすがに間違いとまでは言えません。
どちらにしろ、このチームに栗林のようなタフなクローザーがいてくれて本当に良かったです。
一方、打線は3回裏に先制した場面以外は打線が繋がらない展開でしたが、昨日に続いて先発投手の頑張りに何とか中盤以降で突き放す事が出来ました。
しかも、矢野雅哉によるランニング3ランという意外過ぎる形で…。
カープの選手によるランニングホームランは天谷宗一郎以来12年ぶりで矢野はこれが何とプロ入り初の「2試合連続弾」。
エラー絡みで得た1死2塁3塁の好機で堂林翔太が三振を喫した直後であっただけに起死回生の一撃となりました。
もっとも、今日の相手投手陣の自責点は2点のみ。
昨日の大瀬良大地に今日の玉村と疲れが見えていた投手陣が何とか調子を取り戻しつつある状況だけにもっと早めにまとまった援護が欲しいところです。
そうでないと過密日程となる、この「勝負の9月」は大変辛いものになる訳ですから…。