25回戦(12勝12敗1分)
勝利投手 島内10勝6敗
敗戦投手 村上7勝10敗
(C)-
(T)佐藤輝16号①
打点
(C)坂倉②末包①
(T)佐藤輝①森下①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良①-黒原-ハーン-栗林-森浦-島内
(T)大竹②-桐敷-岩崎-石井
先発大瀬良は7回表に被弾し降板も1失点で抑える好投。
打線は初回に坂倉の適時打で先制も以降は拙攻。
延長12回裏に相手失策で得た好機で代打末包の適時打で連敗を止める。
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何とか敗北を免れたものの得点の入る気配がない12回裏に相手チームのエラーで転がり込んだ好機で末包昇大の打球は極端に前進守備をしていた相手外野手の頭を越すというこれまた幸運な形で勝利を収める事となりました。
チームにとっては久方ぶりのサヨナラ勝ちであると共になんとこれが9月に入って平日の試合で初の勝利でもあります。
まあ、とはいえ結局のところは1敗でもすればリーグ連覇が事実上消える相手チームがプレッシャーに負けた事に助けられただけですし、その他諸々の事を考えれば打った末包や現地で応援していたファンには大変申し訳ないですが、これほど無意味で無価値なサヨナラ勝ちも大変珍しいと思えます。
その一番の理由は今日も大瀬良大地に勝ち星がつかなかったという事。
九里亜蓮、森下暢仁、床田寛樹とこれまで先発ローテーションを支えて来た投手が総崩れの状況で同じく低調な投球が続いて大瀬良ですが、今日は残された最後の力を振り絞るかのような力投。
残念ながら無意味に引き延ばしたベンチの判断ミスもあり7回に本塁打を打たれて降板という形にはなりましたが、これで自身初の防御率1点台はほぼ確実になりました。
のみならず、今季はノーヒットノーランも達成するなど投球内容を見れば力尽きた9月の低調ぶりを差し引いてもキャリア最高とも呼べる出来だったかと思えます。
にも関わらず未だに6勝!
一体、彼はこれ以上、何をどうすれば勝ち星を他の防御率上位の投手同様に稼ぐことが出来るというのでしょうか?
これほど馬鹿げた不条理がまかり通っていたのですから、そんなチームが上位に入るなんて考えられないという事です。
それとは逆に最優秀中継ぎを受賞した昨年に比べて低調な内容の島内颯太郎が今日で10勝目。
勿論、昨シーズンの疲労が抜けない状況でほぼフルシーズンで投げ続けている島内もそれはそれで素晴らしい活躍ではあるのですが…やはりこの6勝と10勝を比べると極端に歪なままでシーズン終盤まで過ごし続けた末に崩壊したチームの今を表しているかのようです。