オープン戦(2勝1敗2分)
(C)二俣1号①
(De)-
打点
(C)二俣①小園①清水①
(De)京田①佐野①加藤①
投手
※数字は自責点
(C)ドミンゲス②-益田①-高橋-ハーン-岡本
(De)ケイ①-松本-篠木-若松②-中川-颯-堀岡
先発ドミンゲスは3回までパーフェクトも4回に打ち込まれて2失点。
打線は二俣の本塁打で先制も以降は繋がりに欠け3得点に留まる。
2番手益田が6回に失点を喫して追いつかれ引き分け。
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時節冷たい雨が降り注ぐ中、20分遅れで始まった「日本一の球団」との今季初対戦。
昨季はシーズン最後の1ヶ月で「全てを手に入れたチーム」と¥全てを失ったチーム」という大変対照的なチーム同士の対戦でもあります。
そう言えば昨季の歴史的大転落劇のきっかけも今考えればこの球場での試合でしたね…。
まあ、そんな忘れたい感傷などよりもファンにとって気になるのは坂倉将吾、石原貴規の相次ぐ故障離脱により大きな穴…というかクレーターと化した捕手のポジション。
坂倉離脱後初となる試合でのスタメンマスクとして新井監督から選ばれたのは、やはりというべきかベテランの曾澤翼でした。
さすがは若手の起用に後ろ向きで「実より名を取る」事に定評がある指揮官だけはあります。
案の定、何のインパクトも残さずダラダラと試合をこなしただけに終わった姿にガッカリしたのは恐らく私だけではないでしょう。
一方で、そんな「おじいちゃん」に代わって途中出場した清水叶人は6回裏の同点打を含む2安打と活躍を見せてくれたのは何とも皮肉な事。
もっとも、この清水にしてもさほど走塁意識の高いとは言い難い相手チームに対して盗塁を3つも許している時点で捕手としての能力はさほど高いとは言い難いかと思えます。
結局、よほどの事がない限り開幕スタメンマスクを被る人物は既にあの「退屈な老人」で決まりという訳なのでしょう。
長打は二俣の本塁打のみだったという事も含めて何とも今日の空模様同様にお寒い事実です。
投手陣に目を向けると2度目のオープン戦先発となったジョハン・ドミンゲスは3回までパーフェクト投球と素晴らしい立ち上がりを見せてくれましたが、二巡目以降は強打者揃いの相手打線に捕まり被安打3の2失点と何とも締まりのない内容と結果。
気候の問題も考えればやむを得ない部分もありますが、近年の低調な助っ人先発投手同様にやはり多くの望むのは難しいのかもしれません。
また、2番手の益田武尚も5回以降の2イニングを投げながら被安打3与四球2と失点が1で済んだのが不思議に思える程の乱調。
これではミドルリリーフではファーストチョイスとも呼べた黒原拓未が故障している状況での代役候補となり得ないかと思えます。
今日は、これらの出来事に加えてドラフト1位ルーキーの佐々木泰が負傷交代。
松葉杖を付いて球場を後にしたという事ですからこちらも開幕は絶望でしょう。
それにしても今季はオープン戦序盤から本当に故障者が多い。
既に上記の坂倉、石原、黒原に加えてアドゥワ誠も離脱している状況ですから、まともに開幕までにチームを編成できるか心配になってきました。