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カープと趣味の日記

04/12(土)○「長続きしそうにない勝ち方」(カープ2025)

広島東洋カープ1-0読売ジャイアンツ

2回戦(カープ2勝)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 床田1勝1敗

敗戦投手 赤星1勝2敗

 

本塁打

(C)-

(G)-

 

打点

(C)矢野①

(G)-

 

投手

※数字は自責点

(C)床田

(G)赤星①-田中瑛-高梨-横川-船迫

 

先発床田は初回のピンチの凌ぐと8安打を浴びながら9回まで無失点で耐え抜く好投

打線は3回裏に矢野のスクイズで先制も以降の好機を活かせず。

好守にも助けられた床田が今季初の勝利を完封で飾りチームも3連勝で首位浮上。

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マツダスタジアムから数キロ離れたエディオンピースウイングでサンフレッチェ広島が初の同一地方のチームであるファジアーノ岡山とクラブ史上初のダービーマッチを開催した時間と同時刻に始まったこの試合。

昨日は監督ですら驚く思いも寄らない打線の爆発で今季最初の読売戦で勝利を収めたカープは、今日はひたすら耐える展開。

といっても、耐えたのは床田寛樹一人だけでしたが…。

床田は初回のピンチを切り抜けると以降もところどころで得点圏に走者を背負いながら無失点で凌ぐ驚異的な粘り。

要所で田村俊介や矢野雅哉の好守で助けられたり菊池涼介の失策で足を引っ張られたりしながら、最終的には9回を123球で投げ抜き被安打8無失点で今季初勝利を完封で飾る事となりました。

追加点が入らないばかりか、今季のカープはテイラー・ハーンと栗林良吏が全くの不振もあり、どう考えても逆転されるのを待つだけの試合展開だっただけにそれらのマイナス要素を全て吹き飛ばした形です。

もっとも、今日のようにほぼ先発投手の「個人技」だけで勝利を収める事が出来る試合というのは年間で数度あるかないか程度のものでしょう。

貧打に関しては…と言っても何故かリーグで得点数が1位らしいですが…もうこのチームの選手はこの程度だと割り切るとしても勝ちパターンが不安定なのは困りものです。

早めの整備を進めないとゴールデンウイークが始まる前に昨年シーズン末のような大転落が起こるのは想像に難くありません。

 

一方、案の定昨日の勢いを継続する事が出来ず、矢野のスクイズによる1点のみ終わった打線ですが、その先制点を呼び込む3塁打を放った田村俊介が良いパフォーマンスを見せてはくれてはいます。

先週のベイスターズ戦でサヨナラ弾となったプロ初本塁打を放って以降で出場した試合では全て安打を放ち、打率は4割に到達。

また、上記のように本職とは言えない1塁の守備で好守も見せてくれて今、一番勢いのある選手ではあります。

まあ、そろそろ対策を立てられて勢いが止まる可能性もありますが、こういう選手がいるうちに他の選手も続いて欲しいものです。

ところでサンフレッチェ広島は敗れましたが、カープは今日勝った事でなんと単独首位。

開幕したまだ対戦が1巡すらしてない状況での順位には何の意味もありませんが、開幕からシーズン終了までずっと最下位と確信していただけに驚いています。

というか、こんなチームを単独首位にしてしまうセリーグとは何なのでしょうね…?