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カープと趣味の日記

4/13(日)○「何となく噛み合う」(カープ2025)

広島東洋カープ5-3読売ジャイアンツ

3戦(カープ3勝)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 森3勝

敗戦投手 石川1勝2敗

セーブ投手 栗林1勝2セーブ

 

本塁打

(C)ファビアン2号①

(G)-

 

打点

(C)小園①ファビアン①末包①

(G)吉川②

 

投手

※数字は自責点

(C)森①-島内-森浦-ハーン-栗林

(G)石川①-西舘①-高梨①-ケラー-田中瑛

 

先発森は3回表以外は走者を背負う投球も6回を暴投による1失点のみで凌ぐ。

打線は初回に小園の適時打で先制すると4回裏に相手エラーで勝ち越し。

終盤に島内が打ち込まれるも辛くも追撃を凌いでカードスイープを決めて4連勝。

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昨日は床田寛樹の力投もあり、スクイズによる1得点を守り抜いてこのカード勝ち越しを決めたばかりか3連勝で単独首位。

今週初めの惨状からは考えられないような状況に喜びよりもまずは困惑しているファンは少なくないかと思います。

そして勢いとは恐ろしいもので、相手の度重なるエラーにも助けられて今日もそのまま試合の主導権を握って勝利となりました。

 

開幕ローテーション投手の中では唯一の連勝中だった先発の森翔平は、ほぼ完ぺきな立ち上がりを見せた前回前々回とは異なり初回から得点圏に走者を背負い、4回表には暴投であっさり失点と全体的には精彩を欠いていたようには見えました。

しかし、最後まで得点圏での決定的な当たりを許さず6回を1失点と中盤で崩れてイニング途中で降板となった前回より上手くまとめる事となりました。

開幕から勢いに水を差されたような前回の降板の状況から今日の投球は不安だったのですが、こういう内容的にはさほどでもなくても試合は十二分に作れるというは素晴らしいもの。

これで森は2023年に記録したシーズン自己最多の4勝目までたった3試合であと1勝と迫っています。

かつての故障から復帰直後の2019年シーズンでの床田寛樹を連想させるような快進撃ですが、まだまだ続けて欲しいものです。

 

一方、打線はこのカードでここまで素晴らしい活躍を見せていた田村俊介の打順を下げてまで今週全く安打がなかった二俣翔一を再び1番に抜擢。

先週の負傷の影響でまともに食事も出来ず体力の意地すら困難で不振に陥っている選手をここに来てスタメンに起用する事には懐疑的な目を向けざるをえませんでしたが…その二俣がいきなり二塁打を放ち小園海斗の先制適時打のきっかけを作るのですから分からないものです。

更には2018年の日本シリーズでその威力をカープファンに思い知らせた「甲斐キャノン」を振り切って盗塁も成功させ、やはり直後の勝ち越し点となる小園の安打と相手中堅のエリエ・ヘルナンデスによる後逸を呼び寄せリードオフマンとしての仕事を果たしてくれました。

上記の通り、相手の考えられないミスのおかげというのもありますが…打線上位がしっかりと好機を作り3番~5番が走者を返す事が出来た事が追いつかれるたびに突き放すという展開を作れたと思えます。

7回以降の島内颯太郎が自滅しかけ、辛くも失点は凌いだもののまるで安定感のないテイラー・ハーンや栗林良吏の投球を見れば分かる通り僅差の終盤で綱渡りの継投しか出来ない状況において、何となく投打が嚙み合った形です。