5回戦(2勝3敗)
勝利投手 床田2勝1敗
敗戦投手 デュプランティエ1敗
セーブ投手 栗林1勝4セーブ
(C)-
(T)-
打点
(C)矢野①羽月②
(T)-
投手
※数字は自責点
(C)床田-ハーン-栗林
(T)デュプランティエ-漆原-桐敷-ゲラ-島本
先発床田は6安打を浴びながら6回以降のピンチを凌いで7回無失点の好投。
打線は2回表に相手失策をきっかけに3得点も以降は沈黙。
8回以降はハーンと栗林で凌いで逃げ切り連勝でカード勝ち越し。
床田がプロ入り通算50勝を達成。
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昨日は打線の粘りが実って試合序盤に好投手の攻略に成功したカープ打線は、昨日からメンバーを入れ替えてきました。
相手投手が初対戦の助っ人右腕であるジョン・デュプランティエという事もあって二俣翔一に代わって田村俊介を起用したり昨日、同点打を放った菊池涼介を休養させるまではある程度予想は出来たのですが…その菊池の代わりに起用されたのが羽月隆太郎であったのは意外でした。
羽月は今季初スタメンは勿論、そもそも今季一度も打席に立ってすらおらず好調のチームにあって目立った場面は代走で出場した先週のドラゴンズ戦での転倒ぐらいの事。
新井監督は否定していますがどう考えてもお誕生日だから出場させて貰えたとしか思えなかったのですが、その羽月が2回表に得点圏で決定打を放ったわけですから分からないものです。
もっとも、相手投手の自責点が0である事からも分かる通り再三に渡る相手守備陣のエラーによる得る事が出来た得点ではあるのですが…とにかく昨日に続いて序盤に纏まった援護点が取れて良かったです。
まあ、3回以降は散発3安打で三塁すら踏めない拙攻だったわけですが…。
序盤から得られたとはいえ十分とは言い難い援護点の中で先発を務めた床田寛樹は完封勝利を得た前回同様に素晴らしい投球を見せてくれました。
3失点した相手先発を上回る被安打6に与四球2と決して圧倒的とは言えず、6回7回はいつ大崩れしても不思議ではありませんでしたが、それでも無失点で7イニングを投げ抜いた訳ですからさすがと言ったところ。
終盤最大の不安であったテイラー・ハーンと栗林良吏がいずれも何とか相手の反撃を凌いだ事もあり床田はこれで昨日の森下暢仁に続いてプロ入り通算50勝目に到達。
球団史上3番目の早さで達成した森下に比べると入団から9年目での達成で、ここに至るまで苦難の連続でした。
プロ入り初勝利を挙げた2017年に肘の故障によるトミージョン手術を経て2019年にブレイクも以降は足踏みした末に初めて二桁勝利を挙げたのは2023年シーズンの事。
主力として数字を残すまで随分と遠回りをした投手だけに達成したその節目の記録は個人的にも大変嬉しいものです。
一部の例外を除けば伝統的に左腕不毛の球団にあって、今後も輝き続けて欲しいものです。