吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

05/05(月・祝)○「理想以上のブルペンデー」(カープ2025)

東京ヤクルトスワローズ0-4広島東洋カープ

4回戦(カープ2勝2敗)

明治神宮野球場

 

勝利投手 鈴木1勝

敗戦投手 小川2勝2敗

 

本塁打

(C)ファビアン3号①

(S)-

 

打点

(C)ファビアン①末包②菊池①

(G)-

 

投手

※数字は自責点

(C)高橋-鈴木-島内-森浦-塹江-栗林

(S)小川①-田口③-金久保-矢崎

 

先発高橋が3回無失点に抑えると2番手鈴木も2回無失点で試合を作る。

打線は3回表にファビアンの本塁打で先制し、7回表にも連打で追加点。

6回以降はリリーフ陣が走者を一切出さない好投で逃げ切り3連勝。

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永遠に続くように思われた連敗を7で止めて逆に2連勝で乗り込んだ神宮球場

今季の試合は現状8戦全敗とまさにカープファンにとっては「見捨てられた土地」と化した関東での試合でしたが何とか初勝利を飾る事となりました。

その原動力となったのは連敗中も安打を重ね続け今日は先制弾を含めて猛打賞と大活躍を見せて打率も3割に乗せたサンドロ・ファビアン…ではなく、ブルペンデーとなった今日の試合を無失点と理想以上の結果と内容で抑えたリリーフ陣でしょう。

キャリアハイの5勝を挙げた2021年以来の先発登板となった高橋昴也がオープナーとして無失点に抑えると2番手の鈴木健矢もあわや逆転という場面まで追い込まれながら何とか2イニングを消化。

この二人が中盤まで試合を作っている状況で得られた援護点が僅かに1という事を考えればこの投球に大きな価値がある事は言うまでもないでしょう。

かたやここ3シーズンはほぼ存在すらしなかった投手と、現役ドラフトでの明らかなフロントの不手際で獲得する予定がなかった投手。

こういう投手達が9連戦という長丁場かつ一部のローテーション投手の調子が落ちつつある谷間で輝いてくれた事は本当に素晴らしい事です。

また、この高橋、鈴木の後を受けた投手たちは一切走者を許さないという更に輪をかけて良い内容と結果を残してくれたのも、体調不良でテイラー・ハーンがベンチ入り出来ていない状況があっただけに何よりの事。

また、昨日の登板に続いてセーブシチュエーションでない登板ながら、ようやく空振りが取れるようになった栗林良吏の調子もこれで何とか上がってくれれば良いのですが…。

もっとも、こういう風に出る投手全てが上出来の投球を見せてくれる事が前提の戦い方で勝利を得るのは無理がありますし、どう考えてもシーズン通して出来る物ではありません。

 

それだけに前回、100球未満での完封を許した小川泰弘相手に球数こそは投げさせてものの結果的には攻略に失敗した打線は不本意だったと思えます。

上記の通りファビアンが3番に座ってからも絶好調で打線上位でチャンスメイクをになってくれていますが、それを活かせたのがようやく終盤になって相手先発が降板して不安定な投手に変わってからというのも寂しいもの。

本来、ブルペンデーというのは序盤から打線の奮起が必須な筈だったのですが、それが無かったのは残念。

昨日、監督が散々酷評したうえでスタメン落ちさせたにも関わらず、あっさり小園海斗を先発起用してしまうベンチの一貫性の無さにも疑問があります。

というより「弱い姿を見せたら外す」などというもっともらしい理由でしたが、そういう気持ちの問題というのはたった1日そこらで解決するのでしょうか?