吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

5/7(水)○「堂林で始まり、堂林で終わったGW」(カープ2025)

東京ヤクルトスワローズ3-5広島東洋カープ

5回戦(カープ3勝2敗)

明治神宮野球場

 

勝利投手 島内1勝

敗戦投手 石山1敗

セーブ投手 栗林1勝5セーブ

 

本塁打

(C)堂林1号①菊池1号①

(S)サンタナ2号①

 

打点

(C)中村奨①ファビアン①野間①堂林①菊池①

(S)岩田①サンタナ

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良②-塹江①-森浦-島内-栗林

(S)山野②-金久保-山本①-小澤-木澤-石山②

 

先発大瀬良は4回以降に崩れるも6回2失点で試合を作る。

打線は3回表に中村奨成、ファビアンの適時打で先制も以降は突き放せず。

2度のリードを追いつかれる展開も9回表に堂林、菊池の本塁打で勝ち越し4連勝。

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一昨日のブルペンデーを制して開幕から1ヶ月を経た9試合目にして関東での勝利を手にしたカープは、7連敗から3連勝で一気に貯金1まで勝率も復しました。

また、昨日の雨天中止により負けるわりには接戦が多く9連戦で疲れ切っていたブルペンを休ませる事も出来ました。

とはいえそれで上手くいくとは限らないのが勝負事の難しいところ。

先発の大瀬良大地はなんと6シーズンに渡って神宮球場での勝利から遠ざかっていますが、今日も制球が甘く4回裏は四球連続で招いたピンチで粘れず失点を喫すると5回裏にもドミンゴサンタナに2死から一発を浴びて2点のリードを守れず6回で降板。

とはいえ、これでも十分な援護さえあれば勝利を得る事が出来た結果ですし、相性が良いとは言い難い坂倉将吾と久しぶりにバッテリーを組んだ事も含めれば上々の出来かと思えます。

しかし、その大瀬良の後を受けた塹江敦哉と森浦大輔も安定感を欠き、あっさり同点に追いつかれると4番手島内颯太郎も不運な内野安打が続いたうえで招いたピンチを何とか凌ぐという展開。

打線も打線で序盤の3回表に中村奨成とサンドロ・ファビアンの適時打で2点を先制して以降は大瀬良を援護できませんでした。

のみならず、7回表には得点圏で矢野雅哉を下げたうえで今季無安打の磯村義孝を投入するという謎の起用。

幸いにも以降の代打攻勢で投入した堂林翔太野間峻祥が何とかリカバーして勝ち越し点を挙げる事が出来ましたが接戦の終盤で守備の要を下げりリスクと取ってまで行う起用だったのかは疑問が残ります。

また、矢野を下げた事で代わりに一塁手から遊撃手に代わった二俣翔一が7回8回と際どい打球をいずれもアウトにできず結果的に大瀬良の価値を消す事ともなりました。

二俣の名誉の為に言うと複数ポジションをこなしている割には彼の守備は安定してはいるのですが…如何せん比較相手が球界屈指とも呼べる矢野となると「矢野ならアウトに出来ていた」という異論が出るのは仕方ない事かと思えます。

このように試合終盤でのベンチの起用が裏目に出続けたうえで2度のリードを追いつかれた展開での最終回となると勝機は薄いように見えたのですが…。

それを救ったのがGW初戦の横浜スタジアムで終盤に致命的なエラーで失点を許し7連敗をスタートさせる形となったうえでその後は二軍落ちが時間の問題同様だった堂林翔太であったのは意外過ぎました。

上記のような展開だっただけにその一発はまさにチームを救う一打と言えるでしょう。

まあ、その後の最終回の守備で一塁ベースを踏めずにエラーを記録してしまう当たりや、ヒーローインタビューで「子供たちへメッセージを」と求められてしどろもどろな受け応えをするところが如何にも彼らしいですね…。

ちなみに昨日行く予定の試合が流れた為に急遽今日、球場に向かった私にとってもこれが関東でようやくの初勝利。

それがこういう劇的な展開で決まるのはやはり嬉しいものです。