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カープと趣味の日記

05/22(木)△「愚かな指揮官が輝きを踏みにじったという事実」(カープ2025)

広島東洋カープ2-2東京ヤクルトスワローズ

7回戦(4勝2敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

本塁打

(C)-

(S)-

 

打点

(C)坂倉①モンテロ①

(S)宮本①オスナ①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良②-中崎-島内-岡本-塹江-ハーン-栗林-森浦-ドミンゲス

(S)小川①-木澤①-矢崎-星-バウマン-石山

 

先発大瀬良は毎回走者を背負う投球で5回2失点で降板。

打線は再三の好機を活かせず2得点に留まる拙攻。

リリーフ陣が無失点で抑えるもサヨナラの好機を逸して引き分けに終わる。

佐々木がプロ入り初安打を記録。

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昨日は雨天によりシーズン始まって実に4試合目の中止となり、消化した試合数の異常なまでの少なさが際立つこのカード。

昨日、登板予定からスライド登板となった大瀬良大地は初回にいきなり宮本丈に適時打を浴びる立ち上がりを見せると以降も全く安定せず毎回走者を背負う苦しい内容と結果。

結果的に5回2失点で試合を作れず降板となりましたが、よくこれだけの失点で済んだものと感心してしまうぐらいに酷い投球でした。

スライド登板というのは調整が難しいというのは分かりますが…ベテランかつローテーションの主力投手であるだけにこれではさすがに困りものです。

 

しかし、もっと困りものなのは試合序盤から再三に渡り好機を作りながら7回まで1得点しかできず相手先発の小川泰弘に悠々とQSを達成させてしまった打線でしょう。

ここまで今月全試合で安打を放ち目下17試合連続安打中のサンドロ・ファビアンがホームラン性の当たりを風で押し戻されたうえで相手外野手の好捕にも阻まれるという不運もあり無安打に終わった事が大きかったかもしれません。

また、小園海斗をスタメンから外してまで昨日に続いてスタメン起用となった佐々木泰が第1打席でプロ入り初安打となる二塁打を放つなど2安打を記録し輝きを見せたものの、それを活かす事ができませんでした。

極めつけは同点延長11回裏で安打と四球で回って来た無死1塁2塁での好機での場面で佐々木に打席が回り、場内も押せ押せムードとなった矢先に犠打を試みさせたうえ失敗に終わり、一気に勝利への機運は雲散霧消してしまった場面。

佐々木は前の打席は得点圏で三振とはいえ、ここまで2安打とインパクトを残して勢いもあっただけに例え三振や併殺打に終わったとしても誰もがこんな中途半端で腰の引けた采配に比べれば遥かに誰もが納得出来た事だけに大変残念ですし、新井監督には心底ガッカリしました。

というより未だに怒りが収まりません。

新井監督といえば就任以来若手の起用に消極的な事に定評があるうえに、今季もプロ初本塁打を放つなど頭角を現し始めた田村俊介に余計なアドバイスをして不振に陥れるなどとにかく選手を育てる事に関しては疑問符のつく指揮官ですが…今日のこの采配についてはその最たるものでしょう。

佐々木や田村を始め、どれだけ才能がある若手が入団したとしてもこんな間抜けでデリカシーの欠片もない指揮官の元では誰も育つことはないと断言して良いでしょう。

何度も言いますが、佐々木は小園を外してまでも起用した選手。

そもそもあの場面で犠打を決められるなんて、小利口の効く程度の小物の選手が欲しいなら最初から起用する必要なんてないのです。

結局のところ、新井監督は彼らをどういう選手になって欲しいのかという事が全く分かりませんし理解もできません。

大瀬良大地以降、登録されている全員にあたる8人もの投手を投入し、いずれも無失点で抑えたブルペンの頑張りが試合を負けさせなかったとしたら、勝てなかった要因は相変わらず自分たちが残塁数を競う競技をしていると勘違いしている打線と、無能で不明な指揮官だったという事です。

新人選手がせっかく見せた輝きそして何よりも木曜日22時過ぎて列車の本数も極端に少なくなる時間まで球場に残ってそれに期待したファンの熱意を指揮官は無神経にも踏みにじった。

この事実は消しようがありません。