4/3(木)東京ヤクルトスワローズ0-3広島東洋カープ
広島での本拠地開幕カード観戦から帰京して4日。
普段はほとんど乗らない渋谷駅から地下鉄銀座線に乗るのも久しぶりです。
何とか無理矢理仕事を切り上げて神宮球場へ向かいますが既に時間は19時近く。
こういう職場から球場へ向かう道のりは無暗に長く何とも言えないもどかしさを感じます。
実はその2日前の神宮球場での開幕戦と共にカープの関東での開幕戦となる筈の試合は半休をとっていたのですが、試合はあえなく雨天中止。
更に言えばチームも翌日の試合ではサンドロ・ファビアンの来日初本塁打などで終盤までリードしながら追いつかれた末にサヨナラ負けという形で冴えない関東での初戦を終えていました。
開幕戦も2連敗で負け越していた事もあり大変重苦しい状況。
カープファンクラブから得点の際に時折届く筈の速報メールも来ないので嫌な予感しかしません。
雨上がりの寒空の中で今季最初の神宮球場に到着。
さっそく、最近の観戦時ではお気に入りのクルド人のケバブ屋でケバブを購入して入場すると既に試合の展開は早く5回表。
ポツンと空席になっていた私の座席に荷物を置いていたことを謝りながら雨で濡れていた座席をタオルで拭いてくれた後ろの席のお兄ちゃんの礼儀正しさと優しさに感謝と困惑しながら席に付くと昨日来日本塁打のファビアンが安打で出塁。
盛り上がる外野席の風景を先ほど買ったばかりのケバブを売り子から買った生ビールで流し込みながら眺めると、今年も関東でのシーズンが始まった事を実感します。
なのですが、この試合で私が球場に到着して以降でカープの選手が放った安打はこの1本だけ。
のみならず、相手先発の小川泰弘に100球未満での完封を許しての惨敗。
試合が終わったのは20時15分前後でしたので私が球場に到着して1時間と少ししか立っていません。
その間にケバブを食べて生ビールを1杯飲んだだけ。
チケット代を考えるとビール1杯飲むために3500円払ったという事になります。
「居酒屋神宮」なんて言われる神宮球場ですがさすがにチャージ料3500円というのはなかなかのお値段な気もしますが…まあ、長い事カープを見ているとこんな事もあるというものなのかもしれません。
もっとも、早々に球場を追い出されて寒空の中をほんの1時間前に通った道を逆に歩いて外苑前駅まで歩く道すがら。
結局、試合中に印象に残ったのは2日前の試合で顔面を自打球で強打した影響で抗争中のギャングのようなマスク姿で懸命にプレーする二俣翔一の姿くらいでしたが、今年もこの雰囲気を味わえたのは良かったと思うしかありません。
まあ、この試合から私も関東のカープファンも勝利の歓喜から当面遠ざかる羽目になるのですが…それはまた別の話です。