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カープと趣味の日記

06/06(金)○「締まらなさを無謀で繕う」(カープ2025)

広島東洋カープ3-2埼玉西武ライオンズ

1回戦(カープ1勝)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 森下4勝5敗

敗戦投手 ウィンゲンター4敗

セーブ投手 ハーン1勝1敗3セーブ

 

本塁打

(C)-

(L)-

 

打点

(C)末包①坂倉①

(L)滝澤①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下①-ハーン

(L)高橋光成②-ウィンゲンター

 

先発森下は小園のエラーで2回に先制点許すも8回2失点の好投。

打線は4回裏に2点差を追いつきながら以降の好機で決定打が出ず。

8回裏に羽月の三盗からのパスボールで勝ち越し連敗を止める。

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広島に夏の到来を告げる「とうかさん」と共に交流戦での本拠地開幕戦となったライオンズとの3連戦初戦。

何故か唐突に黒田博樹氏と共に過去のいきさつからカープOBと呼んで良いのかどうか微妙極まりないMLBの大選手アルフォンソ・ソリアーノ氏が試合前のベンチに何故か現れるという出来事もありましたが…。

始まって見れば打撃も走塁もパワフルだった現役時代のソリアーノ氏とは対照的に本拠地でもチームは相変わらずの低調さ。

昨季は自身の故障や、チームの極度の打撃不振で0勝11敗という考え難い記録を残してしまった高橋光成が相手でしたが、3回までに安打1本。

 

一方で、丸1年間勝ち星から見放された相手先発ほどではないにしろやはり白星から1ヶ月以上遠ざかっている森下暢仁は2回裏に今日は遊撃手の小園海斗の考えられないような幼稚極まりないエラーで先制点を許すなど4回まで毎回走者を背負い2失点。

しかし、5回以降はしっかりと立ち直り8回表のピンチも凌いで最終的には8回裏のピンチも凌いで今季最大の125球で8回自責点1の好投を見せてくれました。

上記の小園のエラーを始めとする味方のミスさえなければ無得点でマウンドを降りる事も可能であったかとすら思える力強い投球だったかと思います。

ちなみに小園エラーに関しては三塁手二塁手を行ったり来たりという今季の彼の状況から同情的な意見が多いようですが…普段打席に立たないパ・リーグの投手の当たりであのプレーはそれを差し引いても論外だと思えます。

何なら、彼以上に多くのポジションを多くこなしている二俣翔一などの方が彼より優先して遊撃手を任せた判断はあながち間違いとは言えないと思えるぐらいには…。

 

エラーで先制を許したうえで、4回裏に昨日は好機で連続三振だった末包昇大の単なる凡打が適時打になる幸運と坂倉将吾の犠飛で追いつけたとは6回裏の1死満塁の好機を逃すなど攻守で締まりのない展開。

そんな試合の終盤8回裏に何とか勝ち越しをもたらしたのは代走で出場した羽月隆太郎の二盗と三盗。

まるで1昨年前のベイスターズとのプレーオフでのそれを彷彿させるような好走塁とも言えるでしょうが、今季の彼は三塁を回った直後に転倒するなどミスが多くとにかくその走塁技術には信頼がおけません。

と言うより彼が出て来た時点で彼などより代走としては安定感も信頼感がある大盛穂を起用しなかったのか疑問でした。

それだけに彼の三盗ははっきり言って単なる無謀かつ無茶苦茶な代物でしたか無かったのですが…それが相手のパスボールと勝ち越し点を演出したのですから分からないものです。

まあ、これだけ好機で勝負弱くどいつもこいつも打てない打線である以上は、こういう何も考えてないとしか思えない無謀さに賭けるというのも悪いことではないかもしれません。

もっとも、しっかりと好機で仕事が出来る打者がいるチームならそんなことはしなくても勝てる筈ですが。