2回戦(カープ2勝)
勝利投手 床田6勝4敗
敗戦投手 今井5勝2敗
(C)坂倉2号①
(L)-
打点
(C)モンテロ②坂倉①野間①小園①
(L)長谷川①外崎①
投手
※数字は自責点
(C) 床田②
(L) 今井⑤-田村
先発床田は8安打を浴びながら9回を2失点で投げ抜く。
打線は初回にモンテロの適時打で先制すると以降も繋がり5得点。
床田は最終回のピンチも凌ぎ、今季6度目の完投でチームは連勝でカード勝ち越し。
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昨日は好守でミスを連発しながら終盤に競り勝つ形となったカープですが、今日はさすがに厳しい思っていたのは私だけではなかったでしょう。
というのも今日の相手先発である今井達也は今季防御率が0.92と驚異的な数字を誇るだけでなく昨シーズンから継続して16試合連続HQSなどまさに現状の日本のプロ野球においてもっとも攻略するのが困難な投手。
対するカープの打線と言えば、個々の打者に修正力も対応力もなく、打撃コーチもスコアラーも揃いも揃って無能と間抜けしかおらず好投手相手には歯が立たないという事実は個々数年で証明されているのですから、どう考えても攻略はおろか、安打すらまともに出ないと考えるのが自然でした。
というより普通にノーヒットノーランを達成される可能性は高かったと思います。
しかし、蓋を開けてみれば初回にいきなり先制点を奪ったと思いきや、その後も何とか得点を重ねて7回までに5得点を奪い攻略する事に成功。
このチームの打線がこのハイレベルな投手からこれだけ得点できるとは微塵も思わなかっただけに大変困惑しております。
初回に小園海斗の盗塁失敗の直後にサンドロ・ファビアンが安打で出塁と噛み合わない状況から長打で先制点を挙げるなど2打点の活躍を見せたエレフリス・モンテロの故障離脱した開幕節以来の4番としての活躍がある程度は大きかったのかもしれません。
これでモンテロは一時ファビアンと共に打率が3割台に到達するなど好調を維持してくれています。
昨季同様に奮わない打線ですが唯一の違いは助っ人がまともに機能しているという事ですからかつてのスワローズのドミンゴ・サンタナと、ホセ・オスナのように何とかチームを引っ張る活躍をコンビで期待したいものです。
一方、前回登板は8回裏1失点の好投ながら味方の援護の無さから敗戦となった床田寛樹でしたが、今日も7回まで十分な援護点とは言えない状況ながら素晴らしい投球を見せてくれました。
100球未満での完投勝利…いわゆる「マダックス」がかかった最終回こそ不本意な投球で2失点を喫してバテてしまった形でしたが、それでも上記の通り驚異的な成績を誇る相手先発に対して投げ勝つ形になったのは素晴らしい事です。
ここまでほとんど援護がない状況でもほぼ独力で勝ちを収めて来た床田ですから、打線によるまさかの今井の攻略成功は気まぐれな野球の神様が遣わしてくれたその活躍に対するご褒美ととらえるべきかもしれません。
というか、そうでないとこのチームの打線が今井を攻略できた「怪現象」を説明できません。