2回戦(カープ1勝1敗)
勝利投手 髙橋1勝
敗戦投手 尾形1敗
(C)ファビアン7号④
(H)-
打点
(C)坂倉①ファビアン④矢野②
(H)前田純②周東①中村①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良④-高橋-森浦-栗林-ハーン
(H)前田純②-大山-尾形④-木村光-オスナ②-伊藤
先発大瀬良は2回表に先制打を浴びると4回にも失点し4回4失点で降板。
打線は序盤の好機を逃す展開も6回裏にファビアンの満塁弾で逆転。
リリーフ陣は無失点で抑えて逃げ切り4点差を逆転する勝利で連敗を止める。
髙橋は4年ぶりの白星。
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6月にして梅雨明けを待たずに梅雨前線が消滅するという全国的な異常な暑さ。
一方、交流戦もセ・リーグ球団がとにかく弱く首位の阪神が7連敗を喫しているにも関わらずさほどの順位の変動がないという異常事態。
しかし、今日は珍しく昨日唯一引き分けに終わったスワローズが敗戦した以外はセ・リーグ5球団が勝利となりました。
また、そのうち4試合がいずれも逆転勝利でもありますが、そんな中でもっとも劇的に勝利を収める形になったのは恐らく今日のカープだったかと思えます。
前回登板で7回自責点2の投球を見せながら勝利を収められず1ヶ月以上に渡って白星から見放されていた大瀬良大地は今日は初回以外は酷い投球に終始。
2回表には打席に立つのがプロ入り初だった相手先発の前田純に先制適時打を浴びる失態を見せると以降も立ち直る事無く4回4失点で降板という残念な結果と内容に終わりました。
これで大瀬良はここ5試合でQSは僅かに2試合と先発ローテーションとしては物足りない結果で、勝てないのは決して運だけではないと思えてきます。
一方で打線。
カルト宗教であるプラトーン起用教の熱心な信者で知られる新井監督ですから相手先発が左腕である事に合わせてどうせ好調の大盛穂を外して上本崇司や中村奨成辺りをスタメンで起用してくると思いましたが意外にもそのまま大盛を先発起用。
それどころか2番にサンドロ・ファビアンを起用するという攻撃的な打線の組み方をしてきました。
とはいえ、先発が試合を作れずに早々に先発が降板した以上は、この試合はもはや捨て試合も同然でしたし、私もさっさと試合観戦を切り上げて風呂場に行ったぐらいでした。
しかし、試合中盤から打線が反撃を開始し、5回表に坂倉将吾の適時打などで2点を返すと6回裏には満塁の好機でファビアンが劇的過ぎる満塁弾で逆転。
日曜日の北海道での試合では7点差を守り切れず歴史的な逆転負けを喫するなど退潮ムードに覆われていたチームを救う一発となりました。
飛距離、滞空時間、打った直後の確信歩きと今後数年は語り継がれるであろう絵になる当たりでもあります。
彼が本塁打を打った直後に風呂から戻って驚く事になった私も、しばらくはこの映像を見ながらニヤニヤすること請け合いです。
また、この劇弾に隠れてしまいましたが大瀬良が降板直後に2イニングを無失点で抑えた高橋昴也が実に4年ぶりの白星。
最後に白星を挙げたのは先発ローテーションに一時入りキャリアハイの5勝目を挙げた時以来です。
現状、ミドルリリーフを任せられる投手が少ないチーム状況にあってブルペンデーとなった試合でオープナーとして好投を見せるなど4年前とは違う形でチームへの貢献を見せ続けて欲しいものです。