22回戦(8勝12敗2分)
勝利投手 アビラ7勝8敗
敗戦投手 床田9勝12敗
(C)-
(S)-
打点
(C)佐藤①
(S)オスナ②山田②古賀②アビラ①並木①岩田①北村①
投手
※数字は自責点
(C)床田⑦-高橋①-滝田-菊地-常廣①
(S)アビラ①-矢崎-阪口-石山
先発床田は序盤から滅多打ちにあい3回途中7失点でノックアウト
打線は散発6安打で1得点のみの拙攻。
攻守で圧倒される大敗を喫して今季のスワローズ戦の負け越しが確定
佐藤がプロ入り初打点を記録。
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この試合の前日に新井監督の来季の続投決定という大変驚きかつ残念な報道が流れました。
この3年間で何一つ勝ち取れず攻守共にチームを崩壊に追い込んだどう考えても指導者として不適格な匹夫が来季も監督を務め続けるという事実に落胆しかありません。
要するにこれは球団からファンに対して「来季もつまらない試合をするから球場にもう来なくて良いですよ」というメッセージという事です。
ところでJリーグ限らずサッカーでは俗に「解任ブースト」と呼ばれる現象があります。
シーズン途中での解任が野球に比べて多いサッカーでは国内外問わず指揮官の交代をきっかけにチームの調子が上向くというもの。
近年だと2017年に森保一を解任し、ヤン・ヨンソンを招聘して何とかJ1残留を果たしたサンフレッチェ広島などが思い浮かぶかと思います。
翻って、ほぼ退任が当然と思われていた監督の留任が決まった直後のこの試合は、それとは真逆に「逆噴射」とも呼べる低調な試合となりました。
我々ファン以上に選手たちの失望が大きかったかもしれません。
先発の床田寛樹は最初から最後まで良いところが一つもなく3回途中7失点でノックアウトとプロ入り後でも最悪の結果と内容。
8月まで防御率2点台前半と素晴らしい成績を残しながら9月に入って低迷が止まらず遂にこの投高打低のシーズンにあって防御率は3点台にまで悪化とチーム同様に稀代の転落劇を見せるに至りました。
以前から書きましたが、どう考えても異常ともいえる酷暑の中で無意味に球数を投げさせ続けたベンチの至らなさが招いたと言って良いでしょう。
これでこのチームから今季二桁勝利の投手が消える事は確実となりました。
この3年間は全く振るわない打線を先発をはじめとした投手陣がひたすら支え続けて来たチームにあってこの事態はこの3年間のチーム作りが全くの失敗作だった事の証明に他なりません。
首位打者がほぼ確実ながら前回の試合で死球を受けるなど当たりが止まりつつある小園海斗をスタメンから外して再び今さらの若手起用を見せた打線は案の定機能しませんでした。
そもそもシーズンの結果が決してから引き揚げた若手起用など何の意味もないのは分かり切っています。
また、それをもって監督続投の根拠に挙げている松田元以下カープフロントの意図は改めて常人の理解を超えるものと言えるでしょう。
残り2試合となった今季最後の関東でのカード初戦は来季への今季の失望はおろか来季の期待すら吹き飛ばすような内容と結果になり、多くのファンの失望をかったこの試合。
この神宮球場を問わずシーズン通して惨敗に終わった関東での試合もあと1試合。
関東最終戦も今季はおろか来季も厳しいシーズンになる事をただただ披露するだけの舞台になる事でしょう。