吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

10/04(土)●「大きな感謝とやるせなさと」(カープ2025)

広島東洋カープ1-3東京ヤクルトスワローズ

25回戦(8勝15敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 下川2勝1敗

敗戦投手 佐藤柳1勝2敗

セーブ投手 星1勝2敗17セーブ

 

本塁打

(C)-

(S)濱田4号①

 

打点

(C)渡邊①

(S)濱田①中村悠①

 

投手

※数字は自責点

(C)佐藤柳③-ハーン-鈴木-菊地-辻-高橋

(S)下川①-大西-荘司-田口-星

 

先発佐藤柳之介は3回以降打ち込まれて5回3失点で降板。

打線は散発5安打で見せ場なく1得点に留まる。

惨敗で5連敗を喫し、15年ぶりの負け越し20でシーズンを終える。

渡邊がプロ初安打と初打点を記録。

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この試合の前に田中広輔松山竜平、上本崇司の退団が発表されました。

今季終盤は全く1軍に呼ばれない事などからある程度予想はしていましたが、いざその事実を聞くとなると残念な気持ちにはなります。

中でも田中広輔、松山はいずれもかつてのリーグ3連覇に大きく貢献を見せてくれた名選手たち。

田中広輔といえば、3連覇時にいずれのシーズンもフルイニング出場したタフネスぶりは勿論、伝統的に早打ちを好むカープの歴代1番打者の中では異例の出塁率の高さで強烈な打線を支えてくれました。

また、松山も打線の中心として田中、菊池涼介鈴木誠也丸佳浩と並んでその打棒で幾度もチームの勝利に貢献してくれた強打者で、2016年に25年ぶりのリーグ優勝を決めた試合で勝利打点となった本塁打鈴木誠也が負傷した2017年シーズン終盤の大活躍は多くのファンの記憶に刻み込まれている事でしょう。

また、個人的な思い出でいえば田中、松山、上本のプロ初本塁打をいずれも幸運にも球場で観戦させて貰えた事も忘れがたいです。

特に14年前の西武ドームでの松山のプロ初本塁打はチームの10連敗を止めた試合の決勝打でもあった事や、その後のヒーローインタビューも昨日の事のように覚えています。

ちなみにそのヒーローインタビューではまだ彼の代名詞である「鹿児島のじいちゃん」のフレーズは無く、普通の受け応えでしたね…。

そんな彼らのうち田中と松山は退団という形で新たな新天地を求める形での別れとなってしまったのは大変忸怩たる思いすら覚えます。

年齢的には厳しいかとは思えますが、本人たちの納得いく形でプロ野球人生を全うする事を今は祈るしかありません。

 

一方、悲惨極まるシーズンをこれまた悲惨な内容と結果で終える事となったカープ

実に最後の11試合でたったの1勝しかできずに負け越し数が20でシーズンを終えるのは実に15年ぶり。

間違いなくここ20年で最悪のチームと呼んで良いでしょう。

新人の渡邊悠斗がようやくプロ初安打と初打点を挙げる事ができましたが、それ以外では若手選手どもは全く見せ場がなく相変わらずの「プロ野球選手もどき」ぶりでファンから失望と失笑を買うためだけに試合に出されただけでした。

試合後の挨拶で田中広輔が言った一軍で試合に出る事に対する責任感を促すような内容の挨拶も、この年齢以外は全く価値のない選手どもにはどれだけ響いたのか疑問です。

加えて、「来年も変わらず負け続けます」と言わんばかりの新井監督のふざけた挨拶もあわさって、向こう何シーズンも続くであろう長い長い低迷への始まりを感じさせる最終戦となった事はただただやるせない気持ちしか出て来ません。

 

本当に、このチームは救いようがない。