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カープと趣味の日記

「消えたダイヤモンドのヒーロー」(カープ2025-2026)

いよいよ明日から春季キャンプが始まるカープですが、もはや我々ファンにとってはそれどころではないでしょう。

 

去る1月26日、羽月隆太郎の医薬品医療機器法違反による逮捕。

 

カープの球団史上のみならず我が国のプロスポーツ全体で考えても前代未聞の衝撃的な事態に直面して私個人も未だに気持ちの整理がついていません。

過去に遡れば現役引退後の選手が犯罪に手に染めたという事例は枚挙の暇がないほど存在はしていました。

私が生まれて初めて現地観戦したカープの勝利試合で先発した足立亘という投手もその一人で、戦力外になってから数年後に大麻所持で逮捕されたというニュースを聞いた10代の頃の悲しみは未だに心に棘のように残っています。

しかし、今回は現役の…しかも日本人選手による違法薬物による検挙ですからその衝撃も悲しみも大きく深いものです。

現在、警察による捜査中かつ本人も容疑を否認している以上、推定無罪の原則に則ればまだ彼を犯罪者扱いするのは尚早ではありますが…薬物検査で陽性かつ、家宅捜索でも自宅から薬物が発見されているという状況を考えるとこのままチームの一員としてプレーを続ける事は困難に思えます。

羽月といえば、ドラフト下位での入団以降、盗塁の切り札として徐々に出場機会を増やし、昨シーズンはキャリアハイとも呼べる成績を残して今季はスタメン奪取も狙えた選手。

のみならずチームのムードメーカーとしての一面もあり、このような事態とは無縁と思えたぐらいのひた向きかつ真面目な選手と確信していただけに本当にどうしてこんな事になってしまったのか…とても悲しくてやり切れません。

 

一方で、この事態を受けてカープにはもっと大きな問題があります。

それはその罪状の特質上、既にチーム内で違法薬物が蔓延しているのではないかという疑惑。

実際のところ警察もその部分に注目して既にマツダスタジアムや大野練習場という施設にも家宅捜索が行われています。

単に球団の事務所がある場所という以上に、私たちファンにとってかけがえのない場所である本拠地球場に捜査の手が入るという事態に至って、事はもはや羽月個人の問題ではありません。

こうなった以上は、球団としては一刻も早く選手・スタッフ全員に対するヒアリングと薬物検査を実施のうえで結果を公表するべきです。

また、薬物検査については定量的に抜き打ちでシーズン中も常に実施するなどやりすぎなぐらいの対応をしないと世間からの疑念を払しょくすることは不可能でしょう。

そうでないと球団の人気への影響は勿論、全くの無関係な選手に誹謗中傷が飛び交う事態になりかねません。

 

しかし、残念な事に現状でのカープ球団の動きは鈍く上辺だけの謝罪コメントをホームページに掲載しただけで、その謝罪文にしてもその後はくだらないグッズの販売予告によりトピックスの端に追いやられているという有様で全く当事者意識が足りないと言わざるを得ません。

球団内から逮捕者が出たという時点で、本来なら球団社長たる松田元氏自らが陣頭指揮をとって事にあたるべきなのにまともに記者会見すらしていない事には世間一般の感覚からすれば非常識このうえない事です。

羽月が12月に警察から任意同行を求められた事など一切球団への報告を怠った事や、容疑を否認し続けている事、そもそも選手が身分としては個人事業主であるという点など積極的に動きにくい要素はあるでしょうが、「選手には悩みがあったら相談して欲しい」などと呑気な事を言っている状況ではありません。

 

言うまでもありませんが、この問題は試合に勝った負けたとか、あの選手のプレーが良いとか悪いとかそんな次元の問題ではありません。

本当にチームがキャンプイン出来るのか?それ以前に今季のプロ野球興業に参加させて貰えるのか?そもそも球団が存続できるのか?

 

素直に言わせて貰うとあまりに球団の危機感のない対応に直面してこれ以上の問題に発展しないか現状でも私は戸惑いと不安しかありません。