広島東洋カープ6×-5中日ドラゴンズ
1回戦(カープ1勝)
勝利投手 森浦1勝
敗戦投手 勝野1敗
(C)-
(D)-
打点
(C)平川③モンテロ②勝野①
(D)村松①カリステ①福永①石伊②
投手
※数字は自責点
(C)床田②-齋藤汰-中崎-ハーン-赤木③-辻-森浦
(D)柳①-橋本-メヒア-アブレウ④-藤嶋-勝野①
プロ入り初の開幕投手の床田は9安打を浴びて5回2失点で降板。
打線は8回まで1得点の拙攻も最終回にモンテロ、平川の適時打で追いつく。
延長10回裏に勝田のプロ入り初安打が4点を逆転するサヨナラ打となり劇的な勝利。
球団史上57年ぶりの大卒新人開幕スタメンの平川、勝田がプロ初安打、初打点を記録。
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開幕戦から私はなんというものを見てしまったのでしょうか。
あまりに考えられない劇的な事態に喜ぶよりもまずは途方に暮れてしまいましたね…。

球団史上57年ぶりとなる新人野手開幕スタメンとして平川蓮と、勝田成が名を連ねた試合は9回表まで投打で良いところが全くない展開。
キャリア初の開幕投手を務めた床田寛樹はオープン戦での不振そのままで初回から不安定な投球に終始し、9安打も打たれて5回2安打で済んだのは奇跡としか言いようがありませんでした。
また、それ以降の継投も何とか8回まで無失点で抑えたものの全ての投手が走者を許すという内容的に見るべきものがなく、単純にこちらのチームに負けないぐらいの相手チームの拙攻に助けられていただけでした。

打線に至ってはもっと酷く、3回以降に何度か得点圏に走者を進めたものの入った得点は平川による内野ゴロの間の得点のみ。
以降は、相手リリーフ陣に全く手も足も出ず、9回表にプロ初登板の新人、赤木晴哉が打ち込まれて3失点を喫した時点で試合は終わったと思ったファンが私も含めて大多数を占めていた事でしょう。
実際、私の隣の席の家族連れは早々に席を立っていましたし私も試合終了後に早く帰れるように9回裏前には荷物をまとめてしまっていました。

しかし、そこからサンドロ・ファビアンの安打をきっかけに作った無死満塁の好機にエレフリス・モンテロの適時打で2点差に迫ると打席には平川…はっきり言ってこの好機は勿論、開幕1番は彼には荷が重すぎると思っていたのですがポテンヒットがライン上に落ちる幸運な形で劇的な同点打になるのですからわからないものです。

その後一気にサヨナラを決める好機を逃して得た10回裏2死1塁2塁での打席には今度は勝田成。
ここまで明らかに本場でのプロの投球についていけていないように見えただけに目の覚めるような快打で30年ぶりの開幕戦サヨナラ勝利をもたらした事には驚倒しました。
というより長い事カープの試合を見ていますが、これだけの点差を最後の残り1イニングで逆転した経験はほとんどありません。
平川は3ボールからのフルスイングで、勝田は2球目から相手の高めの直球を振り抜くという積極的性で二人ともまさに恐れを知らない自由な挑戦者と呼べる大胆さ。
当然ながらこの試合だけで彼らの今後の活躍が保証されるとまでは思いませんが、こういう大胆さが二人して球団史でもほとんど例のない開幕戦からの活躍を生み出したのですから素晴らしい事です。
それは帰りに乗ったタクシーの運転手さんですら彼を語る際に興奮気味だった事からも分かる事かと思います。


