3回戦(1勝2敗分)
勝利投手 森1勝
敗戦投手 門別1敗
セーブ投手 栗林1セーブ
(C)-
(T)-
打点
(C)菊池①田村①
(T)-
投手
※数字は自責点
(C)森-ハーン-栗林
(T)門別②-石黒-井原-及川
先発森は7回まで3塁を踏ませない好投も8回途中で降板。
打線はほぼ毎回の11安打を放ちながら菊池の犠飛と田村の適時打の2得点のみ。
8回途中から登板のハーンが好救援を見せて接戦を制して今季チーム初勝利。
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先の2試合に比べると日差しには恵まれたもののまだまだ冷え込みが続く広島での開幕3戦目。
森下暢仁、床田寛樹を投入しながら連敗スタートとなった状況だけあって開幕3タテは必然とすら思えて球場に向かう足が少々重たく感じられました。
というより屋内練習場前の警備員のおじさんですら通りがかった阪神ファン相手に「今日はもう3タテよ」なんて言ってしまっていたぐらいですから…。
しかし、キャリア初の開幕ローテーションを掴んだ先発の森翔平の快投が沈滞ムードを一気に振り払いました。
初回にあわや長打という当たりをサンドロ・ファビアンの好捕で凌ぐと以降は凡打の山を築き7回を終わった時点で相手チームに2塁すら踏ませず僅か1安打の好投。
また打っては安打と犠打で好機を演出する活躍すら見せてくれました。
8回こそ打ち込まれて無死1塁3塁で降板という力尽きる形にはなりましたが、ほとんど援護が見込めない状況である事を考えれば賞賛されるべき投球と言えるでしょう。
また、その森からマウンドを引き継いだテイラー・ハーンも力強い投球で、二俣翔一の好捕に助けられつつアウトカウントを間違えてベンチに帰りかけるという珍事を挟みつつもピンチを見事に切り抜けてくれました。
昨年同様に僅かなリードを守り切る事でしか勝利を得る事が出来ない貧打のチームにあってこういう形でしっかり勝てたのは本当に良かったです。
一方で、上記のように要所で好プレーで何とか失点を防いだ野手陣ですが肝心の打撃に関しても開幕戦と2戦目に比べれば多少はマシでした。
負傷交代した秋山翔吾に代わり急遽出場した田村俊介が待望の今季チーム初の適時打を放ち、あのエレフリス・モンテロや、ファビアンですら安打と、毎回のように安打を重ねて打ちも打ったりの11安打。
しかし、それだけ安打を重ねながら入った得点は僅かに2得点とまるで笑い話のような酷さは相変わらず。
このカードは佐藤輝や森下翔太など相手チームの主軸打者の本塁打で試合を決められて負け越す事になった事を考えるといくら安打を重ねても決定的な場面で長打が出なければ何の意味もないという事は明らかです。
まあ、とはいっても急にホームランが打てる選手が出て来る訳ではありませんし、そもそもフロントがそんな魅力あるチーム作りはしていない以上はこういう何度も好機を作ってそのうち点が入るのを待つしかないという事でしょう。
何とも寂しくつまらないものです。