吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

09/15(水) ○「謎の起用の筈が…」(カープ2021)

中日ドラゴンズ3-5広島東洋カープ

22回戦(カープ12勝8敗2分)

バンテリンドームナゴヤ

 

勝利投手 森浦3勝3敗

敗戦投手 福2勝2敗

セーブ投手 栗林1敗24セーブ

 

本塁打

(C)正随1号③

(D)堂上5号②

 

打点

(C)正随④上本①

(D)堂上②高橋①

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村③-島内-森浦-ケムナ-塹江-栗林

(D)笠原①-田島-福③-藤嶋①-森

 

先発玉村は2回裏に2ランを浴びて先制を許すと4回も3失点目を喫し降板。

打線は6回まで4安打1得点の拙攻も7回表に正随の3ランで逆転。

リリーフ陣が無失点リレーで僅差を守り抜き連敗を4で止める。

------------------------------------------------

無死1塁2塁から無得点と試合開始10分程度で見るのを止めたくなるような芸術的な拙攻をいきなり見せつけた「1点打線」。

一方、圧倒的と言わないまでもここまで安定して試合を作って来た玉村昇悟も序盤からあっさり失点を喫して4回で降板という残念な結果と内容でした。

こうなると昨日同様に中盤以降に追加点を奪われて大敗に終わるという結末は容易に想像できたのですが7回表に奇跡が起きました。

奇跡を巻き起こしたのは昨日いきなり3番スタメンに抜擢されながら安打はおろかバットをちょこんと出しては凡打に終わるだけの内容でソフトボールすらまともに打てないのではないかとすら思えた正随優弥。

終盤ビハンドであるにも関わらず犠打を試みるという明らかに試合のスコアを忘れているかのような間抜け極まりないベンチの策と、それに混乱した小園海斗のミスによって1死1塁2塁ながら白けたムードが漂っていた場面でのあの一閃は素晴らしいものでした。

本人もヒーローインタビューで語ったように前打席での適時打で気持ちが楽になった事で思い切りの良いスイングが出来たようです。

 

また、明日は試合がない日である影響もあって早めに先発を下げた事で潤沢に投手を投入出来た事も結果的に正随が起こした奇跡を台無しにせず、久方ぶりの登板となる栗林良吏まで繋げる事が出来た事もこの逆転勝利を呼び込んだ要素である事を忘れてはならないでしょう。

もはや人智を超えた凄まじさの栗林を除けばいずれも防御率が3点台半ばから4点台と悲惨な数字ばかりでよくこの投手たちで6イニングも無失点に抑えたものだと感心します。

 

しかし、一番の驚きはベンチの意図が分からない采配が何故かことごとく的中してしまい逆転を呼び込んだ事でしょう。

例えば、正随の3番起用。

ただでさえ打てない状況の打線にあって全く実績のなく昨日も散々だった正随を中軸に据えてまで他の打者の打順を変えるのを拒んだ理由が分かりません。

また、ビハインドの場面かつ残りイニングを考えても田中広輔や上本崇司の代打で投入したのもいつもの事ながら怒りを覚えたのは私だけではないでしょう。

しかし、ご存じの通り結果は田中広輔と上本の出塁がいずれも得点に結びついたばかりか今日の打点は全て正随と上本のみという不可解ともいえる結果。

勿論、今日の勝利をもってしてもぶっちぎりでの最下位がほぼ確定しつつあるチームの戦績からして「ベンチの我慢の采配が実った」などというふざけた見解はここに入る余地はありませんし、これだけ負けるとこんな事も起こるというだけの事なのでしょうが…。

なんとも不思議なものです。

09/14(火) ●「森下はもう十分頑張ったから…」(カープ2021)

中日ドラゴンズ10-1広島東洋カープ

21回戦(カープ11勝8敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 松葉4勝3敗

敗戦投手 森下6勝7敗

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)曾澤①

(D)木下①福留①大島②堂上⑤京田①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下⑥-菊池保-矢崎④-森浦

(D)松葉①-祖父江-福-岡田

 

先発、森下は不安定な投球に終始し6回6失点でノックアウト。

打線は4回裏の曾澤の適時打のみで散発5安打1得点。

3番手矢崎も打ち込まれて大敗を喫し4連敗。

------------------------------------------------

後半戦に入ってから勝ち星が未だに得られないどころか、ここ2試合はQSすら守れず試合を作る事すらままならないというプロ入り2年目にして完全に壁にぶつかってしまった森下暢仁。

前回登板時にノックアウトされたドラゴンズ相手に雪辱を期しましたが…その結果も内容も無残なものでした。

これまで面白いようにストライクを取っていた前半戦の活躍がまるで嘘のように制球、球威ともに低調で、今季前半戦まで圧倒していたドラゴンズ打線にボコボコに打ち込まれる姿は見ていて辛いものがありました。

思い起こすと今季の森下は大瀬良大地の故障離脱などもあり開幕戦から脆弱極まりないローテーションの軸としてマウンドを守り続けたうえにオールスター戦に続いて中断期間も休む暇なくナショナルチームの主戦投手としてもフル稼働。

更にはチーム内クラスター発生で濃厚接触者となった為にシーズン途中で練習がまともに出来ないという事態までありました。

それらに加えて度重なる打線の無援護や、無暗にイニングと球数を投げさせまくる首脳陣の方針などもありもはや彼は心身ともに疲労の極みあると改めて思えます。

先週時点でも言いましたが、正直限界でしょう。

もはやチームも最下位がほぼ確定している状況でもありますので登録抹消のうえでしばらく休養と調整をさせるのが最善かと思えます。

首脳陣には目先の勝利に囚われず、この若き俊英がこのあと何年もチームを引っ張ってくれるような措置を施す責任があるでしょう。

何より、今年の彼はカープファンのみならず全野球ファンの為にもあれだけ頑張ってくれたのですから。

 

一方で、前回の試合で負傷交代した西川龍馬に代わって正随優弥を3番に起用するという奇策も見事に空回りに終わった打線。

ここ最近のこのチームの打線というのは低浮上と急降下をひたすら繰り返すだけでしたから今は後者のフェイズに入っているだけという事でしょう。

二軍でまずまずの活躍を見せていた若手をいきなり中軸で起用してみたところで焼石に水な訳ですから、あと5連敗ぐらいすればそのうち打つかもしれないと諦めて眺めるしかないでしょう。

それにしても、この「1点打線」を見ていると…つくづく疲労困憊の今の森下にとって不幸なのは「カープと対戦出来ない事」と思わざるをえません。

どれだけ相手投手が苦しくても勝ち星を授け自信を取り戻させる事に定評がある「カープクリニック」ことカープ打線なら今の森下でも6回無失点で切り抜けられる事でしょうし…

まあ、こればかりは仕方のない事です。

09/12(日)●「週末カープクリニック?」(カープ2021)

広島東洋カープ2-1読売ジャイアンツ

18回戦(カープ7勝10敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 菅野4勝6敗

敗戦投手 床田3勝3敗

セーブ投手 畠3勝3敗1セーブ

 

本塁打

(C)鈴木誠28号①

(G)小林1号①

 

打点

(C)鈴木誠

(G)岡本①小林①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田②-塹江-島内-バード

(G)菅野①-中川-畠

 

先発、床田は初回に先制点を許すも以降は6回までパーフェクト投球を見せ7回2失点。

打線は2回裏に鈴木誠也本塁打で追いつくも以降は拙攻で無得点。

先発投手の奮闘に打線が応えず敗れ3連敗で最下位転落。

------------------------------------------------

金曜日土曜日に2連戦を行ったうえで別のチームと日曜日に1試合だけナイターをするという変則的な日程となったこの試合。

この週末と言えば一昨日は通算100勝を前に7度に渡り足踏みしていた西勇輝にあっさり記録達成を許し昨日は前回登板でノックアウトされていた秋山拓巳ノーヒットノーランされそうになるなどまさに「カープクリニック」状態。

この試合に関しても、前回ノックアウトされるなど復帰後調子が上がらない菅野智之が相手でしたが、「治療に成功」してしまう形になってしまいました。

鈴木誠也の特大本塁打で追いついた場面以外は攻撃で見せ場がほとんどないうえに、林晃汰の意図がよく分からない走塁死や、終盤1点差の無死1塁で上本崇司を代打に送ったりと理解に苦しむベンチの「悪ふざけ」も健在。

結局、今季最長の6連敗だった相手チームを救う事にもなり上位チームにとってこれ以上の引き立て役はないでしょう。

残念ながらこれがチーム全体として完全にシーズンの目標を見失った今のカープの現実という事を改めて思い知らされます。

「優勝。日本一を目指してやっているので」

2年ぶりの本塁打が決勝打となった小林誠司が試合後に残したコメントは我々にとってもとても重たい言葉という事です。

 

もっとも、その「ドアマットチーム」にあって今日の先発を務めた床田寛樹は初回に失点を喫し7回にも痛恨の一発を浴びるという場面はあったものの2回から6回をパーフェクトで抑えていたのですが称賛に値する投球だったでしょう。

先発不足という決して前向きではない理由でローテーションに復帰して以降は3試合連続でQS以上という安定感は現状の投手陣では抜群のもの。

一昨年前シーズン中盤辺りの輝きをこのまま取り戻して欲しいものです。

まあ、それでも今日のような展開だと勝ち星を延ばすのは不可能なのですが…。

 

09/11(土) ●「まるで初めて対戦したかのような…」(カープ2021)

広島東洋カープ1-4阪神タイガース

18回戦(カープ8勝10敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 秋山10勝5敗

敗戦投手 高橋昴3勝5敗

セーブ投手 スアレス1勝1敗31セーブ

 

本塁打

(C)西川10号①

(T)マルテ17号③

 

打点

(C)西川①

(T)マルテ③ロハス・ジュニア①

 

投手

※数字は自責点

(C)高橋昴③-矢崎-島内-ケムナ①-森浦

(T)秋山①-岩崎-スアレス

 

先発、高橋昴也は5回まで再三のピンチを切り抜け無失点も6回途中で力尽きノックアウト。

打線は6回まで無安打投球を許し7回裏に西川の本塁打による1得点のみ。

好守で圧倒される内容で惨敗を喫し2連敗でカード負け越し。

------------------------------------------------

前回、不安定極まりない投球ながらも自身が投げている間に纏まった援護点を貰えた事もあり6回無失点で久方ぶりの勝利を収めた高橋昴也。

今日に関しても走者は背負うものの要所は締めた投球で5回終わった時点ではむしろ前回より良い投球にすら見えました。

しかし、相手先発に打線が圧倒され1失点でもすれば即座に負けが確定するという状況にあって6回にあっさり先制3ランを浴びるとそのまま立て直す事も出来ずノックアウト。

前回同様に自身が投げている間にある程度援護点があればQSはおろか7回以降も投げる事が出来たと思えるので何とも残念ですが、次回に期待です。

 

一方打線は前回3年ぶりにようやく黒星を付ける事が出来た秋山拓巳相手全く手も足も出ない以前に6回まで無安打という体たらく。

7回裏にようやくもたらされた初安打及び辛うじて得た得点は、まともなコースのボールが打てない西川龍馬がヤケクソで振り回したバットにボールが偶然命中しただけとしか思えない本塁打によるもののみ。

結局のところ前回の勝利は単なるマグレに過ぎないという事を証明しただけでした。

それに輪をかけて酷いのがこの秋山の投球に対して「不思議なストレート」とまるで初めて対戦した投手に対するかのような朝山東洋打撃コーチが残した呑気なコメント。

これまた他人事のようなコメントしか残さない佐々岡真司監督と同様に何度も何度も同じ投手に似たような展開で負け続けている当事者意識が全く感じられません…というか改めてこの二人は指導者という仕事を舐めているとしか思えないです。

こんなふざけたコメントを残すという事は相手投手に対して対策の指導はおろか、データの分析すらまともにしてないと言っているようなもの。

残念ながらこのような匹夫が一軍でコーチを務めているようではこのチームが秋山を打ち込む機会は永遠に訪れないと断言できます。

即ち、今後も優勝に向けて確実に勝利を得る為にはタイガースは前後の登板間隔関係なしに秋山をぶつければ良いだけですし、運悪く自身がチケットを取った試合の相手先発が秋山だったファンは残念ですが試合を早々に諦める事をお勧めするしかありません。

 

09/10●「比較するのも僭越ながら」(カープ2021)

広島東洋カープ1-4阪神タイガース

17回戦(カープ8勝9敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 5勝9敗

敗戦投手 6勝5敗

セーブ投手 スアレス1勝1敗30セーブ

 

本塁打

(C)-

(T)-

 

打点

(C)坂倉①

(T)糸井①サンズ①中野①近本①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良③-塹江-森浦①-バード-菊池保

(T)西勇①-小川-及川-岩崎-スアレス

 

先発大瀬良は不安定な投球ながら粘るも6回に勝ち越し点を許す。

打線は中盤の好機を活かせず初回に坂倉の犠飛による1得点のみ。

中盤以降に突き放されて惨敗を喫しカード初戦を落とす。

------------------------------------------------

昨日の試合で球団記録となる6試合連続本塁打を放った鈴木誠也

今日は王貞治ランディ・バースの球史に残る二人しか成し遂げていない日本記録に挑む事となりましたが…結果的に無安打に終わり記録達成はならずついでに試合も惨敗で終わりました。

もっとも、Jスポーツの解説を務めた野村謙二郎が「6試合連続でヒットを打つこと自体が難しいのにましてや本塁打なんて…」と驚嘆していた通りこの6試合で放った本塁打は8本のみならず13試合で12本塁打というまるで漫画のような活躍ぶりは凄まじいもの。

日本記録には残念ながら届かなかったものの球団史に残る不滅の記録には変わりありませんから改めて鈴木誠也のこの偉業を称えると共に明日から改めて記録に挑んで欲しいと思います。

 

先発ローテーション投手にあって唯一後半戦にスタートダッシュに成功した大瀬良大地は前回に続いて試合は作ってはいるものの足踏み。

ストライクゾーンが頻繁に移動する球審の影響も大きかったようで、初回にいきなり失点を喫すると以降もピンチの連続で辛うじて凌いではいたものの6回表に力尽きて勝ち越し点を許す展開となりました。

耐えている間に味方の援護がいくらかあればそれでも何とかなったでしょうが…さすがに昨日大活躍した鈴木誠也、坂倉将吾、林晃汰がいずれも無安打に終わった以上は難しかったようです。

とはいえ、先発が最少失点に抑えているとはいえ不安定かつ、好機を打線が活かせなかったのは相手チームも同じだったように見えます。

しかし、最終的にこの結果に終わったのは単純に地力の差…というのもありますが監督の力量の差が何より歴然としていました。

6回表にここまで最少失点で抑えたばかりでなく通算100勝目が掛かっていた西勇輝に好機で迷うことなく代打を送り以降のイニングには実績は少なくともフレッシュで勢いのある若手に委ねるという英断は見事の一言。

一方でこちらはといえば再三の好機で仕掛けが全くないばかりか勝ち越された直後に出塁した松山竜平に代走を送る事すら怠るという相変わらずベンチで起きているのか寝ているのかも分からない状態。

かたや低迷していたチームを優勝争いに導いた監督と、3連覇を果たしたチームを破壊している愚か者を比較するのも僭越ですが…こういう展開の試合だと改めてそれが明らかになるという事です。

09/09(木) ○「4番の仕事」(カープ2021)

広島東洋カープ12-5中日ドラゴンズ

20回戦(カープ11勝7敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 勝敗セーブ

敗戦投手 勝敗セーブ

セーブ投手 勝敗セーブ

 

本塁打

(C)西川9号②鈴木誠26号①鈴木誠27号②

(D)-

 

打点

(C)西川②鈴木誠③菊池涼①林③坂倉②松山①

(D)桂②京田①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里④-塹江-島内-バード-矢崎-菊池保

(D)勝野④-岡田④-藤嶋-三ツ間-田島

 

先発九里は初回から制球が定まらず4点差を守れず5回途中でノックアウト

打線は初回に西川、鈴木誠也の連続弾で先制すると3回以降も打線が繋がり12得点。

一時4点差を追いつかれるも3回から8回まで毎回得点で勝利し2カード連続勝ち越し。

鈴木誠也が球団記録と並ぶ6試合連続本塁打を記録。

------------------------------------------------

マツダスタジアムでの対ドラゴンズ戦最終戦にして「バリバリバリ」という幼稚園児が考えたような酷い今季のキャッチフレーズをテーマにした微妙極まりないデザインの限定ユニフォームで臨んだこのカード最後の試合。

先発の九里亜蓮は自身プロ入り初の二桁勝利まであと1勝と迫り幸先よく援護点まで貰っていた状態でしたが、無失点で終わったとはいえ初回から30球以上も要した事からも分かる通り今日は制球に苦しむ投球に終始しました。

リーグ再開以降、キャッチングの技術が拙い坂倉将吾との相性の悪さも相まって何とか6回まで苦しみながら辿り着くのが精いっぱいだった九里ですが、今日は結局最後まで立て直す事が出来ず勝利投手の権利を自ら手放してしまったのは残念の一言。

次回こそは悲願の二桁勝利を挙げて欲しいものですが、何度も指摘しているようにもう坂倉とはバッテリーを組むべきではないかと思います。

そもそも、本人は不本意でしょうが坂倉の天職は捕手ではなく一塁手なのですし…。

 

上記の通り九里が大きく期待を裏切った一方で、期待を大きく上回る活躍を見せたのは鈴木誠也でした。

球団では16年ぶりとなる5試合連続本塁打を放って迎えた今日は西川龍馬の先制弾の直後の第一打席でいきなり本塁打を放ち1987年のリチャード・ランス、2005年の新井と並ぶ球団記録に並ぶだけでなく、4点差を追いつかれた4回裏には勝ち越しの2ランまで放ったのは驚異的です。

特に2本目の本塁打は九里の乱調に加えて坂倉のパスボールに西川の緩慢な守備、果ては小園海斗の近所のソフトボール大会でも見るかのような考えれない落球と半ば自滅した形で同点劇を許していただけに、チーム全体が気落ちして状況を鼓舞する価値あるものとなりました。

これがなければ試合はそのまま逆転負けを喫していたのは勿論ですし、その後の林晃汰の3打点の大暴れや、昨日から良い当たりが悉くアウトになる不運に見舞われていた坂倉将吾の2安打も無かった事は容易に想像できます。

同点とはいえ非常に重苦しい状況の試合にあってチームを鼓舞して息を吹き返させたその働きはまさにただ打てば良いだけでは務まらない4番の仕事の典型例と言えるかと思います。

個人的には鈴木誠也のプレースタイルが一番輝く打順は1番か3番だと思いますが…今宵に関してはそのような無礼な意見は許されないでしょうし、「こんな誠也がもっと見たい」と思うのはまた当然の事でしょう。

09/08(水) ●「基本が疎かでは…」(カープ2021)

広島東洋カープ1-4中日ドラゴンズ

19回戦(カープ10勝7敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 松葉3勝3敗

敗戦投手 玉村2勝6敗

セーブ投手 R・マルティネス2敗16セーブ

 

本塁打

(C)鈴木誠也25号①

(D)福田5号②木下8号①

 

打点

(C)鈴木誠

(D)木下②福田②

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村③-ケムナ-森浦①

(D)松葉①-祖父江-又吉-R・マルティネス

 

先発玉村は7回に勝ち越し弾を浴びて逆転を許すも3失点で投げ切る好投。

打線は2回裏に鈴木誠也の5試合連続本塁打で先制も以降は拙攻。

最終回に森浦も打たれ打線も見せ場なく連勝が3で止まる。

------------------------------------------------

いつもは試合終盤で試合を見切って見るのを止めるのが常な私ですが、昨日の嘘のようなサヨナラ勝ちもあったのでビハンドがあっても奇跡を信じて今日は試合を最後まで見ていました。

…というのは大嘘でいつも通りに7回裏ぐらいでネットでの中継を見るのは止めてあとは一球速報でデータだけ見るに留めていました。

それぐらい打線の援護がほとんど無く玉村昇悟に勝利がつかなかった事は大変な失望を覚えたという事です。

玉村は不安定な立ち上がりを坂倉将吾の2度に渡る盗塁阻止で凌ぐと以降は圧倒的な内容とまでは言わないまでも4回まで1安打と比較的安定した投球を見せてくれました。

この段階で何点か追加点があればこのままつつがなく7回まで投げ抜いてくれた可能性は高かったのですが…残念ながらそうはなりませんでした。

QSを果たせず降板した前回登板を経て今日は中盤以降で失点を重ねて逆転を許したとはいえ7回を3失点で投げ抜いたのですから全体的に見れば素晴らしい結果と言えるでしょう。

玉村はこれで、ここ5試合でQS以上を4度重ねたにも関わらず1勝も出来ないばかりか6敗目。

この今季早々に崩壊していた先発ローテーションに現れた若き左腕は本来なら5勝以上していても不思議でない訳ですから本当に残念です。

 

その玉村の奮闘をまたも台無しにした打線は鈴木誠也が2回裏第一打席に本塁打を放つという昨日のコピーのような形で先制するもそれ以外は全く見せ場がなく勿論、二夜連続の奇跡もありませんでした。

というより安打数は昨日より少ないので余計に酷かったように思えます。

特に俊足を期待されている選手にも関わらず2度に渡る併殺打を放った野間峻祥の酷さは際立っていました。

また、昨日の試合で「覆面パトカー」からリーグの首位打者に昇格した坂倉将吾も4タコと冴えない結果におわりました。

結局、先発が試合を作っている序盤から中盤にかけてしっかりと援護点を取れなければ勝利は危うくなるという基本が出来ていないと勝てる試合も勝てないという当たり前の事を思い知らされます。

奇跡は滅多におきないから奇跡なのであり本来の基本の形が出来ないチームが一度の奇跡で劇的に変わる事もないという事です。