吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

一番の輝きに感謝(古葉竹識氏を偲んで)

シーズンが終了して2週間ほど経ち、新外国人の獲得、来季首脳陣の発表、鈴木誠也ポスティングシステムによるメジャー移籍表明と様々なニュースが飛び交う中で本日、カープOBである古葉竹識氏の訃報がもたらされました。

 

現役時代は1960年代のカープを代表する名内野手であると共に指導者としては1975年の初優勝を皮切りに4度の優勝に3度の日本一にチームを導いた名将である古葉氏の功績はカープファンを名乗る者なら知らない人はまずいないでしょう。

とはいえ、私が物心ついてカープを応援し始めていた時期には既に氏はカープを退団した後でしたし、恥ずかしながらその存在を知ったのは当時コロコロコミックで連載していた「かっとばせキヨハラくん」で大洋ホエールズの監督として登場した事からでした。

ましてや現役時代の活躍に至っては私の両親ですらあまり知らない時代の話です。

なので、若いファンやカープを最近応援し始めてくれた方に偉そうな事を言える資格はないのですが…その功績はあまりにも輝かしくファンにとっては必修科目とも呼ぶべきもの。

済々黌高校、専修大学を経て濃人渉白石勝巳という広島を代表する野球人たちの薫陶を経て同期入団の長嶋茂雄首位打者を争った現役時代。

南海ホークス野村克也を支えた後、森永勝也に請われてカープに復帰したコーチ時代。

そして、選手たちに多大な影響を与えながらも、シーズン開幕直後に電撃退団したジョー・ルーツの後を受けて若干39歳にしてチームに創設26年目での初優勝をもたらした1975年以降の監督としての栄光は歴史的偉業として特筆すべきもの。

今もなお強い時代のカープの象徴として良くも悪くも多用される「投手王国」「機動力野球」は全て彼の監督時代にその原型はもたらされた物ですし、球団の歴史自体も「古葉以前」と「古葉以降」で大きく異なるとすら言えます。

山本浩二衣笠祥雄を筆頭に外木場義郎北別府学三村敏之水谷実雄などの好投手、名野手は勿論、高橋慶彦江夏豊達川光男などのあまりに個性的過ぎる選手たちまで指導したその手腕はカープファンのみならず多くの野球ファンを魅了してくれました。

その栄光はこれからも多くのファンに語り継がれる事は間違いないでしょう。

 

最近の消息はあまり聞いておりませんでしたが、個人的に記憶に残っているのは3年前に亡くなった衣笠祥雄の追悼ラジオ番組に出演された時の事。

同じくゲスト出演した安仁屋宗八氏と共にあまりに早く逝った鉄人にショックを隠せないようでしたが、番組の最後に安仁屋氏に「安仁屋ちゃん、お互いに元気でいようね」と優しく語り掛けたのが印象的でした。

というより上記の通り、過去の映像以外では退団した後の優しい風貌しか知らず、高橋義彦や長嶋清幸のような悪童たちを震えあがらせるぐらいの指導者だったのが未だに信じられないぐらいです。

逆にいえば、それだけ野球に対して誰よりも真摯であったという事の現れだったのかもしれません。

 

「耐えて勝つ」を合言葉に多くのタイトルと数えきれないぐらいのドラマをファンに提供し続けたくれた古葉竹識氏。

改めてその冥福をお祈り申し上げると共に、私のように祖父母以前の代から広島で生まれ育った者にとっては「カープの歴史は家族が歩んだ戦後の歴史そのもの」ですが、その歴史をもっとも輝かせてくれた事に感謝したいと思います。

 

それにしても…。

津田恒美氏、三村氏に加えて近年では衣笠氏、高橋里志氏、シェーンことリッチー・シェインブラム氏、エイドリアン・ギャレット氏と「向こう側のチーム」の選手層が厚くなっているのはやむを得ないとはいえ本当に悲しい事です。

しかし、私たちファンにそれに対してできる事は彼らが私たちに与えてくれたものを忘れる事無く、彼らが愛したチームを盛り立てる事。

今回の名将の訃報を受けて、ファンの端くれとして私もそれをこれからも大切にしていきたいと改めて誓う次第です。

11/01(月)○「最終戦の輝きと黄昏」(カープ2021)

東京ヤクルトスワローズ7-9広島東洋カープ

25回戦(カープ8勝14敗3分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 塹江5勝4敗

敗戦投手 吉田大喜1勝1敗

セーブ投手 栗林1敗37セーブ

 

本塁打

(C)石原4号③西川12号③

(S)宮本1号①

 

打点

(C)坂倉①石原③小園①西川③坂倉①

(S)古賀①宮本②西浦①塩見①

 

投手

※数字は自責点

(C)小林④-塹江-ケムナ-床田-森浦-島内-栗林①

(S)高橋⑤-吉田大③-石川①-今野-田口

 

初登板初先発の小林は6奪三振も4回裏に打ち込まれて6失点でノックアウト。

打線は初回に石原の3ランなどで4得点すると5回表に西川の3ランで逆転に成功。

9回裏に栗林が今季初被弾を喫するも抑えて逆転での3連勝で今季最終戦を終える。

床田がプロ入り初ホールド。

鈴木誠也首位打者と最高出塁率が確定し、栗林も37セーブのプロ野球新人タイ記録を達成。

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新型コロナウイルス蔓延に加えてオリンピック開催の影響で昨年同様に異例かつ異常な事態が続出した今シーズン。

カープにとってのその最終戦は、今季唯一の11月開催の試合であると共に12球団最後のリーグ戦ともなりました。

そして相手は今季圧倒的に不利だった下馬評を覆して見事に優勝を決めたスワローズで場所はその本拠地である神宮球場

対戦成績で完膚なきまでに叩きのめされてその栄冠におおいに貢献したカープは期せずしてその優勝記念セレモニー及び今季限りでの引退を表明している雄平の引退試合のゲストとして招かれた形です。

もっとも、鈴木誠也本塁打王に加えて、栗林良吏の新人タイ記録となる37セーブや小園海斗の前田智徳以来となる高卒3年目での3割到達と個人記録に関しては注目すべき点が多数ありましたので急遽開催日が決まった試合にも関わらず大勢かけつけたファンが相手チームのセレモニーを待つだけとはならなかったのは何よりの事です。

 

そんな試合で先発を務めたのはなんと高卒1年目にしてこれがプロ初登板となる小林樹斗。

1回2回は山田哲人打点王にあと1打点と迫る村上宗隆ら優勝チームの主軸相手にパーフェクト投球を見せ6奪三振を奪うなど光るものはありました。

しかし、最終的には5点差を守れずノックアウトと完全に実力の差を見せつけられた結果となったのではっきり言ってプロ初先発は時期尚早だったと言わざるを得ません。

しかし、上記の通り立ち上がりは素晴らしいものでしたから今季は高卒2年目の玉村昇悟の躍進がありましたが、来季はそれに続けるようにまた一軍で登板できる事を祈りたいものです。

 

一方、今季はリーグトップの打率を残しながら勝負どころで弱かった打線は高卒ルーキーのデビュー戦にあって初回に4得点に5点差をひっくり返された直後に逆転と今季ほとんど見られなかった粘り強さと反発力を最後の最後で見せてくれた形。

特に得点圏で17球もファールで粘った末に3ランという素晴らしい結果を残した石原貴規の打席のような粘りがどうして今季はほとんど見られなかったのかと、かえって喜び以上に複雑な気持ちにすらなりました。

注目だった鈴木誠也本塁打王と小園の3割到達はいずれもあと1本で逃したのは残念。

特に小園は最後の3試合全てで猛打賞と最後に驚異的な集中力を見せてくれただけに来季に期待したいものです。

 

上記に加えて村上の打点王と期待された記録がことごとくあと一歩で阻まれたのとは対照的に期待通りに偉業を成し遂げたのは栗林良吏でした。

先頭で対戦した今季本塁打0本の宮本丈にいきなりプロ入り初の本塁打を浴びるという波乱もありピンチを招きましたがしっかりと抑えて2015年の山崎康晃と並ぶ新人記録の37セーブにプロ野球歴代2位タイの20試合連続セーブ記録も達成。

9月はチームのあまりの弱さから登板機会自体が半月以上まったくないという状況でこの記録ですからこれまた驚異的としか言いようがありません。

新人の身でありながらボロボロのブルペンの屋台骨をほぼ独力で支える苦難…というか災難を乗り越えてのこの数字は球団史に輝くものとなったのは言うまでもありません。

 

このように最後に栗林が偉業を達成し、鈴木誠也首位打者と最高出塁率も確定。

更には九里亜蓮最多勝を獲得した他に打率リーグ2位となった坂倉将吾や小園に林晃汰と若手の躍進も多数あり個人記録という観点では見るべきものは少なくないシーズンとはなりました。

半面、チーム全体の戦いぶりという観点から見るとこれだけ個人の数字に恵まれたにも関わらず早々にBクラスが事実上確定するなど今季は一言でいえば悪夢のような酷いシーズンでもありました。

特にまるでホラー映画のような9月以前については金輪際思い出したくもないぐらいですし、下位が確定した終盤に急に元気になるのも昨年と同じ現象に過ぎません。

 

ほんの3年前にリーグ3連覇を果たし、その翌年もシーズン半ばまで優勝争いを演じていたチームがこれだけ落ちぶれたにも関わらず誰も責任を感じていないようにしか見えないのも残念極まりないですが…。

 

とにかく試合を見ていて嫌な気持ちになる事の方が圧倒的に多かった今季が終わって本当に良かったと今は思えます。

 

もっともこの苦難はまだまだ続くことになりそうですが…。

10/29(金)○「武骨さと気迫で掴んだ最多勝」(カープ2021)

広島東洋カープ4-1東京ヤクルトスワローズ

24回戦(カープ7勝14敗3分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 九里13勝9敗

敗戦投手 小川9勝6敗

セーブ投手 栗林1敗36セーブ

 

本塁打

(C)小園5号①

(S)-

 

打点

(C)小園①菊池涼②

(S)宮本①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里①-ケムナ-バード-森浦-島内-栗林

(S)奥川-小川②-金久保

 

先発九里は序盤から走者を背負い続ける投球で、5回1失点で降板。

打線は4回裏に小園の本塁打菊池涼介の適時打で逆転に成功し6回裏にも追加点。

6回以降はリリーフ陣が無失点で抑えて逃げ切り2連勝で本拠地最終戦を終える。

九里はプロ入り8年目で初の最多勝獲得が確定。

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本拠地マツダスタジアムでの今季最後の試合。

言うまでもなく今日の注目は何といってもプロ入り初の最多勝タイトルにあと1勝に迫っていた九里亜蓮でした。

その九里は130球以上投げて敗れた先週末の阪神戦から中4日という強行軍。

CSに備えて相手チームが2人除いて全員控え選手をスタメンにして手心を加えてくれる状況ではありましたが、少々無理があったようにも思えます。

案の定、初回と2回に満塁のピンチを招くという低調な投球を続け、あの内容で1失点で済んだのは奇跡としか言いようがないほどの酷さ。

しかし、何とかギリギリのところで踏みとどまってタイトル獲得への夢を繋ぎ留め続けた武骨さこそ気迫で投げる九里の真骨頂と呼べたのかもしれません。

思えば、プロ入り1年目での初登板初先発でいきなり初勝利を挙げたものの、100球前後で急に調子を落とす脆さが目立つ投手だった九里。

チームのリーグ3連覇の時期においても同期の大瀬良とは対照的にそのほとんどは先発での仕事での貢献は少なく、私も彼の天職はミドルリリーフであると思っていましたが、近年は見違えるぐらいの強靭さを見せてくれるようになりました。

今季はシーズン開幕直後から好調だった矢先にコロナ陽性者となり離脱を余儀なくされるなど不運も重なり自身キャリア初の二桁勝利も危うい状況でしたが、それ以上の成果を残したのは本当に素晴らしい事です。

13勝での最多勝は近年では稀にみる低い数字であり防御率は規定投球到達投手ではリーグワースト2位でWHIPに至っては最下位。

更に言えば最後の勝利も明らかに手を抜いている相手に苦戦しながら辛うじて掴んだ形ですが…。

しかし、ここにたどり着くまでの彼の苦難とそれを乗り越えて栄光を掴んだ感動を思えばそんな事は些末で無粋な指摘でしかありません。

改めてかくも美しき武骨さに乾杯です。

 

快挙達成の余韻そのままで行われた本拠地最終戦後のセレモニーが行われましたが、

佐々岡真司監督の全く心に残らない空虚な挨拶はどうでもいいとして…。

やはり印象に残ったのはその後でチームメイトとしきりに記念写真に納まる鈴木誠也の姿でした。

残念ながらあれを見るとやはり彼の心は既に決めっていると思わざるを得ませんが…。

まあ、これについてもシーズン終了後の正式発表を待つしかありませんね。

10/28(木)○「苦難のシーズンの最後で」(カープ2021)

広島東洋カープ7-0横浜DeNaベイスターズ

25回戦(カープ14勝9敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 大瀬良10勝5敗

敗戦投手 京山2勝7敗

 

本塁打

(C)-

(De)-

 

打点

(C)坂倉①鈴木誠①曾澤②宇草①西川②

(De)-

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良

(De)京山⑦-櫻井-シャッケルフォード-上茶谷-伊勢

 

大瀬良は4回までに5安打を浴びるも5回以降は安定し9回を無失点で投げ切る。

打線は拙攻で5回まで無失点も6回に打者一巡の攻勢で7得点を挙げる。

最終回まで投げ切った大瀬良が2年ぶりの完封を飾り今季最後のベイスターズ戦を終える。

大瀬良は2年ぶりの二けた勝利と規定投球回数到達を達成。

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先週末に優勝争いを続けるタイガースに見事な「お助けマン」ぶりを見せて惨敗を喫したカープですが、そこから今日まで試合のなかった3日間に色々な事がありました。

まず、火曜日にあっさりとスワローズが優勝を決定し同時にセ・リーグ全体の順位も確定しました。

火曜日の結果次第ではカープとスワローズの対戦で優勝が決定する事になる事になり、場合によっては本拠地で胴上げを許す屈辱を喫する危機でもありましたが免れた形ですから朗報と呼べるでしょう。

一方で昨日は佐々岡真司監督の来季の続投も早々に決定するというショッキングかつ認めがたい決定が球団から下されました。

これについては個人的にはその報に接した途端に大変な憤激と虚脱感に襲われはしましたが…まあ、その話はシーズンが終わってから考える事としましょう。

 

今日の試合は順位が確定して本格的な消化試合となったうえに4位と最下位の対戦という恐らく「今季のプロ野球でもっとも無意味な試合」と呼んでいいぐらいの代物なので打ち切りでも良かったような気もしますが…。

一応、いくつかの個人記録がかかっていたのでそういう訳にもいかないかもしれません。

2年ぶりの二けた勝利にあと1勝と迫りながら前回の神宮球場では12試合連続で続けてQSを逃したばかりか4回途中でノックアウトとなった大瀬良大地。

二けた勝利へのラストチャンスとなったこの試合も初回に先頭打者から二塁打を浴びていきなりピンチを招くなど低調な立ち上がりでした。

正直、前回同様に4回までに大量失点を喫して降板しても何ら不思議ではなかったのですが…菊池涼介や小園海斗の好守や、何より相手チームの信じられないような拙攻に救われて切り抜けると5回以降は安定した投球を見せてくれてあれよあれよと9回まで投げ抜いてくれました。

これで大瀬良は2年ぶりの二けた勝利と規定投球回数をこれまた2年ぶりの完封勝利で飾り、昨年に続いて故障に苦しんだ今季の最終登板で見事に有終の美を飾ったのは何よりの事。

あまりこういう事は言いたくはないですが、願わくば今季国内FW権も取得した彼がこのチームのユニフォームで投げる事がこれで最後とならないように祈るばかりです。

もっとも昨日、佐々岡監督続投をフロントが決定した事でその可能性は高くなったように思えますが…。

 

ここ2試合で低調な結果に終わり首位打者本塁打王の二兎を追う事を諦めた鈴木誠也がベンチスタートとなったこの日のスタメンは来季を見据えた布陣と見たファンは多かったかと思います。

即ち、ポスティングシステムにより今季限りでの退団が確実となった鈴木誠也抜きかつ外国人の獲得も失敗に終わった場合の打線という意味で…。

しかし、その鈴木誠也の代わりに四番に入ったのが西川龍馬という時点でその穴を埋めるのは不可能という事が改めて分かります。

今日は上手く機能したようには見えますが、元々故障がちで攻守ともにやる気のないプレーが多くみられる西川のような心身ともに気まぐれな選手に打線の中心を任せるのは無理だと思うのですが…こんなアイデアしか出てこない辺りでこのチームの限界を感じます。

また、今季は躍進を見せて将来の主砲と呼ばれるようになった林晃汰を完全な消化試合であるにも関わらず無死満塁の好機で鈴木誠也を代打で出す為に下げたのも全く理解できない起用でした。

来季以降を考えるうえで重要な選手にこのような仕打ちをするとは…フロントから若手を起用した事を評価されて続投が決定したわりには首脳陣は何も考えてないという事が改めて分かります。

そもそも鈴木誠也が狙っているのは首位打者本塁打王ですから走者がおらず自由に打てるシチュエーションで出す方が良いように思えますし…。

10/24(日)●「優勝お助けマン」(カープ2021)

阪神タイガース7-2広島東洋カープ

25回戦(カープ12勝12敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 伊藤将10勝7敗

敗戦投手 九里12勝9敗

 

本塁打

(C)坂倉12号①

(T)佐藤輝24号③

 

打点

(C)坂倉①宇草①

(T)佐藤輝③糸原①坂本②島田①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里④-高橋樹-ケムナ③-バード-塹江

(T)伊藤①-及川-アルカンタラ-馬場①-小林

 

先発九里は2回表に先制を許し以降は粘るも7回途中4失点でノックアウト。

打線は散発5安打で2得点に留まる連夜の拙攻。

好守で圧倒される内容で今季最後の阪神戦は惨敗に終わる。

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チームとしては完全に目標を失ってしまった状況で今日も逆転優勝への隠れマジックが点灯している状況の相手との対戦。

攻守ともに両チームのモチベーションの違いは明らかでこちらは攻守でやる気のないプレーに終始した挙句惨敗となりました。

 

打線は相変わらずルーキーの伊藤将司の前では手も足も出ない打撃で完全に西勇輝秋山拓巳同様の苦手投手となってしまったようです。

ろくな分析もないベンチと学習能力がない選手が揃うこのチームの事ですから恐らく来季以降もカモとして白星をたくさん献上する事になるのは恐らく間違いないかと思えます。

 

また、最多勝争いを続けている九里亜蓮は序盤にいきなり失点を喫したもののその後は何とか試合を作るのが精一杯。

ここまで頑張って来てくれた投手ですが、残念ながらこの防御率とWHIPではタイトル獲得は相応しくないという事を証明しただけになりました。

いずれもここに来てこういう内容と結果に終わったのは本当に残念としか言いようがありません。

 

それにしても…。

シーズン最後の試合がことごとく優勝争いをしているチームとの対戦となるので仕方ない部分はありますが、この2連戦については完全に「優勝お助けマン」と化しているかのよう。

相手チームやそのファンとしては順位が確定して無気力になったカープ相手なら勝ち越し以上は確実で後はスワローズの結果次第で逆転優勝は可能という目論見があったでしょうが…見事にその通りの結果となったのは大きな失望と怒りを感じます。

「なんちゃってCS争い」は終わってしまったとはいえ最後まで真面目に試合はやって欲しいものです。

ましてや、今日の試合結果次第では本拠地で優勝を決められる可能性もあるのですから…。

10/23(土)△「消化試合の見どころ」(カープ2021)

広島東洋カープ1-1阪神タイガース

23回戦(カープ12勝11敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

本塁打

(C)-

(T)-

 

打点

(C)西川①

(T)坂本①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下①-島内

(T)秋山①-アルカンタラ-馬場-岩崎-スアレス

 

先発、森下は7回表に追いつかれるも8回1失点の好投。

打線は西川の適時打で3回裏に先制も散発4安打で1得点。

先発投手の好投が報われず引き分けに終わる。

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試合開始30分ほど前に東京ドームでの試合で読売が勝利した為にこの時点で3年連続Bクラスが確定したカープ

もっとも、事実上は既に決定済だったところが数字の上で残っていただけに過ぎずむしろ読売のあまりの歴史的な終盤での低迷によってもたらされただけでそもそもこれを「CS争い」などと呼ぶのには正直抵抗がありましたけれど…。

また、3連覇を果たしたチームを引き継いでおきながらこのような結果になってしまった以上は首脳陣の責任は免れる事ではありませんが…それはもう少し後で「追及」するとしましょう。

 

名目上とはいえ僅かながらに残っていたチームとしての目標を失ってしまった以上は今日の試合の注目点といえば金曜日の神宮球場での試合が順延になった事で2年連続の2桁勝利の可能性が復活した森下暢仁と、ほぼ確定させつつある首位打者に加えて本塁打王も狙える位置にある鈴木誠也の成績ぐらい。

しかし、森下は8回1失点の好投を見せながらも勝利はならず、鈴木誠也も2打数無安打と沈黙とこれまた消化試合としての見どころにも事欠く試合になってしまったのは残念。

特に森下にとっては後半戦で低迷が続いていた中で今日は会心の投球ともいえるものでしたからつくづく味方の援護の無さが恨めしい限りです。

その森下から「勝ち星を奪い続けた打線」は鈴木誠也が不発でしたが、周囲もそれを全く補えないという姿を見せてしまいポスティングを利用しての移籍が確定的な鈴木誠也の穴はあまりに大きい事を思い知らされます。

 

場合によっては開幕投手と開幕4番のいずれも欠いた状態で来季を迎える事もあり得る状況においてこれは「名ばかりのCS争い」に敗れた事などより重要かもしれません。

10/21(木)○「木枯らしは吹かず」(カープ2021+観戦記)

東京ヤクルトスワローズ7-11広島東洋カープ

23回戦(カープ6勝14敗3分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 コルニエル1勝2敗

敗戦投手 田口5勝9敗

 

本塁打

(C)林10号②

(S)サンタナ19号①

 

打点

(C)林②菊池涼②坂倉①曾澤①西川①

(S)村上④川端①山田哲①サンタナ

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良⑥-塹江-コルニエル-森浦①-島内-ケムナ

(S)小川③-石山-今野-田口①-スアレス③-星①

 

先発、大瀬良は初回から安定せず3回途中6失点でノックアウト。

打線は林の2ランで先制も以降は好機を活かせず6回まで3得点。

3点差の7回表に打者一巡の7得点を挙げ逆転勝利で今季4位以上が確定。

3番手コルニエルは来日初勝利。

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ほんの1週間前まで残暑が続いていたとおもいきやガラリと秋を吹き飛ばして冬が来たような時候。

気象庁の予報によればこの日は東京で木枯らし1号が観測される可能性もあったとの事で寒さが身に沁みます。

そんな日に今季最後の神宮球場への観戦となったので先週の東京ドームでは場内でユニフォームの下は半袖Tシャツ1枚の方もいた状況から一変して今夜はもこもこに着込んだ上にユニフォーム姿という方が目立ちました。

オリンピックに備えてせっかく多額の費用と年月をかけて大規模な改修を施したにも関わらずたいして活用もされない不運に見舞われた信濃町駅から球場に向かう道すがらには練習用トラックに改修されて姿を消していた草野球場の再整備工事が行われるなど日常を取り戻しつつある姿も見える一方でコロナ禍の為か球場に隣接する打ちっ放しゴルフ内に入居していたカフェが閉店しているなど昨今の大きな変化の後も感じられます。

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神宮球場も隣接する秩父宮ラグビー場と前後して建て替えの計画もあるそうですが、これからも周囲の景観は変化していくのかと思えます。

もっとも、現状では既に閉鎖された筈の神宮第二球場は未だに健在ですから大きくこの場所が姿を変えるのはまだまだ時間がかかるかもしれませんが…。

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今日の神宮球場はさすがに相手チームが早ければ明日にでも優勝を決めるという事でしたから三塁側も多くのスワローズファンで埋まっていて若干カープファンは肩身が狭いようにも見えました。

寒空での野球観戦のお供といえば暖かい食事に熱燗…と言いたいところですが残念な事に現在も神宮球場はアルコール販売はなしで持ち込みも禁止。

こっそり持ち込んでも絶えず係員が巡回していますから、すぐにバレて没収されるのも目に見えています。

前々回の横浜スタジアムで近くの席にそんな人もいましたが、はっきり言って物凄く恥ずかしいので絶対に止めましょう。

しかし、それでも久しぶりの神宮球場グルメはノンアルコールビールでも十分のおいしさですからこれだけでも行く価値は十分にあるというものです。

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試合は、12試合連続QSを続け、2年ぶりの二けた勝利まであと1勝と迫った大瀬良大地が序盤から制球が悪く球数も重なって6回も持ちそうにない投球。

案の定、4回に四死球で自滅した末に集中打を浴びて6失点を喫して降板となったのは大変残念です。

まだ二桁勝利まであと1試合登板はあるでしょうが…何とか立て直して欲しいものです。

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一方で打線は2回表に高卒3年目としては2012年の堂林翔太以来の2桁に到達する林晃汰の本塁打で先制はしたものの以降は好機を再三作りながら以降は6回表まで菊池涼介による適時打の1得点のみ。

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3番手ロベルト・コルニエルが意外な好投で2イニングを無失点で抑えてはいましたが、敗色は濃厚かと思えました。

しかし、7回表に無死1塁2塁から宇草孔基の安打を塩見泰隆が後逸して記録上は「中前安打1本で3点差を一気に追いつく」という大変珍しい展開で同点に追いつきました。

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私の友人のスワローズファンはこの間に風呂に入っていて上がって試合を見ると愕然としたと言っていましたが…それはカープファンでも同じでしょう。

少なくともこういうプレーで同点に追いつくというのは私も長い事プロ野球を見てまいすがあまり記憶にありません。

もっとも、ラッキーな形で追いつくことは出来たうえに試合を決めたのはその後もしっかり打線が繋がったという事でしょう。

同点直後に小園海斗の安打から始まって坂倉将吾、菊池涼介、会澤翼と適時打でこの回だけで一挙7得点となり代打で登場した長野久義にまで打席が2巡するという猛攻。

相手がスワローズ打線だけにその後もふとしたきっかけで大量失点も予想されましたが、森浦大輔が本塁打を浴びた以外に失点もなく栗林良吏の登板もなく勝利に終わりました。

敗色濃厚の試合終盤から奇跡的な逆転勝利となり、木枯らし1号が観測されなかった気象と同様にBクラス確定という木枯らしも吹く事は持ち越しとなった形です。

もっとも、CS出場といっても読売のあまりの低迷ぶりから数字上残っているだけとしか思えませんからあまり喜ばない事です。

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時折月が雲間から顔をのぞかせる寒空の下で4時間近くの長い試合を観戦するという過酷な状況での今季最終観戦は終わりました。

非常に紆余曲折のあった試合なので注目されたヒーローインタビューは同点打の経緯が経緯だけに打者は選ばれず、期せずして来日初勝利を手にしたロベルト・コルニエルが登場。

勿論、前回広島でまるで「放送事故」のような通訳を見せたファン・フェリシアーノも一緒に登場して場を和ませてくれました。

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そういえば、鈴木誠也はポスティングによるメジャー移籍が濃厚とされてそうなのでカープの選手としての姿を見るのはこれが最後かもしれません。

今日はあまり得点に絡む機会がありませんでしたが、1安打で首位打者を確実なものとし本塁打王との二冠の可能性を十分に残した状態。

加えて安打を放った7回表には直後に好走塁で追加点の呼び水にもなり走攻守において高いレベルを誇る姿にメジャーのスカウトが注目するのも改めて納得というもの。

他のFA取得選手共々気にはなりますが、彼のような選手に出会えたのはやはりファンとしては大きな喜びだと改めて思えます。

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結局、今季は雨天中止やコロナ感染爆発に伴う自粛などもあり実に6試合もの試合でチケットを用意しながら行けないという事態になってしまったのは残念。

観戦者が減ったとはいえ球場が元の姿に戻るにはまだまだ多くの時間が必要だと改めて実感させられた次第です。

しかし、それでも球場に行けたのならやはり楽しいですし、鳴り物応援などがない普段の状況とは違う静かな球場だからこそ発見はまだまだあります。

なので、来年もそのまた次の年もやはり球場にはできるだけ足を運びたいものです。

 

今季観戦成績

8戦6勝2敗

 

また球場で会いましょう!!

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