10月8日付で株式会社広島東洋カープに対して以下の抗議及び要望を送付しましたのでここにその内容を公開します。
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株式会社広島東洋カープ 取締役社長 松田元様
株式会社広島東洋カープ ご担当者様
2026年シーズン前に当時球団所属選手であった羽月隆太郎氏の医薬品医療機器等法違反による逮捕及び、関連して発覚した複数の所属選手の違法薬物使用の疑い並びに反社会的勢力との交際疑惑に関して一ファンとして貴社の対応に関して抗議及び要望させて頂きたくご連絡しました。
現役プロ野球選手の逮捕というプロ野球の歴史上極めて希な事件が発生した事に加えて、マツダスタジアムを始めとする球団関連施設への警察の捜査に事件に関連して逮捕された反社会的勢力に属する人物との複数選手の交際疑惑と考えられない事態の連続に大変困惑すると共に怒りを感じております。
多くのファンの支持を集めるのみならず広島においては地域社会の代表であり、また野球に限らずスポーツに取り組む子供たちの模範となる筈のプロ野球選手が違法な薬物を摂取した事に加えて、反社会的勢力に属する人物と交際するという事は言語道断な所業であり、同情の余地もありません。
その点、上記の事象に該当もしくは疑われる行動をとった羽月隆太郎、矢野雅哉、前川誠太、小園海斗、田村俊介の5選手を契約解除もしくは退団とした貴社の対応は社会通念上、極めて常識的かつ妥当な判断であったと思料しております。
しかし、一方で該当選手を退団させる措置だけで中国新聞社をはじめとする地元メディアを動員して事態の幕引きを図るかのような貴社の姿勢には疑問を感じざるをえません。
そもそも、今回の不祥事が発覚して以降、貴社で第三者委員会設置などによる調査も再発防止の取り組みも報じられないばかりか貴社の責任ある立場に当たる役職者による記者会見すら一切開かれておりません。
のみならず公の場でファンに対する謝罪は本来、今回の不祥事に責任ある立場ではない現場指揮官に過ぎない新井貴浩監督による今季本拠地最終戦後のセレモニーでのものだけでした。
これは、現役プロ野球選手の犯罪による逮捕という球団史のみならず球史にすら汚点を残す未曽有の事態を引き起こした球団として非常識且つ考えられない対応です。
球団が積極的に調査内容の公表や、再発防止などの取り組みを見せない事により不必要に多くの疑惑が生まれ、全く無関係な所属選手達は勿論、他球団に対しても多大な損害と迷惑を被らせる事態に陥っているという自覚が貴社にあるのでしょうか?
また、開幕前からこのような事態が発生した事により私を含めた多くのカープファンがこれまでのようにチームや選手を応援する事に後ろめたさを感じるばかりか、SNSなどでは心無いユーザによる選手やファンに対する誹謗は未だに鳴りやまない状況にもなっています。
第三者委員会が捜査機関ではない以上は調査や対応に限界はありますし、選手は球団と契約している自営業に過ぎないという前提も理解はしております。
それでも社会経験がほとんど皆無な若者をプロ野球という我が国最大規模のスポーツ興行に雇い入れている道義的責任と、契約者としての社会通念上の瑕疵責任からは免れる事はできない以上は、貴社の企業としてのコンプライアンスに対する姿勢すら疑われるこれまでの対応は全く不十分であると思料します
不祥事の影響で主力選手の離脱が続くという異常事態にも関わらず今季もマツダスタジアムを始め各球場では多くのカープファンが観戦に訪れ、精一杯の応援を続ける光景を広島、東京、横浜、埼玉、福岡で私は見ました。
そこで出会ったファンの誰もがただひた向きに自身が愛する広島カープというチームを応援したいという純粋な気持ちを持っている人たちばかりでした。
彼らはどれだけ不祥事が続き、自身がカープを応援するという事に対して安くない旅費に入場料とそれに見合わない試合内容と結果に接しても何ら見返りをこれまでも、そしてこれからも求めたりはしません。
貴社の責任ある立場の方々が適切な対応を怠るというのはそんな多くのファンに対する侮辱であり背任行為に等しいものです。
また、私を含めて広島という土地で生まれ育った人間にとってはカープを応援するという行為はそれこそ曽祖父や祖父母の代から脈々と引き継がれてきたものであり、カープの歴史は原爆投下の惨禍から復興に至るまでの家族の歴史そのものです。
既に鬼籍に入ったそれら先人や家族に対してこのような球団の存続すら揺るがす事態になってしまった事をどのように申し開きをすれば良いのでしょうか?
少しでもファンに対して廉恥や悔恨の気持ちがあるのであれば適切な措置を取ってください。
そして、ファンや世間からの声に逃げ続けるような事はもう止めて下さい。
何より、老若男女問わずに選手のプレーに勝敗はどうあれ、ただ純粋に一喜一憂できる球場を私たちに返してください。
改めて今回の球団内での不祥事及びその対応に対して抗議すると共に貴社に対して下記の対応を要望します。
1.球団内での違法薬物蔓延疑惑及び、反社会的勢力との交際疑惑に対する球団による選手への調査内容の詳細並びにその結果の全面的な公開
2.不祥事の発生及び、不祥事への不適切な対応で球団に対する社会的な信頼を失墜させた松田元球団社長、鈴木清明球団本部長、山根雅仁編成部長の引責辞任もしくは更迭
上記で挙げました要望はあくまで必要最低限なものであり、これだけで完全に失われた球団の社会的信用を取り返せるものではありません。
むしろ、このような措置すら取れないのであれば、ドラフト会議等での選手の入団拒否が相次ぎ、ファンもスポンサーも離れ球団存続の危機は現実になるとご理解ください。
また、常々貴社が喧伝している「カープを広島に残すのが使命」という言葉が上辺だけの偽りでない事を是非示してください。
以上










