吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

06/13(木)○「球団通算10000試合目」(カープ2024)

埼玉西武ライオンズ0-5広島東洋カープ

3回戦(カープ2勝1敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 九里3勝4敗

敗戦投手 ボー・タカハシ1勝5敗

 

本塁打

(C)-

(L)-

 

打点

(C)矢野②松山②大盛①

(L)

 

投手

※数字は自責点

(C)九里

(L)ボー・タカハシ②-ヤン-平井③-豆田-中村祐太

 

先発九里は序盤のピンチを切り抜けると以降は安定して9回を130球で投げ抜く。

打線は4回表に矢野の適時打で先制すると7回表に松山の適時打で突き放す。

九里は最後まで得点を許さず完封勝利で球団通算10000試合目を勝利で飾る。

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今日はかつて衣笠祥雄が1987年に2131試合連続出場の当時の世界記録を更新した「鉄人の日」。

そして、カープ球団の公式戦通算10000試合目の節目ともなる試合が行われた日ともなりました。

市民球団として誕生した広島カープが初の公式戦に望んだのは1950年3月11日の平和台球場で対戦相手はたった1年だけ存在した西日本パイレーツというチームでした。

その試合を5-6で敗れて幾星霜を経て節目の試合を迎える事となったのですが、先発の九里亜蓮が持ち前の向こうっ気の強さを発揮してくれました。

初回に味方失策と四球で作ったピンチを切り抜けると以降は安定した投球で3回以降は2塁すら踏ませない力投。

7回にようやくまとまった援護点を得てからマウンドを最後まで下りずに130球を投げ抜いて今季初の完封勝利と2連勝を飾る事となりました。

先週、同期入団の大瀬良大地が球団史上5人目のノーヒットノーランを達成した事が大きな刺激になったのかもしれません。

また、開幕投手を務めたもののここまで苦しい投球が多かっただけに嬉しい気持ちになりますね。

 

一方、ここまで先発投手の頑張りに引っ張られるだけで、昨日も「マダックス」をあっさり決められるなど、とにかく得点が取れない打線は今日も低調な出来。

中盤4回表に好守での活躍が光る矢野雅哉によるこのカードでチーム初の適時打で先制したものの、6回表には1死2塁3塁から追加点を挙げられないという酷さ。

7回表に松山竜平の待望の得点圏での長打でようやく突き放す事ができましたが、13安打で5点はかなりの効率の悪さで、結局九里の力投が無ければこれだけの得点は生まれなかったとも言えそうです。

とにかく九里がマウンドで頑張っているうちに得点が出来て安堵しました。

 

チームはこれで球団史上10000試合目の節目を勝利で飾ったほか、これで交流戦は3カード連続の勝ち越しで2年連続の勝率5割以上まであと1勝と迫りました。

とはいえ、現状を見ると攻守で戦力にばらつきが顕著で週末は大きく崩れる不安はやはり拭えません。

何とか勝ち越しを維持して広島に戻りたいものです。

06/12(水)●「森下ですらこうもなる」(カープ2024)

埼玉西武ライオンズ5-0広島東洋カープ

2回戦(カープ1勝1敗)

ベルーナドーム

 

勝利投手 隅田4勝5敗

敗戦投手 森下5勝3敗

 

本塁打

(C)-

(L)-

 

打点

(C)-

(L)元山①西川②中村①陽川①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下⑤-栗原-河野

(L)隅田

 

先発森下は4回まで無失点も5回裏に打者一巡の猛攻を受けて5失点で降板。

打線は散発4安打の拙攻で無得点に終わる。

先発が崩れ今季11度目の完封負けで連勝が止まる。

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床田寛樹の好投と矢野雅哉などの再三の好守で貧打ながら何とか辛勝を収めた昨日と同様の展開でしたが試合が大きく暗転してしまいました。

先発の森下暢仁は今季ここまで最大でも2失点と抜群の安定感を誇り、目下19イニング連続無失点を継続し今日も4回まで全く危なげない投球で記録は23イニングにまで伸びていました。

その矢先の5回裏に2死から相手チームに6試合ぶりの先制点を許すと以降も打ち込まれてまさかの打者一巡の猛攻を受けて5失点降板と大変残念な結果。

もっともこれはそれほど予想外な事ではなかったと思います。

この森下に限らず今季のカープ先発陣は球団史上最弱とも呼べる酷い打線のせいで常に援護がほぼ皆無の状態で投げ続けているケースが多くなっています。

更にいえばチームが勝利したとしても自身の白星にはならないという事も多々あります。

こういう余裕のない極限の状態で投げ続ける事によって投手がかえって安定を欠いてしまう事は起こり得る事で、それは森下のような素晴らしい投手でも例外ではありません。

また、そうである以上はこのような展開の試合は今後、激増する事が予想されます。

 

一方で打線は昨日に続いて今日も拙攻で相手先発の隅田知一郎に100球未満での完封いわゆる「マダックス」を許すと言う今季屈指の酷さ。

何の予備知識もない人が見て相手チームと一体どちらが大型連敗中なのか分からなかった事でしょう。

再びバットの振り方すら忘れてしまったかのような選手だらけでこの状態から復調する事は正直想像がつきません。

今日のカープの敗因が「床田寛樹を指名打者で起用しなかったから」とか「指名打者解除して森下を打席に立たせなかったから」と言ってもさほど暴論ではないかと思えます。

06/11(火)○「その差は紙一重」(カープ2024&球場観戦記)

埼玉西武ライオンズ1-2広島東洋カープ

1回戦(カープ1勝)

ベルーナドーム

 

勝利投手 床田7勝3敗

敗戦投手 今井3勝3敗

セーブ投手 栗林1敗18セーブ

 

本塁打

(C)菊池4号①

(L)佐藤龍2号①

 

打点

(C)菊池①松山①

(L)佐藤龍

 

投手

※数字は自責点

(C)床田①-栗林

(L)今井②-ヤン-松本

 

先発床田は安定した投球で8回を被安打4で1失点の好投

打線は2回表に菊池の本塁打で先制も以降は好機を逸する拙攻。

終盤に1点差に迫られるも9回を栗林が抑えて連勝でカード初戦を制す。

佐藤啓介が国立大出身選手としては球団史上初の安打を記録。

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カープの試合を見る為のみ1年に数えるほどしか利用するかしないか程度の西武池袋線から山口線に乗り換えると池袋から40分程度とは思えないぐらいの長閑な風景が広がるのを見るのは今年のオープン戦以来。

西武ドームと言えば「夏は暑く冬は寒い」「ドームなのに雨具がいる」など世評が芳しいとは言い難い球場ではありますが、個人的には数あるドーム球場で一番好きな球場です。

辿り着くまでが大変とはいえ、球場名を冠した駅から降りて目の前なのに加えて通常のドームと異なり空の移り変わりを感じる事が出来ますし、コンコースに出た際に見られる鬱蒼とした木々が風に揺れる様子を間近で見られるのは広島の田舎で育った私には何となく郷愁を感じさせれます。

まあ、それについても試合中思いっきり西日が眩しくて試合が見にくくなったり、森が近すぎるせいかトイレにナナフシやらクモやらが出たりする訳ですが…。

更にこの球場での楽しみといえば来るたびにもう10年近く通っている「リトル沖縄」。

埼玉の狭山丘陵で沖縄というのも変な話ですがオリオンドラフトの生や泡盛が常時飲める野球場と言えば私が知る限りではここぐらいのもので毎回来るたびに楽しみにしています。

久しぶりのオリオンビールでほろ酔い加減のところで始まった試合は床田寛樹と今井達也という好投手同士の投手戦。

…の筈なのですが、意地悪な言い方をすればいずれもリーグ屈指の貧打線を抱えるチーム同士の泥仕合にも見えなくもありません。

打線は2回表に菊池涼介本塁打で先制する事には成功しましたが、以降は好機で一本が出ないといういつもの展開。

佐藤啓介による球団史上初の国立大学出身選手としての初安打や、矢野雅哉の驚異的な三盗など押せ押せムードになれる要素はいくつかあっただけに非常に歯がゆい展開。

7回表に矢野の二塁打から作った1死3塁の場面で松山竜平がようやく犠飛と最低限の仕事をして追加点を挙げましたが先々週から続く適時打がとにかく出ないという状況は今週に入っても変わらないように見えます。

一方で、先週は試合を作り切れなかった床田はところどころで打たれながらも全体的に見れば安定した投球でした。

8回に不覚を取って1失点をしたもののほぼ援護の無い状況で勝ちきれる投球を見せる辺りの手腕はさすがです。

ヒーローインタビューでは最後に現役ドラフトでライオンズへ移籍した同世代の中村祐太を気遣うコメントを残したところなどは感動的でした。

とりあえずチームはリーグ首位に立ち2カード連続勝ち越しでこのカードも初戦を取る事は出来ましたが、先発投手への過度な負担が増しているような現状やはり問題です。

一方、リーグと交流戦共に最下位で監督も前半戦半ばで事実上の更迭となったうえ現在8連敗中と苦しい状況のライオンズも実は先発の成績に関しては他球団に引けを取らない陣容を誇るチームで正直、カープとはさほど大きな差を感じません。

ゲストとしてレフトスタンドにライオンズ応援団と共に陣取った花咲徳栄高校のブラスバンドの大音量でおおいに盛り上がった最終回の攻撃で間一髪アウトになり、悔しさの為かしばらく立ち上がれなかった源田壮亮の姿を見ても、現状のカープとライオンズではその差は紙一重と思えてしまいます。

試合が終わればこの球場での楽しみと言えばグランドを観客に開放してのグランドウォーク。

コロナ禍の影響でしばらく実施されていませんでしたので実に5年ぶりの人工芝の感触です。

試合が終わった後のグランドを抜けて帰路に着くと綺麗な三日月と共に月明かりに照らされた静謐とした狭山丘陵の景色を感じる事が出来ます。

そういえばこの辺りはアニメ「となりのトトロ」の舞台の一つ。

そういう場所にある球場でプロ野球を見られるというのはやはり非日常としての魅力と改めて思えます。

06/09(日)〇「広島カープの先発という不条理」(カープ2024)

広島東洋カープ4-1千葉ロッテマリーンズ

3回戦(カープ2勝1敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 島内4勝3敗

敗戦投手 澤田2勝1敗

セーブ投手 栗林1敗17セーブ

 

本塁打

(C)-

(M)-

 

打点

(C)菊池①松山①秋山②

(M)岡①

 

投手

※数字は自責点

(C)アドゥワ-塹江①-矢崎-島内-栗林

(M)メルセデス①-国吉-澤田③

 

先発アドゥワは3回までパーフェクト投球で以降も安定した投球で6回無失点

打線は序盤の再三の好機を活かせず5回裏に菊池のスクイズで先制。

7回表に同点に追いつかれるも8回裏に松山の適時打で勝ち越し2カード連続の勝ち越しを決める。

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カープデイゲームサンフレッチェのナイターが同日となり、初めて物理的にカープサンフレッチェの試合を梯子する事が出来る他、途中の八丁堀では夏の到来を告げる「とうかさん」も開催されているのでそこかしこで広島市内が賑わう事が予想された今日でしたが…あいにくの空模様。

午前中は試合の開催も危ぶまれましたが何とか予定通りの試合開始にこぎつけたこのゲーム。

前回の登板では5回もたずに降板ながら打線の援護があればもう少し投げる事が出来たであろうアドゥワ誠は、今回は3回までパーフェクト投球を見せるなど素晴らしい立ち上がりでした。

その後、4回表に初安打を浴びると5回表には得点圏に走者を背負いましたが、落ち着いた投球で凌いで最終的には6回無失点。

一方で援護の方は前回登板同様に恵まれず、僅か1得点のみというのはあんまりでした。

もう少し援護に恵まれれば7回以降も挑める球数でしたし、その後の失点で勝ち星も消えたのも大変残念。

昨日の玉村昇悟もそうですが、それなり以上に試合を作る程度では先発には絶対に勝ち星は与えられないというこのカープというチームで投げる不条理さを改めて感じてしまいます。

次回こそはその活躍に相応しい結果となれば良いのですが…。

 

上記の通り打線は昨日同様のお話にならない拙攻。

今日は、二軍で56安打打率.350という驚異的な成績を残して一昨日支配下登録されたばかりの佐藤啓介をスタメン起用したものの、得点圏でフリーズしてしまう状況は相変わらずでした。

5回裏の先制点も半ば苦し紛れのスクイズで先制するのがやっとという無様さ。

それだけに7回表に塹江敦哉と矢崎拓也が救援に失敗して追いつかれた時点で昨日同様に逆転負けは確定したとしか思えませんでしたが…。

しかし、8回裏に松山竜平秋山翔吾の適時打でようやく勝ち越す事が出来ました。

松山と言えば今月に入って1本も安打が無く、今週も目立った活躍といえば大瀬良大地のノーヒットノーラン達成時に菊池から飛び蹴りを食らった姿が話題になったぐらいだったので全く期待していなかったのですが、ようやく結果が出た形です。

これでチームは苦手極まりないマリーンズから7年ぶりのカード勝ち越しを決めて首位キープとなりましたが、先にも話した通り試合をしっかり作った先発に勝ちをつけるのが打線の仕事です。

また、相次ぐ僅差での展開でブルペンも疲れが見え始めてはいます。

序盤でしっかり得点を取る展開が出来ないままなら来週一気に崩れても何ら不思議ではないです。

06/08(土)○「令和の怪物きたる」(カープ2024)

広島東洋カープ1-3千葉ロッテマリーンズ

2回戦(カープ1勝1敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 佐々木5勝2敗

敗戦投手 玉村2敗

セーブ投手 益田1勝2敗9セーブ

 

本塁打

(C)-

(M)-

 

打点

(C)-

(M)佐藤

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村-森浦①-ハーン-黒原-塹江

(M)佐々木-坂本-鈴木-益田

 

先発玉村は要所を抑える投球も5回表に羽月の失策で逆転され2失点で降板。

打線は2回裏に相手失策で先制も以降は1安打の拙攻。

貧打と守備の乱れで逆転負けを喫して連勝が3で止まる。

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大瀬良大地の史上90人目、そして球団史上12年ぶり5人目となるノーヒットノーラン達成におおいに盛り上がった昨晩から明けたマリーンズとの2試合目。

今度は、相手先発が「令和の怪物」こと佐々木朗希が広島で初見参となりました。

思い起こせば昨年の千葉での佐々木との対戦は先発した黒原拓未が試合を壊したものの、打線が意外なほどの反撃に出て1点差まで迫るという展開。

その時に佐々木の164㎞を弾き返して適時打を放った活躍を見せたのが羽月隆太郎でした。

日本でもっとも得点を奪うのが困難な投手の一人であるこの右腕を攻略するうえでこの時の活躍を新井監督が活かさない訳はありませんでしたから羽月の起用はある程度予想出来ましたし、さほど間違いであったとも思えません。

しかし、結果的にその投入が完全に裏目に出てしまいました。

打席に立てば全くバットにボールがかすりもせず4打席4三振に加えて、5回表には正面のライナーを後逸するという考えられないエラーで逆転を許してしまいました。

まあ、よくよく考えればたかが昨年3打席対戦して1安打を放っただけで今季さして活躍していない打者を起用したところでこのスケールの大きな投手が動揺する事などあり得ないという事なのでしょう。

そもそも、ようやく小園海斗が3塁に固定出来つつあった状況でさほど内野の守備が上手いとは言い難い選手をあえて起用する必要はなかったのかもしれません。

 

連日の相手チームの拙守で幸運な形で先制も結局、佐々木の前に軽く捻られた打線を尻目に先発の玉村昇悟は好投を見せてくれました。

上記の「ドビーの失態」のせいで最終的には自責点0ながら5回で降板しそのまま敗戦投手となってしまったのは残念ですが、あのまま続投していれば場合によっては「令和の怪物」に投げ勝つ事が出来たかもしれない素晴らしい内容でした。

これで序盤に試合をぶち壊した今季初先発以降の2試合で自責点は0の投球を続けている玉村。

やたらとエラーを連発する味方のせいで勝利こそはないものの恐らく仙台での登板となる次回こそは期待したいものです。

06/07(金)○「その雄姿、まさに木鶏」(カープ2024)

広島東洋カープ4-0千葉ロッテマリーンズ

1回戦(カープ1勝)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 大瀬良3勝

敗戦投手 美馬2敗

 

本塁打

(C)-

(M)-

 

打点

(C)野間②小園②

(M)-

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良

(M)美馬-横山-中村稔-東妻

 

先発大瀬良は初回から安定した投球で無安打のまま9回を投げ抜く。

打線は序盤の再三の好機を逃しながら4回裏に野間が67イニングぶりの適時打で先制。

大瀬良がプロ野球史上90人目のノーヒットノーランの快挙を達成し、3連勝で首位浮上。

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最後の打者であるグレゴリー・ポランコの飛球が野間峻祥のグラブに吸い込まれた瞬間、解き放たれたような球場の大歓声を聞きながら試合中継を見ているモニター越しに思わず涙が溢れてしまいました。

大瀬良大地。

プロ野球史上90人目102度目、球団史上としては前田健太以来12年ぶり5人目7度目、そしてマツダスタジアムでは開場16年目で初の快挙となったノーヒットノーラン達成です。

かつては最多勝最優秀防御率の2冠を獲得し3シーズン連続で二けた勝利を挙げたタフネス右腕もここ2年は防御率、勝利数共に不振で昨年は右肘の手術も受けて、今季はさほど大きな期待があったとは言い難かったです。

かくいう私も今の大瀬良はせいぜいQSを達成できるかどうか程度でもはや完投を望む事は出来ないと思っていたのですが…自身の不明を恥じたいと思います。

また、球団史上直近でのノーヒットノーラン達成者である前田健太が記録を達成したのは2012年ですが…。

その翌年のドラフト会議で1位指名されて入団し前田健太に師事した投手が肩を並べる事になったのは何とも感動的です。

 

最終的には球史と球団史に残る快挙が達成された試合ですが、試合序盤はあまりの拙攻に誰もそんな事は意識しなかったでしょう。

3回まで相手チームの4失策と四球で2度の満塁の好機を作りながら得点できず、無死1塁3塁となった4回裏も大瀬良の犠打失敗と矢野雅哉の考えられない走塁ミスで2死2塁に変えるという失態。

どう考えてもいつものように先発投手の奮闘虚しく援護のないまま敗れるいつものパターンにしか思えなかったのですが、何とか野間のチームとしては実に67イニングぶりの適時打で先制に成功できました。

恐らく私含めて多くのファンはそこで初めて大瀬良が無安打で投げ続けている事に気づいたのではなかったでしょうか?

終盤にも小園がポランコの拙い守備力もあり幸運な形で追加点を挙げる事ができましたが、とにかく打線が大瀬良の頑張りを無駄にしなくて良かったです。

 

「木鶏」という故事が荘子にあります。

木彫りの鶏の如く泰然自若とし動じない闘鶏、転じて他者に惑わされず衆人の模となる人物を指します。

大瀬良と言えば、打席で死球を受けたにも関わらず相手投手を気遣ったり、打ち込まれてグラブをベンチに投げつけようとして途中で止めたりと投手と言うプロのアスリートの中でも特にエゴイズムを求められるポジションとは思えぬ心優しさを感じさせるエピソードを持つ異質の投手。

そして今日のノーヒットノーラン奪三振は僅かに2ながらバックを守る攻撃面ではかなり頼りない味方を信じて打たせて取る投球で勝ち得た栄光です。

それを見るにつけて、上辺だけの空威張りではない本当の強さというものが何たるかを改めて教えてくれたかのようなその雄姿はまさに木鶏そのもの。

今宵、木鶏足りえた大瀬良大地。

おめでとう!

そしてありがとう!!

 



 

06/06(木)○「4番手ではなく」(カープ2024)

広島東洋カープ3-1北海道日本ハムファイターズ

3回戦(カープ2勝1敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 九里2勝4敗

敗戦投手 鈴木1勝2敗

セーブ投手 栗林1敗16セーブ

 

本塁打

(C)末包5号①

(F)-

 

打点

(C)末包②秋山①

(F)水谷①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里①-島内-栗林

(F)鈴木③-生田目-畔柳-ザバラ

 

先発九里は序盤から安定した投球で7回1失点の好投。

打線は初回に末包の本塁打で先制するなど序盤に3得点も以降は沈黙。

僅差のリードを投手リレーで最少失点で守り抜き連勝でカード勝ち越し

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昨日は試合終盤に入って久しぶりにまとまった得点が入ったカープでしたが、今日は序盤に得点を重ねる事が出来ました。

初回に末包昇大が4番打者としては初の本塁打を放ち2点を先制すると2回裏には秋山翔吾犠飛で3点目。

これで打線は一気に勢いに乗った…という事もなくその後は普通に貧打を重ねて結局、得点はここまででした。

更にいえば野手による適時打0は更に継続中と繋がりに欠けて相手の自滅かまぐれ当たりに期待するしかないという状況に何ら変わりはありません。

 

一方、前回登板時はさほど得意でない打撃で2打点に6回無失点の好投と涙ぐましい努力を見せながら白星を奪われた九里亜蓮は安定した投球を見せてくれました。

少々疲れが見れた7回表こそ失点を喫しましたが、最終的には被安打4に1失点とまたしても勝利に十二分に値する好投。

島内颯太郎と栗林良吏で逃げ切りに成功し、ようやく今季2勝目を得る事が出来たのはなによりです。

今季のカープといえば森下暢仁、床田寛樹、大瀬良大地と防御率1点台の投手が居並ぶ状況で現状、開幕投手を務めながら九里は成績のうえでは4番手に位置している形ですが、それでも防御率は今日、2.95でQS率は70%と他チームと比較しても主戦投手クラスの数字が並びます。

カープは現状、12球団トップのQS率と分厚い先発ローテーションがAクラスの原動力となっていますが4番目の成績の投手でこの数字なのがそれを裏付けているというものです。

また、最近は打ち込まれる場面が少なくない島内が今日はしっかりと無失点で抑えたのを始め、ブルペンも何とか踏み止まってはいますがこういう戦い方が年間通してできる物ではありません。

何より上記のようにまともに適時打も打てない打線では多くを望むのは難しいでしょう。

一応、昨日連敗を止めたうえで今日は連勝とカード勝ち越しを決めてはいますが、このアンバランスさを見るにつけてチーム状態が上向く予感はさほどしません。