吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

06/28(土)○「我々に嘲笑う資格はない」(カープ2025)

中日ドラゴンズ1-2広島東洋カープ

10回戦(カープ5勝4敗1分)

バンテリンドームナゴヤ

 

勝利投手 玉村4勝6敗

敗戦投手 涌井4勝3敗

セーブ投手 ハーン1勝1敗4セーブ

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)小園②

(D)ボスラー①

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村-中崎-森浦-栗林-ハーン

(D)涌井-齋藤-藤嶋-福

 

先発玉村は3回に先制点を許し6回無死1塁2塁のピンチを招いて降板。

打線は4回まで無安打も6回表に小園の適時3塁打で逆転に成功。

6回途中で登板の中崎以降リリーフ陣が無失点で抑えて逃げ切る。

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6月にも異常な暑さが続き、昨日ベルーナドームでの試合では先発した今井達也が熱中症で降板したほか、本日も神宮球場での試合を観戦していた親戚が倒れた事でラモン・ヘルナンデスが途中交代するなど試合にも影響が出ていますが…おそらくもっともその影響を受けにくい環境での試合となっているのがこの試合。

ですが、試合内容自体は相変わらず大変苦しいものです。

先発の玉村昇悟は4回以外は走者を背負い続ける投球でいつ大量失点してもおかしくありませんでしたが、全く援護がないなかで5回1失点とある程度は試合を作ってはくれました。

もっとも、逆転した直後の6回裏に連打を浴びて力尽きる形での降板となり、中崎翔太の助力を仰いだのは残念。

というより投球内容から考えれば犠打失敗に終わった6回表の打席で交代させても良かったかと思います。

一方、無死1塁2塁と得点圏に走者を背負った状態での登板となりながら見事に無失点で抑えた中崎翔太は今季最高とも呼べる投球。

得点圏で走者を背負うというシチュエーションからして結果的に7点差を逆転されるきっかけを作った先々週の北広島での試合が頭をよぎりましたが…前回よりより難しい状況での素晴らしい結果。

「それ北広島でもやれよ」というのは私も含めてあの日遠方からエスコンフィールドにかけつけたカープファンのほとんどが思った事でしょうが、数値のうえでは3連覇時のブルペンの中心として30セーブ以上を挙げたシーズンを上回る投球内容を中崎は維持してくれています。

とはいえ、気まぐれな彼の事。

あまりほめ過ぎると次は恐らく打たれるでしょうから称賛はその辺にしておきましょう。

 

一方で打線は6回表に逆転は成功したものの4回まで無安打で以降の8回表に2死2塁3塁の好機で追加点を逃すなど、逆に考えれば6回以外は存在しなかったも同様の酷さ。

改めて思いますが、打撃と言う点だけで言えばこのチームは勝っても負けても本当に見応えの欠片もないつまらない試合ばかりでマツダスタジアムに空席が目立っているのも頷ける酷さです。

勿論、得点が入れば素晴らしい試合という訳ではないのですが単に耐えるだけの試合展開だけ見る為にファンは安くないチケット代を払っている訳ではないという事を考えて欲しいものです。

 

そんな試合は、最終回にテイラー・ハーンが相変わらずの詰めを甘さを付け入られて2死1塁3塁と一打同点のピンチで相手チームがホームスチールを敢行して自滅するという形で終了。

当然ながらドラゴンズファンを中心にこの結果には否定的な意見が目立つようですが、フィールディングが上手いとは言い難いハーン相手という状況はありました。

また、そもそもこのチーム自身も先月の阪神戦で4番が打席に立っていたにも関わらず同じようなプレーで好機を潰して負けたという事例があります。

何より、この場面に至るまでの防戦一方の試合運びを考えればこの結果を嘲笑う権利が我々にあるとは思えません。