25回戦(カープ17勝7敗1分)
広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)
勝利投手 大瀬良10勝2敗
セーブ投手 中崎4勝1敗10セーブ
敗戦投手 原樹3勝11敗
(S)坂口4号①
先発、大瀬良は初回以外、毎回安打を浴びながらも7回1失点で抑える。
打線は3回までパーフェクト投球を許すも中盤に打線が繋がり3得点。
大瀬良の久しぶりの好投が光り今季レギュラーシーズン最後の本拠地戦を勝利で終える。
大瀬良は新人時代以来3年ぶりの二ケタ勝利。
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防御率やWHIPなどの各種データを見る限り残念極まりない数字が並んでいたわりに勝ち星は増え続け、8月までに8勝を挙げていた大瀬良大地。
しかし、チームがマジックを点灯した直後から足を引っ張り続けた末に今日が二ケタ勝利を目指すうえで最後の登板でした。
とはいえ期待は薄く、序盤だけで言えば、「大瀬良が打たれるのを待つだけの試合」だったようにすら思えます。
むしろ、相手先発の方がよっぽど良い投球をしていた訳なのですが…。
しかし何とか、7回まで投げ切って最終電車に駆け込むかのような二ケタ勝利となりました。
とはいえ、これでプレーオフも安心とは言えないでしょう。
少々、失礼な言い方になりますが、そもそも対戦相手自体が連敗中でかつ、順位も確定してモチベーションがかなり下がっている状態ですからあくまで参考と考えた方が良いかと思えます。
何より、7安打も浴びて圧倒的に抑えたとは言い難いのですから…。
打線は、原樹理相手に3回までパーフェクトを許すという展開でしたが、1番~3番…すなわち「タナキクマル」が無理矢理こじ開ける形で得点は出来ました。
この9月は松山竜平が月間成績上位を独占する活躍を見せてサビエル・バティスタも続いているのですが、やはり最後に頼りになるのは打線の上位と守備のセンターラインを固めるこの3人という事が改めて分かります。
一方、安部友裕のプレーオフ出場が微妙な状況にあって西川竜馬が打てたのは一安心。
今日の試合で庄司隼人が粘りを見せた一方で、報道によれば新井貴浩が三塁の守備練習をしていたとの情報もありますが、ファーストチョイスはやはり西川しかいませんからね…。
ところで、この試合でカープは主催試合の動員数が球団記録となったそうです。
その数なんと2177554人!!
春先でのチケット争奪戦の異常なまでの過熱ぶりからある程度は予想されてはいましたが、やはり凄まじい数字です。
私が、10代の頃なんてその半分以下でしたからので、改めて隔世の感を抱かざるを得ません。
「強ければ客は来る」
他にも要因は色々あるでしょうが、まずはそういう単純明快な図式をこうやって体現出来たのは素晴らしい事だと思います。