8回戦(カープ5勝3敗)
勝利投手 福谷3勝2敗
敗戦投手 大瀬良2勝3敗
セーブ投手 マルティネス1敗11セーブ
(C)林1号①
(D)-
打点
(C)林①
(D)大島①細川②
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良③-ケムナ-森浦-薮田
(D)福谷①-勝野-祖父江-マルティネス
先発大瀬良は3回まで無安打も6回以降に崩れて6回2/3 3失点で降板。
打線は林の2年ぶりの本塁打で先制も以降は3塁すら踏めない拙攻。
最後まで打線は繋がらず逆転負けを喫して3連敗。
中村貴浩がプロ入り初安打を記録。
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先週のG7サミット開催により広島から追い出されて2週間の長期ロードを何とか勝ち越したカープは今日から久しぶりに広島に戻っての試合。
上位2チームに全く歯が立たず2カード連続負け越しという状況とはいえ、久しぶりの本拠地という事で期待に胸を膨らませたファンは多かったかと思いますが…結局のところはロードで疲れ切った姿を見せただけとなりました。
先週はコンデション不良で登板を回避した大瀬良大地は3回まで無安打と安定した立ち上がりを見せましたが中盤以降は崩れて最終的には7回途中で逆転打を浴びて降板となりました。
まあ、これに関してはある程度予想通りだったと言えるでしょう。
ここ3シーズンでの大瀬良はスタミナの衰えが激しく6回までがせいぜいのレベルの投手で中盤以降に疲弊して打ち込まれるのは予想通り。
そうなるとベンチが代え時を誤ったという意見も一理あるかもしれませんが、週初めの試合と言う事でそれは難しい判断だったかと思えます。
何より、7回の時点で球数は90球に満たない状況だった大瀬良がいきなり連打であっさりと失点する事に備えるのは無理というものでしょう。
むしろ今の大瀬良で7回3失点は上出来も上出来なので…。
そうなると問題なのはここ3試合で3得点となりひたすらくたびれた姿を見せつけただけの打線でしょう。
とはいえ、2年ぶりとなった林晃太の本塁打や育成枠から支配下登録されたばかりでホーム用のユニフォームが間に合わず3ケタの背番号のまま出場した中村貴浩のプロ初安打など確かに見どころはなくはありませんでした。
特に2年前に活躍したきっかけとなったのはチーム内でのコロナ禍による大量離脱だった林は入場制限も応援の制限もないマツダスタジアムで試合をするのはこれが初めてで、その喜びを爆発させるような活躍は感動的ですらありました。
しかし、それも上位の1番から5番が秋山将吾以外全く試合に参加しないも同然だったのでは意味がありません。
先発ローテーションが足りず安定して試合を作れる先発に限りがあるチーム状況でこれだけ中盤までに打てないと厳しい展開になるのは間違いありません。