吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

09/20(火)●「地に足のつかない話の前に」(カープ2022)

広島東洋カープ5-3中日ドラゴンズ

24回戦(10勝14敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 藤嶋2勝1敗

敗戦投手 栗林2敗31セーブ

セーブ投手 R・マルティネス4勝3敗35セーブ

 

本塁打

(C)マクブルーム17号③

(D)-

 

打点

(C)マクブルーム③

(D)高橋①阿部①岡林①ビシエド

 

投手

※数字は自責点

(C)九里②-森浦-松本-ターリー①-ケムナ-矢崎-栗林-コルニエル

(D)柳③-祖父江-清水-ロドリゲス-谷元-藤嶋-R・マルティネス

 

先発九里は初回から不安定な投球で4回2/3を2失点で降板し試合を作れず

打線は初回にマクブルームの3ランで逆転も以降は拙攻で無得点。

延長戦で栗林が勝ち越し打を許して逆転負けを喫し連勝が2で止まる。

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台風接近に伴い日曜日からの2試合が全て中止となっている間に、いつの間にか3位に浮上していたカープ

更に2連戦が延期となった事で元々余裕があった日程に更に余裕が出た事もあり、在広メディアでは盛んにカープのCS出場の条件について議論されていたようです。

なかでも「読売・阪神と最終戦で同率になれば3チーム合計の対戦成績で3位になれる」などというおおよそ現実離れした仮定の話題で盛り上がる姿は関東から眺めていて思わず失笑を禁じ得ません。

とはいえ、残り6試合を2週間でこなすという空白の多い日程は先発投手は3人いれば良いだけでなく遠藤淳志や玉村昇悟をミドルリリーフに投入出来るなど投手を潤沢に投入できるというアドバンテージがあるのは確かでした。

しかし、今日はそれを活かきれずに敗れた以上、そもそもこのチームには総力戦を戦い抜くという気概を持った選手がどれほどいるのだろうかという問題に突き当たる事になりました。

 

まず、先発の九里亜蓮からして前回登板同様に覇気の感じられない疲れ切った投球を初回から見せて5回もたずに降板となりましたし、打線もライアン・マクブルームの2試合連続となる素晴らしい3ランで勝ち越した以降は全く繋がらず。

それどころか、エラーに走塁ミスに犠打の失敗と半ば自滅に近い場面も多かっただけでなく、肝心の継投についてもまともに3者凡退で抑えたイニングは矢崎拓也と栗林良吏が投球したイニングを除けばたった1イニングという低調さ。

盛んに喧伝される「CSに向け負けられない戦い」というお題目とは裏腹に「笛吹けども踊らず」といったところでしょうか。

最終的に全幅の信頼がある栗林良吏が打たれて負けた以上は潔く諦めるしかないのですが…そもそも矢崎と栗林の二人だけで延長含めて4イニングを凌ごうという事に無理があり、質も量も数倍こちらを上回る相手ブルペンの充実ぶりとは比べようがありません。

総力戦が出来る状態でベンチもそれなり以上に選手を投入しまくったにも関わらずこれだけのものしか見せられないという現実がある以上、地に足のついていないCS出場の可能性などよりも在広メディアは他に議論するべき事があるのではないでしょうか?