16回戦(6勝9敗)
東京ドーム
勝利投手 矢崎2勝
敗戦投手 菊地2敗
(C)秋山1号②磯村2号④
(G)大城8号①
打点
(C)秋山②磯村④
(G)中田①大城②
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良②-森浦-ターリー-矢崎-中崎①
(G)山崎伊②-今村-高梨-平内-大勢-赤星-菊地④
先発、大瀬良は8安打を浴び2点のリードを追いつかれるも7回を2失点で凌ぐ。
打線は秋山の移籍後初本塁打で初回に先制も以降は拙攻が続く展開。
延長11回表に代打磯村のプロ入り初の満塁弾で勝ち越し今季ビジターでの読売戦初勝利。
------------------------------------------------
9連戦の最初のカードでベイスターズに負け越して移動日なしで今季一度も勝ててない東京ドームに乗り込んだカープ。
先発、大瀬良は前回僅か3イニングでノックアウトされた反省からか、立ち上がりからかなり慎重な投球でした。
とはいえ、制球も球威もやはりいまいちで、いつ打ち込まれるか分からない投球に終始して正直、相手先発である山崎伊織の方が良いボールを投げているようにすら見えました。
5回裏に73イニングに及び適時打が出ていない相手チームに適時打を許して同点に追いつかれるなど到底、7イニングも任せられるような内容には見えなかったのですが…9連戦の真ん中とあれば仕方のない事。
それでも何とか7回2失点と十二分に良い結果を出せたのは主戦投手としての底力か、それとも不振を極める相手打線故か…それは次回登板で分かるかもしれません。
一方、打線は初の本拠地3連戦で僅か1安打に終わった秋山翔吾が初回に先制の2ランを放ち、直後もライアン・マクブルームと坂倉将吾が連打で好機を放つなど押せ押せムードでしたが、堂林翔太の併殺打で一気に盛り下がってしまいました。
結局は、相手先発から合計で7安打も放ちながら追加点はないばかりか中盤から9回まで僅か1安打の拙攻。
こういう展開になると、今季一度も勝てていないビジターでの読売戦とあって、後はサヨナラ負けを待つだけに思えましたが…意外過ぎる一撃がそれを覆しました。
2死1塁から繋いだ満塁の好機で代打として出たのは磯村義孝。
昨日の試合では攻守でミスを連発した事もあり正直、中村健人を出した方が良かったようには思えましたが、ここでプロ入り初の満塁弾という周囲も本人も驚きの結果を残しました。
せっかく2020年になって応援団によって作られながら、直後のコロナウイルス蔓延の影響で未だに公式戦の球場で歌われていない彼の応援歌の歌詞の通りまさに「当たると痛えぞ!!磯村パンチ」を体現したかのよう。
9連戦の真ん中にあって栗林良吏を出しにくい状況で他の投手を登板させる事が出来た事からも価値ある一撃だったと言えるでしょう。