14回戦(6勝8敗分)
勝利投手 ケムナ2勝
敗戦投手 平内3勝3敗
(C)マクブルーム9号②
(G)-
打点
(C)マクブルーム②
(G)-
投手
※数字は自責点
(C)森下-ケムナ
(G)菅野-今村-平内②
先発、森下は7回まで3安打で抑え8回表満塁のピンチも切り抜け無失点で投げ切る。
打線は5回まで2安打と菅野に抑え込まれ中盤以降の好機も逃す拙攻。
9回裏にマクブルームが来日初のサヨナラ本塁打を放ち2連勝でカード勝ち越し。
------------------------------------------------
昨年から既に試合開始時間に関しては決まってはいる訳ですが、近年これだけ気温の上昇が顕著である事を考えると以前と同様に7月に入っても日中に試合を行うのは無理があるように思えてきます。
選手は勿論ですが、災害レベルの炎天下の中で観戦する観客の安全を考慮して来季以降はNPBにはこの時期の試合開始時間については考え直して欲しいものです。
この炎天下に加えて現状のカープは栗林良吏、森浦大輔、矢崎拓也と僅差でリードしている状況で起用される投手がいずれも3連投となってしまう状況でしたから、先発である森下暢仁には大変過酷かつ困難なミッションが課せられる事となりました。
すなわち、出来るだけ長いイニングを投げて試合を作って貰う。
ここ最近の疲れ果てた彼の投球内容と結果を見ると余計に困難には思えましたが…今日の森下は選手の大瀬良大地同様に素晴らしい投球を見せてくれました。
初回と今季はもっとも失点を喫している2回を3者凡退で抑えると以降は5回まで得点圏にすら走者を許さないという内容。
中盤以降は相手先発の菅野智之と同様にこの暑さによる消耗からか危ない場面もありましたが、7回終わって無失点という結果は驚異的と呼べるでしょう。
それだけに8回も森下を続投させたベンチの判断は理解し難いものでした。
ここ最近の投球でQSすら困難なぐらいに疲れ切っていた投手にこの炎天下で8イニング122球というのは正常な監督が下して良い判断ではないでしょう。
同様に無意味に引っ張った挙句、失点を喫した前回とは異なり今回は辛くも凌ぎましたが、このベンチの判断は明らかな間違いである事に変わりはありませんし、猛省して欲しいです。
その炎天下で孤軍奮闘する森下を全く援護できず勝ち星をもたらす事が出来なかった事には恨みはありますが、打線は9回裏にライアン・マクブルームのサヨナラ弾で勝利をもたらす事が出来ました。
マクブルームは先発の菅野には全くタイミングが合わなかったものの土壇場で昨日同様に決定的な当たりを見せてくれた形です。
打率がリーグ2位になるなど好調さを取り戻した坂倉将吾同様に調子が上がって来たこの助っ人がどこまで好調を維持できるか…?
長打が圧倒的に少なく期待も出来ないチームにあって彼の打棒にますます期待がかかりそうです。