24回戦(9勝12敗3分)
勝利投手 島内9勝6敗
敗戦投手 高梨4勝3敗
セーブ投手 栗林5敗38セーブ
(C)-
(G)-
打点
(C)秋山②小園①末包①
(G)岡本和①浅野①横川①
投手
※数字は自責点
(C)アドゥワ③-森浦-島内①-栗林
(G)横川①-バルドナード-ケラー②-高梨-船迫
先発アドゥワは被安打8と打ち込まれるも6回3失点でまとめる。
打線は5回まで4安打無失点の拙攻も中盤以降に反撃。
8回裏に秋山、小園、末包の適時打で逆転に成功し連敗を4で止める。
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先発が試合を作れず、打線は打てず、リリーフ陣も崩れるといういいところが一つもない試合が連日続くカープは、今日も昨日も似たような展開。
3番手の島内颯太郎が打ち込まれて4失点目を喫した時点で観るのを止めたファンは相当数いたかと思います。
しかし、8回裏にまさかの展開が待っていました。
2死から秋山翔吾の今日2本目の適時打で1点を返すと、小園海斗の右前安打を相手外野手が後逸するという考えられないミスにも助けられて同点。
更に、攻守で精彩を欠きもはやスタメン起用自体が無意味に思えた末包昇大の適時打で逆転と1イニングで一気に3点差を逆転に成功しました。
これだけ貧打で低迷中のチームが劇的な逆転劇を演じる事が出来るとは…本当に今日は運が良かったとしか言いようがありません。
上記の浅野翔吾の後逸もそうですが、末包の適時打も相手投手は明らかに彼が打てないアウトサイドへの変化球を投じようとしたところが逆球になった事も幸運だったのですから。
もっとも、この奇跡を起こす為の数少ない要素が8回裏以前でもある程度はあったかと思います。
まず、昨日も書きましたが先発がQS以上を守るという事。
今日の先発で会ったアドゥワ誠は8安打とボコボコに打ち込まれながらギリギリで踏みとどまって6回3失点でマウンドを降りる事ができました。
これは今週投げた先発では初めての事。
まあ、最後は投手に適時打を打たれたうえに末包の返球で何とか4失点目を防いで貰った形ではありますが…。
また、ここ5試合で9安打と悲惨な打線の中で小園海斗と共に気を吐いていた秋山翔吾が3番起用でしっかりと得点圏で仕事を果たしてくれたのも大きかったかと思います。
とはいえこれでチームが劇的に改善する訳でもないのでしょうが…。
一方、まさかの逆転劇の後に最終回に登場した栗林良吏。
前回同カードで、まさかの1死も取れずにノックアウトを喫した時と同じく先頭打者に代打中山礼都との対戦で嫌な予感がしたのは私だけではなかったでしょうが…特に波乱もなく普通に3人で試合を締めてくれました。
ホッとすると共に改めて疑問を感じざるを得ません。
前回この球場でマウンドに立っていた彼の名を騙った下手なモノマネをしていた男は一体誰だったのか?…と。