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カープと趣味の日記

7/4(土)●「投手陣完全崩壊への序章」(カープ2020)

広島東洋カープ3-9阪神タイガース

1回戦(カープ1敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 岩貞1勝1敗

敗戦投手 大瀬良2勝1敗

 

本塁打

(C)-

(T)マルテ2号②大山1号①

 

打点

(C)鈴木誠②メヒア①

(T)マルテ②近本③糸井①ボーア①上本①大山①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良⑤-高橋樹-薮田-今村②-中村恭①-中崎①

(T)岩貞③-岩崎-スアレス-馬場

 

先発大瀬良は毎回走者を背負う投球の末に4回5失点のKO。

打線は中盤に集中打で3得点も以降は及ばず。

リリーフ陣も中押しとダメ押しを許し大量失点で今季本拠地開幕戦で惨敗し3連敗。

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開幕から12試合と異例の長さをもってようやく本拠地開幕戦を迎えたカープ

ドーム球場のように応援団の聞くに耐えない素人演奏をスピーカーで垂れ流すような事をしないまでも無観客の客席には風葬地跡の石塔の如くカープ坊やを模したダッコちゃん人形が鎮座するという不気味かつ異様な雰囲気での開幕となりました。

また、イニング間にリモート接続したファンの姿をビジョンに映すという趣向もありましたが、会議システムの操作に失敗して操作画面とファンのユーザ情報が大写しになるという失態もありましたが、試合はそれ以上の大惨事と相成りました。

前回、前々回で2試合連続完投と素晴らしい投球で開幕からの長期ロードを5割で乗り切る原動力となった大瀬良大地でしたが今日は、初回から降板までまったく良いところ無く5失点で降板。

本人や周囲は否定するでしょうが、1割台の打者が並ぶ4連敗中の対戦相手にこれだけの惨敗を喫した以上、2試合連続完投を果たした疲れは明らかでしょう。

つまり、リリーフがまったく頼りにならないという状況でマウンドを簡単には降りられないというストレスはやはり大きなものであったという事なのです。

しかも、過密日程の中での昨日の雨天順延の影響で今日からは休みなしの9連戦ですので疲れたところで更に追い打ちが来るような状況でもあります。

正直、あれだけの奮闘を見せて疲れ切っている投手に対して、次回以降も期待するのはいささか酷なように思えます。

 

その大瀬良の疲れの原因となっているリリーフ陣も相変わらずの低レベルな投球であっさり試合を終わらせる事に終始しました。

日本のプロ野球のレベルではなかったテイラー・スコットを二軍に落とした矢先に今村猛中崎翔太ら実績組が不甲斐ない投球を見せると代わりに登録された中村恭平も失点でブルペン崩壊に歯止めがかかりません。

むしろ、これで3試合連続で先発がQSすら守れないという事態になり、リリーフ陣どころか、それに引きずられて先発陣も大きな綻びが目立ち初めている状況で正直、安定して勝ち続ける絵がまったく見えなくなってしまいました。

そうである以上は、今日の試合はたんなる1敗という以上に投手陣完全崩壊の序章であり、大型連敗と最下位転落への始まりと呼べるかもしれません。