9/2 ◯「今日の先発誰だったっけ?」(カープ2018)
21回戦(カープ16勝5敗)
勝利投手 アドゥワ5勝2敗
敗戦投手 石川6勝5敗
(C)バティスタ23号③菊池12号①
打線は初回にバティスタの3ランで先制すると3回にも集中打で7得点。
投手陣はアドゥワが3回1/3を投げ抜くなどリリーフ陣が無失点。
序盤の打線の爆発とリリーフ陣の好投が光り6連勝で優勝マジックは「13」。
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1勝2敗ペースでも優勝は可能なところまでやってきた今週。
なんと望外ともいえる6連勝を飾る事が出来ました。
ここまでチーム状態…そして、ボロボロとしか言いようがない先発と呼ぶ資格すらない投手しか投げない日曜日という要素がありながらこの結果は驚き以外の何物でもありません。
今日の先発…ではなく「最初のマウンドに立つ係」は戸田隆矢。
シーズンも9月に入ってこんな一軍のマウンドに立つ事すら恥ずかしいレベルの投手が真っ更なマウンドに立つ事自体、恥でしかありませんが、その戸田が前回登板時まともな投球が辛うじて出来ている場面で打線が大量得点を奪ってくれました。
実はこの日曜日。
現状のような体制になった後半戦は打線の奮起があり、3勝2敗と勝ち越してもいます。
従って、今日もそのような形に持ち込めた形と言えるでしょう。
その立役者となったのはサビエル・バティスタ。
一昨日も大逆転劇のきっかけになる本塁打を放ちましたが、今日もいきなりチームに先制点をもたらす3ラン。
素晴らしい本塁打数と、長打率に対して、打点と得点圏打率とが低い選手ではありましたが、今日はしっかりとクラッチヒッターとしての活躍を見せてくれました。
やや調子の浮き沈みこそありはするものの安部友裕が離脱し新井貴浩も年齢的な限界を迎えている現状、OPSが1.100を超える丸佳浩と、鈴木誠也の強烈なコンビを補完する後続打者として松山竜平ともどもなくてはならないピースと言えるでしょう。
また、案の定大量リードに関係なくあっさり今の実力を示す形で降板した戸田に変わって先発以上のイニングを投げたアドゥワ誠の奮闘ぶりも見逃せません。
点差は4点とはいえ現在のカープの継投は不安定な一岡竜司と中崎翔太、そして今や球団史上でももっとも悲惨な登板間隔を誇るヘロニモ・フランスアという状況ですからここまで無失点で繋げられたという事は大きかったかと思います。
というより、先発が最初からアドゥワだったという風にスコアブックを書き換えたほうがいいぐらいです。
もっとも、アドゥワもフランスア同様に登板過多で疲れ切っている投手。
この時期は優勝マジックが予想外の早さで減る事を喜ぶ一方で、未だにこういう投手たちを休める要素が出てこない辺りに寂しさも感じます。