4/21(日) ○「『宇宙家族ジョンソン』」(カープ2019)
6回戦(カープ4勝2敗)
勝利投手 ジョンソン1勝2敗
敗戦投手 国吉1勝1敗
(C)バティスタ1号①
(De)ロペス3号①ソト7号②
打点
(C)鈴木①バティスタ④安部①石原①
(De)ロペス②ソト②
投手
※数字は失点
(C)ジョンソン①-レグナルト-一岡-フランスア①-中崎②
(De)国吉④-砂田②-京山-エスコバー①
先発、ジョンソンは制球に苦しみ再三走者を背負いながら5回1失点。
打線は初回と2回で6得点も以降は繋がらず合計7得点。
終盤にフランスアと中崎が被弾し立て続けに失点も辛くも逃げ切り4連勝。
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毎年、趣味の悪い変なイラストが掲示してある事で有名なカープロードに今年は一際異様に映るイラストが飾られているのをご存知でしょうか?
「水金地火木土天カープ」に因んで土星を、卓袱台代わりに父親役のクリス・ジョンソンと女房役の石原慶幸、そして子供役にサビエル・バティスタとヘロニモ・フランスアが描かれている「宇宙家族ジェットソン」-こんなマイナーな海外アニメの名前知っている人はどれだけいるのでしょうか?-ならぬ「宇宙家族ジョンソン」とも言うべき変なイラスト…。
しかし、今季のこの一家の現状は悲惨そのものです。
バティスタは打率1割台前半とまるで戦前のプロ野球並みの酷さですし、フランスアは昨年の疲れそのままの低調な投球が続いています。
そしてなにより「家長」たるジョンソンは来日以来最悪ともいえる状況で、4日前には長年の女房…ではなく相棒だった石原とのコンビも解消する荒療治も効かず開幕3連敗。
前回、あまりにも早々と降板した為に異例の中4日登板となった今日は、再び石原とのコンビ復活でしたがやはり低調な投球。
今季はすっかり制球の良さは影を潜めボールを外してふてくされた表情と仕草で見ているファンを不愉快な気持ちにさせるムーブは今日も健在。
リリーフが潤沢に起用出来る日曜日である訳ですから、こんな投手はさっさと見切りをつけて降板させて欲しかったのですが…それをせずに済んだのは前日に続いて珍しく序盤から纏まった得点に成功した打線の存在でした。
特に、バティスタは待望の今季初本塁打を含む3安打4打点と大暴れでまさに「家庭崩壊」の危機を防いでくれた形…と言ってもこれだけ打って未だに打率が2割に届かないのは驚きですが…。
また、石原も初回に「らしくない」冷静さで押し出し四球を選ぶと、常にマウンドでイライラしているジョンソンをなだめすかして5回まで辿り着かせ、その姿はダメな旦那を支える恋女房そのものの活躍でした。
こうして周囲に支えられてようやく1勝目を何とか得ることに成功したジョンソン。
しかし、これをもって復活というのは早計でしょう。
結局の所、序盤の大量リードに守られてようやく5回を投げきるのが精一杯な姿に往年の勇姿を見出すのは不可能ですし、今日のところは相手先発と同じく単なる「オープナー」としてしかその価値は見いだせません。
やはりまだまだ彼は「ジョンソンと顔が似ているそっくりさん」に過ぎないという事です。
次回の登板は12連戦の真っ只中ですからこの結果を受けて先発はするでしょうが、元号が代わって以降は抹消されている可能性が高いようにも思えます。
「宇宙家族」の漂流はまだまだ続きそうです。