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カープと趣味の日記

5/2(水) ○「時代を跨いだ孤独」(カープ2019)

阪神タイガース0-4広島東洋カープ

6回戦(カープ2勝4敗)

阪神甲子園球場

 

勝利投手 フランスア3勝1敗

敗戦投手 ドリス1敗6セーブ

 

本塁打

(C)バティスタ5号②

(T)-

 

打点

(C)バティスタ②會澤②

(T)-

 

投手

※数字は失点

(C)大瀬良-フランスア-中崎

(T)岩田-ジョンソン-ドリス③-守屋①

 

先発、大瀬良は再三ピンチを招きながらも粘りの投球で7回無失点。

打線は8回まで2塁すら踏めない拙攻を見せるも、最終回にバティスタ本塁打で先制。

投手陣の完封リレーが令和最初の勝利に繋がり連敗を「4」で止める。

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前回、前々回の登板で14イニングを1失点と抑えながら自身が投げている間に援護して貰えた得点は僅かに2得点という野手陣から「壮絶なイジメ」を受けているに等しい大瀬良大地は今日も孤独に一人で試合に臨みました。

得点圏で痛打された当たりが野手正面に行くなど幸運に恵まれた部分もありましたが、これで3試合連続のHQS及び19イニング連続無失点は見事としか言いようがありません。

今日の拙攻続きの試合展開なら他の投手なら間違いなく打ち込まれて惨敗を喫していた事請け合いですから本当に本当に価値ある投球でした。

 

一方で、その大瀬良に平成・令和と「時代」を跨いだ孤独を強いた打線は、大瀬良がマウンドを降りた9回になってから「元号」や「改元」という概念がまったく理解出来てないにも関わらず、「プロ野球史上平成最後の本塁打」「球団史上令和最初の本塁打」に続いて「球団史上令和最初の勝利打点」を挙げる形となったサビエル・バティスタの一発でようやく得点という体たらく。

初回の野間峻祥の何がしたいのかよく分からない走塁死から始まって9回に相手投手が自滅するまで得点の匂いが一切しませんでした。

まあ、あのままサヨナラ負けを喫するよりかはいくらかマシですが、HQS以上を5回も達成した投手に2勝2敗という数字しか残っていない事実はあまりに重いでしょう。

選手たちの調子の落ち込みも勿論ですが、代えなくて良い選手の打順をいじる割には特定の選手がどれだけ打てず守れずでもまったく変更しないベンチの不公平かつ不適切な起用により打線はまったく活力の失われた末期状態と言わざるを得ません。

上記のようにこのような試合展開で耐えぬけるほどの投手陣を要している訳ではないのですから、ここから先月の8連勝のような反撃どころか「令和初の連勝」はかなり遠い先の話になってしまう事でしょう。

 

かくして、あまりのチームの弱さからGW中は達成が無理なように思えた「令和初勝利」はもたらされました。

しかしその内容は勝つには勝ったけれど、全体的に見れば大瀬良の好投以外はさほどの価値はない試合という事でもあるというのは本当に残念です。