4回戦(カープ3敗1分)
勝利投手-
敗戦投手-
セーブ投手-
(C)-
(T)サンズ5号①
打点
(C)メヒア①會澤①
(T)サンズ②近本①
投手
※数字は自責点
(C)野村①-一岡-塹江①-菊池保①-DJ・ジョンソン
(T)ガルシア①-岩崎-スアレス-馬場
先発、野村は被安打5ながら6回を1失点に抑えて試合を作る。
打線はメヒアの適時打で先制も以降は拙攻で8回まで1得点。
最終回に相手の失策から逆転も菊池保則が救援に失敗し引き分けに終わる。
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延長10回裏、その勇壮なヒゲ面とは裏腹にプロ入りして3打点しか上げてない今季初打席の守備固め選手相手にビビりまくってボールが先行するDJ・ジョンソンの無様で滑稽な姿を嘲笑しているうちに試合は終わり何とか負けずに済みました。
大量失点かつ大差で敗れる為に試合に望んでいるに等しい今季のカープにしては中盤まで1失点で同点という珍しく締まった展開となった試合。
すっかり「過去の人」と化して恐らく存在自体を忘れているファンも少なくなかったであろう今季初先発の野村祐輔が意外にも試合を作ってくれました。
大瀬良大地以外の先発投手がQS以上を記録するのは、実に6月28日の森下暢仁以来の事ですから驚きです。
もっとも、この右腕が昨年オフに明らかにキャリアの下り坂であったにも関わらずFA宣言を匂わせた挙げ句高額な契約を球団から勝ち取ったにも関わらず事実上、チームのシーズンが終了してからようやく先発マウンドに立ったという経緯から考えれば特にこれといった感動も感慨も湧いてこないのもまた事実ではありますけれども…。
まあ、恐らく次回は普通に打たれるでしょう。
この野村の意外すぎる好投に次いで序盤は、得点圏打率0.050のアレハンドロ・メヒアが適当に振り回したバットにボールが命中して適時打になるという幸運もありましたし、土壇場9回1点差の場面では大山悠輔の考えられないようなエラーがきっかけで逆転劇も起こりました。
…しかし、ここまで幸運を重ねたにも関わらず結果はいつもと同じ。
嫌そうな顔でマウンドに上がって試合を台無しにしてベンチに戻る事が日課になった菊池保則の救援失敗で勝利をあっさり手放してしまいました。
土壇場で逆転されたにも関わらず、相手チームには焦りや失望はおろか、近所の店でラーメンを食べに外出するよりも気軽に逆転が可能であるかのような余裕すら感じられましたが…案の定の結末です。
正直、エラーを献上してくれた大山は実はあまりに相手チームに手応えがなかったのでわざと試合を長引かせたのではないかとすら思えてくるレベルの酷さで、かえって10回表の鈴木誠也のやる気のない打撃に代表されるようにもはやチーム全員の心は完全にへし折られてしまったようにすら思えます。
しかし、これがあと90試合以上も続くのですから大変な事です。