5回戦(カープ1勝3敗1分)
勝利投手 森下2勝1敗
敗戦投手 藤浪1敗
セーブ投手 一岡1セーブ
(C)ピレラ4号④
(T)大山6号②
打点
(C)ピレラ④
(T)大山②
投手
※数字は自責点
(C)森下②-フランスア-塹江-一岡
(T)藤浪④-望月-藤川-伊藤和
先発、森下は初回に2失点も以降は抑え6イニング10奪三振2失点で試合を作る。
打線は5回まで無得点の拙攻も6回にピレラの満塁弾が飛び出し逆転に成功。
7回以降はリリーフ陣が無失点で抑え逃げ切り今季阪神戦初勝利。
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コンディション不良で2軍で調整していたルーキー森下暢仁が苦しみながらも試合を作ったうえで、20打席連続無安打が続き、開幕当初の輝きが完全に失われていたホセ・ピレラの意外過ぎる劇的な本塁打で逆転に成功した後、私を含めて多くのファンはこういう考えが去来した事でしょう。
「素晴らしい!見事な逆転だ。…だが、いつ逆転されるのだろうか?」と。
何しろ、開幕1ヶ月以上経過しているにも関わらず、チームの投手陣全体で稼いだホールドは1桁でセーブ数に至っては僅かに1。
その1セーブ目を記録した菊池保則にしても、もはや能力的には自他共にクローザー失格である事は認められた事実ですが、代わりになりそうな投手すらいない惨状。
ましてや、7回以降続いた追加点の好機もことごとく潰していたのですから、相手チームとしてもあとは「試合を台無しにする係」事、球界最低最弱のカープのブルペンから楽々と逆転する素地は出来ていた筈です。
しかし、何故かそうはなりませんでした。
どう考えてもその辺のシート打撃の投手よりも長打を打つ事が容易にしか見えないヘロニモ・フランスアは7回に満塁のピンチで相手打者が突如パニックを起こして-としか言いようがありません-ボール球を振り回して三振に倒れるという幸運がありました。
また、8回に投げた塹江敦哉は鈴木誠也の好捕に助けられました。
これらを受けて注目の最終回に菊池保則に代わってクローザーを努めたのは一岡竜司。
佐々岡真司監督は色々と状況などを見て考えたなどと主張していますが、菊池保則をクローザーから外す以上は、実績などから考えても事実上の一択でしょう。
一岡は、それなりの投球を見せて何とか試合を終わらせチームにとってはもはや満塁ホームランよりも貴重になった今季2セーブ目をもたらしましたが正直、リリーフ陣がこれをきっかけに安定してくれるとは到底思えません。
というより試合終盤にあれだけポコポコ打たれ続けていたのですから、たまには抑えてくれるという事です。
一応、あんな投手たちでもプロ野球選手なのですから…。
まあ、今日のところは貴重なものが見られて幸運だった…としか言いようがないです。