7回戦(カープ4勝3敗)
勝利投手 岡田1勝2敗
敗戦投手 塹江1勝1敗
セーブ投手 R・マルティネス1勝4セーブ
(C)-
(D)阿部
打点
(C)松山①會澤①
(D)阿部①ビシエド①A・マルティネス①
投手
※数字は自責点
(C)九里①塹江②菊池保-一岡
(D)福谷-佐藤②-岡田-祖父江-R・マルティネス
先発、九里は序盤に安定した投球を見せると以降も凌いで7イニング1失点。
打線は7回に松山と會澤の連続適時打で逆転に成功も2得点に留まる。
逆転直後の8回に塹江と菊池保則が逆転を許して惨敗。
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投手陣が完全崩壊して久しいカープのファンとしては先発が試合を作れない試合というのはもはや見慣れた景色でしかない訳ですが…今日に関しては九里亜連が良く投げてくれました。
開幕1試合目以降はまったく試合を作れず、本来なら先発ローテーション剥奪はおろか、由宇での生活をスタートさせていた筈が投手不足により、惰性で先発を続けているレベルの投手がこれほどの投球を今更見せるのは何とも不可解であり不条理ではあります。
まあ、だからといって、今までが今までですから今日の投球をきっかけに彼が次回以降完全に立ち直ってくれるなんて毛ほども思えないのもまた確かですが…。
しかし、これほどの驚きがあったにも関わらず、試合はあっさり落として最下位転落と相成りました。
やはり、珍しく先発が試合を作っている状況で打線が1年ぶりに先発している投手を打てないとこうなる…ともっともらしく言いたいところですが、例えあと1、2得点程度できたとしても打撃投手以上に「相手打者に気分良く打って貰う事が仕事」と化しているプロ野球史上最低最悪の呼び声高いリリーフ陣を前にしては8回以降でやはり大逆転負けが待っていた事は想像に難くありません。
また、8回表には完全にセーフのタイミングであったにも関わらずリクエストで判定が覆るという悲運もありましたが、それもこの試合の結末に関する全てではないでしょう。
微妙な判定にはなりましたが、あれは1塁から生還した大島洋平の走塁の見事さと會澤翼の腰が引けたプレーによるものに過ぎませんし、そもそも2死1塁で不用意に長打を打たれる投手が悪いとしか言いようがありません。
更にいえば、その辺のアマチュアチームにも劣るこのチームの9回に投げる投手のレベルを考えれば9回に逆転される予定が少し早まった程度にしか思えないでしょう。
もっとも、打たれた塹江敦哉に関しては今季、大方の予想に反して良く頑張ってはくれた投手ですから必要以上に責められるものではありません。
しかし、みるみる悪化していく防御率をはじめとする諸数値を見るともはやその頑張りも限界かと思えます。
開幕前は「左腕でボールが投げられる事」と「英検2級を取得している事」ぐらいしかこれといった特長がなかったこの塹江のような投手が頑張ってくれているうちに実績ある投手たちが調子を取り戻すどころかほぼ全員消えた事が今季最下位に終わった最大の原因なのは言うまでもありません。
あ、シーズンは、まだ90試合近く残っているのでしたっけ…?
まあ、6位に関してはもう順位が変わる事はないかと思えるので別に良いでしょう。