19回戦(カープ10勝7敗2分)
勝利投手 森下8勝3敗
敗戦投手 スアレス4勝2敗
セーブ投手 フランスア2勝3敗12セーブ
(C)-
(S)-
打点
(C)松山①宇草②
(S)
投手
※数字は自責点
(C)森下-ケムナ-塹江-フランスア
(S)スアレス③-久保-今野-寺島
先発森下は初回の無死満塁を切り抜けると6回無失点で試合を作る。
打線は初回に松山の適時打で先制し5回裏に宇草の適時打で追加点も以降は拙攻。
リリーフ陣も無失点で3点差を守り抜き完封勝利を納める。
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先週久しぶりとなる7勝目を挙げた時と同じ対戦相手に臨む事となった森下暢仁。
初回に田中広輔のまずい守備と与四球などでいきなり無死満塁のピンチを背負う苦しい立ち上がりでしたが、なんとか切り抜けるとその後も凌いで何とか6回無失点に抑えてくれました。
被安打が4の一方で与えた四死球も4と今日は全体的に制球が纏まらず球数も多くなってしまった事からも正直、不本意な出来だったかと思いますがそれでもこれだけ試合を作れる投手はもはやこのチームには彼しかいないのですから素晴らしい活躍と言えるでしょう。
また、森下の後を受けたケムナ誠、塹江敦哉、ヘロニモ・フランスアも各々苦しい状況で僅差でのリードを守るという困難なミッションを見事に成功させてくれました。
正直、現状のカープでは3点差のリードなど無きに等しいものですから7回以降のリレーがこれだけ上手くいったのは極めて珍しい事。
まあ、次もこれが上手くいくとも思えませんが、今日のところはとにかく賛辞を惜しむべきではないでしょう。
一方、前回の森下登板時と同様にアルバート・スアレスに対峙した打線はやはり序盤から十分な援護点を与える事はできない不甲斐ない展開。
前回、試合中盤に起死回生の一発となったのが大盛穂のプロ初本塁打であった事は記憶に新しいですが、同じように試合中盤で決定的な働きを今度は宇草孔基がこれまたプロ入りとなる適時打で見せてくれました。
しかも、偶然ではありますが前回は失敗、今回は相手野選を誘うという違いはあるものの1塁、2塁で森下が犠打を試みた後という点も同じです。
宇草はこれに限らずプロ初出場初スタメンを果たした今週で、安打を放っていない試合は1日のみ。
同期入団の森下が期待通りなら彼の場合は期待以上と呼べるでしょう。
本当に素晴らしい若さの躍動を見せて貰えました。
もっとも、そんな若い力の活躍があっても田中広輔や鈴木誠也のような主軸が釣られて畳み掛けられないというのは前年であり歯がゆいですが…。