10回戦(8勝2敗)
勝利投手 床田8勝5敗
敗戦投手 石川1勝2敗
セーブ投手 栗林3勝2敗23セーブ
(C)秋山3号①
(S)-
打点
(C)小園①小園①秋山①
(S)長岡①村上①長岡①
投手
※数字は自責点
(C)床田③-ハーン-黒原-森浦-栗林
(S)石川④-ロドリゲス-石山-金久保
先発床田は初回に押し出しで先制点を許すなど不安定な立ち上がりで6回3失点。
打線は初回に小園の適時打などで逆転すると5回裏に秋山の本塁打で再逆転。
リリーフ陣が終盤のピンチを無失点で切り抜けて逃げ切り連敗を4で止める。
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首位から陥落したと思えば翌日には雨天ノーゲームだったのに一気に4位に転落と凄まじいい勢いで凋落していくカープは今日からスワローズとの3連戦。
相手も相手で6連敗中と低迷している事もあって何とかここで連敗と止めたいところでしたが…やはり大変重苦しい試合となってしまいました。
先発の床田寛樹は、ここまでQS率100%を記録はしているもののここ最近の試合では6回で降板が続き明らかに疲れが見えている様子でしたが、今日もいきなり押し出しで先制点を許す苦しい立ち上がり。
のみならず打線が珍しく直後に逆転に成功したにも関わらず逆転を許すという展開。
前々回の登板からですが、今季ハイレベルのパフォーマンスを見せて来ていた床田も顕著な疲れが見て取れるようです。
それでも以降は安定して6回を3失点と最低限の結果は残しました訳ですからまだまだ悪いなりに結果は残せてはいます。
逆に言えば打線のせいで圧倒的な投球を見せない限りは先発に勝ち星がつかないチーム状況にあってこういう内容でも勝利を得られたのは何よりかと思えます。
「4番目に突っ立っているだけの打者」こと小園海斗が何故か得点圏で活躍したうえに相手のミスにも助けられた打線は今日は珍しく序盤から4得点。
他チームの内野手と比してたいして活躍してないにも関わらず監督コーチ推薦で坂倉将吾と共にオールスターに選ばれたのは不可解としか言いようがありませんが、今日の小園はその過大評価に彼なりに応えたようです。
しかし、そこから一気に畳みかけるなどこのチームの打線には望むべくはありませんので床田が降板した終盤で注目されるのは島内颯太郎が登録抹消されたブルペンがどのような継投で逃げ切るかに尽きるでしょう。
7回表にテイラー・ハーンを起用して抑えた後にベンチが懸案の8回表に送り込んだのは黒原拓未でしたが、これは完全にベンチのミスです。
今季好調とはいえ先発登板時に2度危険球退場になっている事からも分かる通り黒原は大変プレッシャーに弱い投手。
そんな彼が接戦でのセットアッパーはどう考えても向いていませんし、ある程度イニングを消化できるスタミナを持つ彼の本来の天職はどう考えてもミドルリリーフでしょう。
とはいえ今のカープにはそれを上手くリカバー出来るだけの投手がブルペンに残っているのは幸いでした。
開幕から役割を固定していた投手が抜けてしまって再編を迫られているブルペンですが投入する投手のチョイスにベンチは気を使って欲しいものです。